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20年・年間号

 

今年1年のご愛顧に感謝して

『平成20年度活動報告』

食べた物は間違いなく自分の体になります。食事は自分への直接投資です。
そう考えれば、本当に安全な食品を買う・食べることをもう少し真剣に考え、
作り手にもう少し敬意とお金を払っても良い時期が来ているのではないでしょうか。
ポリシーを持って食に関わる人達の熱き思いを一年間伺い研鑽してきました。

 

1/12  山形大学 江頭宏昌准教授の講演。
     山形県は、在来作物研究会にて作物や地域食文化の存在と意義を見つめ直し、
     地域文化の再発掘・安心安全な食生活の提言や地域資源を活かして食品関連
     産業が活性化していると伝えていました。

1/27  医療法人康成会(星和台クリニック等)が主催して、人工透析患者やその家族の
     為の食事療法講習会を実施。『医食同源』の語源は『薬食同源』。食事治療の専
     門家『食医』(管理栄養士)が心身の為に食事療法の大切さを提唱。

2/23  和歌山信愛女子短期大学准教授 藤澤祥子先生の講演。
     『台所は子供の食育の場』・『美味しいのもを家族で作って楽しく食べよう』・『伝え
     ていきたい家庭の味』・『家庭の食卓はその家の食文化』・『地域の豊かな食文化
     を守り伝えよう』・『高価なものより栄養価の高い旬の食材を使って食育を始めよ
     う』と講演されていました。

2〜3月 お米マイスターによる、心を耕す食育出前授業『お届けごはんパワー教室』を実施。
     食事はバランス良く食べると元気に活動出来ます。体験学習は人間力を育て、自
     尊感情を持たせ、ものを大切にする心を育てています。『早寝。早起き・朝ごはん』
     で、朝食に『ご飯』を食べ、元気に登校する子供たちが増えています。

3/21  青森県『森のイスキヤ』主宰 佐藤初女さんの講演。
     体験ほど貴重なものはない。今は、親と子の絆が希薄になっているので、何かを
     一緒にする事が大事。特別な事ではなく、家の中の家事で充分。お母さんが作る
     『おむすび』が美味しく感じるのは心がこもっているからです。
     生命の大切さや心に残る体験談は身に沁みました。

4/16  『がんばらないけど あきらめない』著者 長野県諏訪中央病院 鎌田實先生。
     最後まで投げ出さない医療を実践。無謀な事や、利益優先の治療をするので
     はなく、その人がその人らしく生きれるように、そっと寄り添うような医療を躬
     行している。日本で最初のデイサービスセンターを作った。

4/20  『キューバ式有機農業』を一年余り実習体験された酒井さとえさん。
     成り行き任せの日本農業は、環境に無理な負荷をかけている。昔の人のよう
     に物を吟味して買う、使い切る、賢く捨てる等、始末をしながらつつましい農業
     をすれば、昔より機械化が進んだ日本農業は、『ゆとり農業』が出来ると提唱。

5/8   和歌山県立医大 生涯研修会参加。
     メタボリックシンドロームで問題になる内臓脂肪は、蓄積しやすく減りやすい。
     食事の改善と運動で、『体重を1kg減らすと糖尿病の発症リスクが16%減
     る』・『へそ周り1cm減らすと体脂肪1kg減る』。糖尿病は治らないと言われ
     ているが生活習慣の改善で進行を止められる。

5/18  和歌山県有田川町蘭島(あらぎじま)で田植え体験。
     見渡す限りの棚田で、生き物が豊富な田んぼが安心な米作りにつながって
     いる事を体験出来ました。しみず町の人情と土に触れる体験で、農業者と消
     費者の共同を広げ、地域農業の活性化を目指している事を学びました。

6/15  お米マイスター研修会。(東京都弘済会館)
     西部文理大学講師 永山久夫氏は、現在国内で寝たきり老人が520万人。65才
     で10%の人が介護保険のお世話になっている。健康でボケない人生を送るには
     日本の不老長寿の食材(黒胡麻・大豆・魚・大根・人参・お茶)を食べ、くよくよする
     なと、熱演。

