クリスマスの季節 −526−

川口市立グリーンセンター 埼玉県川口市


 園児の団体が絶え間なく








折々の写真「埼玉県の公園」 
春の雪







  
優先席のシニア 

はじめて意識したのは
2001年5月に
牛久自然観察の森を訪れた折↓です

 今回は曇り空。
 三脚に望遠レンズで布陣、
 眺めを遮蔽する障壁の前で、
 たむろする中高年五、六人に出合ったときは一瞬絶句! 
 改めて「自然」を考えさせられました。
 珍しい野鳥や夜行性の小動物は、
 私の子時代も、滅多に見ることはできませんでした。
 全身に光を浴び、素肌で風を受けとめる折々の偶然に、
 見かけた昆虫や野鳥が「自然」だったのです。

 珍奇や稀有を愛でるのでしたら、
 機械仕掛けの模型を、組み込んでおけばよいのです。
 あるいは時間を浪費せず、
 博物館内で学習すればよいのです。
 野鳥が飛び交い、魚が群れる全景つまり環境は
 人の全身から遮蔽され、覗き穴から盗み見るのが自然なら、
 永久に昔の自然は戻りません。
 園内を巡って、件の障壁に戻った時も、
 完全装備の一団は低い声で雑談に夢中。
 覗き穴から眺めていたのは、大型の望遠レンズと、
 異様な雰囲気だけでした。

 ……折々の写真「茨城県の公園」
 ……新線建設


次に牛久自然観察の森を訪れた時は
覗き穴の脇に
専有を禁ずる旨の注意書きがありました

書く気持ちが固まったのは
今年(2006年)の四月に
新宿御苑を訪れてから

過日の「花之江の郷」でも
狭い遊歩道に三脚を設(しつら)え
屈(かが)みこんで草花の接写に夢中のシニア
女性でした
同行者は危うく
顎(あご)を三針縫った二の舞に
通れませんと声をかけ
我々がすり抜けた後も
閉鎖は解かれませんでした

新宿御苑では
満開の八重桜に向かって三脚三昧

今のカメラの性能は
ずば抜けていると思います
三脚なしでも
押せば鮮明に撮れてしまう画像は恐らく
昔の本職の佳作をも凌駕
その功は偏(ひとえ)に技術の進歩

硬いフードも
手提げに納まらない長いレンズも
顔に当たれば
怪我をさせても不思議はないです
三脚も専有も幼児や児童の邪魔です
山岳や森林田野と違い新宿御苑は
皆が集う公園なのです

今のシニア世代は
誰もが「戦後」を知っている筈
昔は駆けまわる自由がありました
草野球もザリガニ釣りも
タダで勝手に遊べました
今はどうなんだろう
土地を悉(ことごと)く囲い込み
片端から商売の種に変えてしまった張本人は
今のシニア世代ではなかろうか

優先して欲しいのです
シニア世代は幼児や児童を

子連れの親は
三脚を抱えたシニアより重い荷を背負っています
ではなぜ有料の緑地公園は
シニアではなく子連れの親に
軽減措置を講じないのだろう



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