牛久自然観察の森
牛久市結束町

今回は曇り空。三脚に望遠レンズで布陣、眺
めを遮蔽する障壁の前で、たむろする中高年
五、六人に出合ったときは一瞬絶句! 改め
て「自然」を考えさせれました。珍しい野鳥
や夜行性の小動物は、私の子時代も、滅多に
見ることはできませんでした。全身に光を浴
び、素肌で風を受けとめる折々の偶然に、見
かけた昆虫や野鳥が「自然」だったのです。

珍奇や稀有を愛でるのでしたら、機械仕掛け
の模型を、組み込んでおけばよいのです。あ
るいは時間を浪費せず、博物館内で学習すれ
ばよいのです。野鳥が飛び交い、魚が群れる
全景つまり環境は人の全身から遮蔽され、覗
き穴から盗み見るのが自然なら、永久に昔の
自然は戻りません。園内を巡って、件の障壁
に戻った時も、完全装備の一団は低い声で雑
談に夢中。覗き穴から眺めていたのは、大型
の望遠レンズと、異様な雰囲気だけでした。






スイレン科のコウホネ(河骨)






高崎自然の森
稲敷郡茎崎町高崎

今回の二個所の自然は、直線で六、七キロし
か離れていませんが、標識、設備、建物、管
理員、自然の意味合いで、明らかに違いが認
められます。こちらは栗林と送電線の鉄塔と
芝生と芥子の花畑と寂しさが同居。地図を頼
りに着いた時は(土曜の十時)人影がなく不
安に駆られ、先に一人で園内を調べ、狭い水
場で、朽ちた渡り板を補修していた作業員を
認め、ようやく散歩する気分になれました。







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