7/6   お米マイスター研修会。(AP大阪)
     リンナイ炊飯器尾上正幸氏が『食べる人の笑顔が見える 美味しいご飯を炊くコツ』
     を講演。一つの炊飯器を開発するのに、約2000回もの炊飯テストと食味試験を
     くり返す。ガスの強火が、ふっくら艶のある『かまど炊き』の美味しいご飯を産む。
     冷めても美味しいので、お弁当にもピッタリ。と、教わりました。

7/16  和歌山県食品表示推進者育成講習会。
     真のトレーサビリティーとは、書類を整備するだけではなく安全を証明する書類が
     真実であるか否かまで踏み込んで検証しなければならない。安全が保証される生
     産の仕組みとなっているかどうか確認する事が、重要であると学びました。

8/4   坂本廣子先生『食育』講座。
     自分で食べる物を自分で作り上げるという体験を通じて『自分で出来た』という自己
     達成感を高める事で、自分に自信を持ち自分を大切に思う気持ちが育つ。
     子供にエプロンをさせ包丁を持たせて台所で料理をさせよう。
     子供のやる気を大切に育てよう。

8/7   関西空港検疫所食品衛生専門官・岩井雄二氏の輸入食品の安全確保の講演。
     輸入食品の内5%が検査を経て輸入されるが、残りは書類審査のみで輸入される。
     食の安全を国や人をあてにしてはいけません。中国産冷凍ギョーザは学校給食で
     使われていた。気概薄弱で事なかれ主義の皆さん、考えて下さい!

8/23  かなてより、皆様のご理解ご協力で収集しておりました『使用
     済み切手』30818枚を日本キリスト教海外医療協力会に送
     りました。この切手は、収集家により換金され、飢えと病気で
     苦しむ子供たちを救う事が出来ます。戦車の向こうで子供
     たちが助けを求めています。不幸が特定の人々に偏らない
     社会実現にご支援を。

9/11  和歌山県立医大 金澤信雄先生 講演。
     アレルギーやアトピーの最新治療法として『プロトピック』でか
     ゆみの軽減化を提唱。水や住まいの生活を見直し悪い物は
     減らす努力をしよう。特別な物を食べるのではなく食事環境
     を正して、ストレスを解消していく姿勢が養生となる。

10月  農林水産省・次世代米消費育成事業として、五ツ星お米マイ
     スターの食育出前授業。
     食の楽しさ大切さや朝ごはんの大切さ、食事バランス・食料自
     給率等様々な視点からお米の素晴らしさについて体験学習。
     米作りを体験し食材を慈しむ心が学校ぐるみで
     育っているとテレビ和歌山等が取材にきてくれました。

10/25 『米と疾病予防国際シンポジウム』公開講座 参加。
     『米の持つ防衛力が人間を救ってくれる』・『体と自然の事を考
     えた新しいお米』等が発表されました。メタボ対策に主食は胚
     芽米、おかずは魚100g・豆類100g野菜400gの食事療法が良い。
     『米利き大会』では食の楽しさや大切さを味わいました。

11/9  『糖尿病は怖い』市民公開講座。
     現在も急激に増え続けている糖尿病患者に対して、その専門
     医が足りません。だから、自分の体は自分で守らなければなり
     ません。『お金も大事ですが一番大事なのは自分の健康です』・
     『1度きりの人生、後で恥じない生き方を』・『死に様は生き様』・
     『吾唯足知』と、養生訓。

 

あとがき
      今年は食の現場で悪い事件が多発しました。その原因は経営者の良心の欠如にあります。
      利益を追い求める事だけが商いではありません。食材を慈しんで使い、自ら納得するまで
      ゆっくり吟味してお客様に喜んでもらう。その事が滋味と地味を産み出す事になります。
      流通に携わる商人として、自然体で人により良く関わる そんな徳と感性を何時も持ち合わ
      せたいと学習しています。