筑波山と霞ヶ浦
関東平野は広いです。筑波山の山麓や霞ヶ浦
方面に出かける時、その印象が強まります。
同時に、採掘された山肌や、浚渫現場を目に
しますと、荒寥とした気分にさせられます。
雨引観音から見た筑波山方面

真壁と明野の町境から見た筑波山

麻生町から眺めた霞ヶ浦

折々の写真でご紹介する地域は、最近開かれ
た施設を除けば、子が幼い頃、家族と一緒に
訪れた場所がほとんどです。今でも四季折々
立ち寄っている公園があり、珈琲とお菓子が
目当てで、出かける美術館も含んでいます。
千葉県、茨城県、栃木県の、都心から一般道
百キロ圏は地図さえあれば、脇道でも裏道で
も抜けられる勘があり渋滞知らずです。ただ
ごく稀に、道幅が車幅より狭くなったり、道
路が小川の土手に変わった経験もあります。
都内へは土曜は避け、日曜や祝日の朝、台東
区、千代田区、中央区の、また渋谷区、豊島
区、世田谷区の、美術館や博物館に出かけて
います。開館前に到着、お昼前に帰ります。
川崎の美術館を除き、車で神奈川県へ出かけ
ることはありません。都内を越えると考えた
だけで、渋滞の幻想に潰されてしまいます。
埼玉県へは、千葉県から遠からずの数箇所に
行き来していますが、平日も土曜も日曜も、
直線の行程をS字状やコの字状にくねってや
っとたどり着ける始末ですから、行楽案内書
の埼玉県版は、見るのをあきらめています。
群馬県は南東部へ、茨城県と栃木県を抜けて
出かけることがあります。しかし那須高原の
美術館は日帰りで訪れても、群馬県の大半は
静岡県や山梨県同様、公園巡りではなく、鉄
道を利用した旅行の候補地になっています。
公園巡りでは高速道路を使いません。都心か
ら五十キロ圏百キロ圏の休日の朝は、地方道
や県道が予想以上に流れています。渋滞知ら
ずで目的地に着けますと、高速道路の通行料
金は高すぎました。車窓の景色も退屈です。
感性と日常の行動範囲は、視野と毎週末の距
離は、密接に絡み合っています。規模の優雅
さを、広がりの自由を、都心の斬新な仮想緑
地や、都会の洗練された構築物に譲る気持ち
はありません。皆さんの日常の公園や最寄り
の美術館は、何キロ圏まで達していますか?
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