
平成23年度活動報告
主食を扱う流通業者の責務として、「安全・安心」をテーマにして研鑚し
てきました。次にその一部を抜粋して報告します。
1/14
和歌山県環境部主催『食の安全シンポジウム』。
消費者が真に知りたいと思い、また求めているのは 表示ラベルの
裏側にある『一体、どのようにして育てられたのか?』 という具体的
な事実です。情報を正しく記録して公表することは生産者の義務です。
2/16和歌山県農協連・米穀課より仕入れている米屋さんのグループ
「みずほ会」勉強会。『日本精米工業会による平成22年産米の炊飯
方法研修会』 記録的な猛暑で 米の一部が白く濁った「白未熟米」
が多発しました。 これは、お米が古くなったものだと間違われますが
お米の古い・新しい に関係ありません。また保存方法とも関係あり
ません。なお、「白未熟米」があまりにも多いと食味は悪くなりますが
「白未熟米」が体に悪い物質を含んでいるということではなく、食べて
も害にはなりません。
「お米の炊飯方法のヒント」 お米を洗って「ザル上げ」すると砕米
が発生しやすいから止めよう! ガス釜は電機釜と比べると火力が
強いので、固めのシャキットしたご飯が出来ます。軟水で炊飯すると
上手いご飯が出来ます。 美味しい物を作って、楽しくお上がり下さい。
3/3 「TPP(環太平洋連携協定) 交渉参加反対」署名運動。上記
のTPP参加反対署名運動に、ご理解ご協力をお願いしたところ一週
間の間に528人の皆様から賛同を得ました。自然の恵に感謝し美し
い農山魚村を守り 人々が支えあい 心豊かに暮らし続け 日本人
として品格ある国家を作って行くためにも TPP交渉に安易に参加
しないよう 強く要望します。
4/9和歌山大学土曜講座「食と農の再生を考える」 3月11日壊滅
的な被害を与える自然災害が実際におきた。原発事故も発生した。
国が危機に瀕したときに、国を支えるのは最終的にはその国の人で
はないか!? 逆に言えば、作る人と 食べる人が支えあうことが出
来なければ 「食糧自給率」高める意味すらありません。今、必要な
のは自立と自律です。
5/3「長野県佐久浅間農協・遠山農園」訪問主食のお米は「安全・
安心・良い味・適正な価格」であることに加えて、販売する者が生産
者の気持ちを理解することが重要です。その商品を愛し、消費者に
伝えていくことが大切です。これからも農家との交流会現地研鑚は
続きます。
5/7和歌山大学土曜講座「参加・協働の森づくり」東日本の大震災
の真っ只中、両陛下を迎えて全国植樹祭が「木の国恵みの森を創
ろう」 をテーマにして和歌山県で開催。今年は国連が定めた国際
森林年です。大震災の復興も視野に入れて林業の知識を深めてい
きたい。和歌山県では「人と林業を育てる 有機社会」育ってい
ます。
6/4和歌山大学土曜講座 「食文化が地域を創る」紀州に伝わる
「さんま寿司」お正月を飾るご馳走でした。紀州沖を回遊する頃の
サンマには脂がのっていない。サンマを塩漬け、食べるときには
塩を抜き、酢につけこみ、寿司飯の上に乗せて食べるのは紀州
人のこだわりです。
6/18和歌山市四箇郷公民館・婦人会主催「環境について考えよう」
勉強会。これを買う事で 利益を得るのは誰か? これを買う事で苦
しむのは誰か?私はこれを必要としているか? を考えると、私たち
の国は、残念だけど何か大切な処で 道を間違えたようです。
6/26和歌山県農協連・米穀課より仕入れている米屋さんのグループ
「みずほ会」勉強会。人がしない事、人がする前にする事を「工夫する」
という。そのために、少し後方からものを見よう「俯瞰(ふかん)の目線
です。「見通・見直す・見切る」ことが工夫につながります。
7/3和歌山大学・土曜講座 「氾濫する食情報に振り回されない為に」
○々さえ食べておけば、という考えは危険です。体験談はあくまで参考
にしよう。食品に過度な期待をしない。表示から正しい情報を読み取ろ
う。人にとって都合の良いものはない! 本当に怖いのは・・・食中毒です。
7/10『五ツ星お米マイスター』勉強会。
「米・先物上場」が8月8日から始まります。関西では北陸産のコシヒカリ
に仮価格が提示されてスタートします。これにより 米価格が安定するよ
うになれば 大阪に受け継がれてきました「先物文化」が脚光あびるに
違いありません。
7/11北海道「JAきたそらち農協・北竜支所」訪問。北竜町の有機農業
は、特定の規格基準に基づく特殊農法ではありません。農業の本来の
あり方を取り戻そうとする総合的な取組みです。佐藤稔ひまわりライス
生産組合長の稲に触れる時の優しい手、輝く瞳、米に向き合う真剣な
姿を目のあたりにして 心がうたれました。
8/5和歌山県立医大公開講座 「病気の原因という考え方」 看護と
言う仕事は 人の仕事の中でおそらく窮極的な仕事であると思います。
看護士の働きを、あらゆる人の営みの中で、最高のものといえます。
したがって職業としての看護に 心から敬意を表します。
8/6和歌山大学・土曜講座 「農村の女性起業・農業から職業へ」過疎
・高齢化の農村で、柚子しかない和歌山県古座川町平井地区ですが
農家の主婦の手によって村おこしが成功しています。地域内で再投資
がなされています。地域内循環型で持続可能な村つくりは「もったいな
い」というポリシーから生れました。村おこしの原点は人作りつくりからという。
8/22 「使用済古切手を集めて飢えと、病気で苦しむ子供達を救う」
運動にご理解と御協力をお願いしましたところ これまでに8,547の
ご寄進いただきました。この使用済古切手は日本キリスト教海外医療
協力会に送りました。 現在、古切手が足りない状態なので大変助か
りました。今後とも、皆様の温かいご理解とご協力をお願い申し上げます。
9/4和歌山県腎友会主催「慢性腎臓病予防啓発講演会」 成人の8人
に1人が慢性腎臓病です。和歌山県の糖尿病患者数は日本一です。
腎臓病の進行にブレーキをかけ、人工透析の導入時期を少しでも遅ら
せるには、定期的に健康診断を受けて 早期治療が得策です。慢性腎
臓病を予防するためには腎不全についてよく勉強する必要があります。
人工透析患者さんから 体験談を聞くのも一つの方法です。体験して
みないと分からないことがありますから 実際に役立つ予防方法につ
いて腎不全、人工透析患者さんからよく学ぶ事が大切です。
自分の腎臓は自分で守りましょう。
9/26「放射線防護食」講演会。 一日350gの野菜と、200gの果物
を食べ続けるとガンの予防、認知症の予防、脳卒中の予防が期待で
きます。緑黄野菜・穀類などに含まれる「葉酸(ビタミンM)」に効果が
あります。健康な赤ちゃんを希望するお母さんにも効果があります。
10/3五ツ星お米マイスター食育出前授業。和歌山市立有功小学校。
JAわかやまが案画する「米作り体験農園」で五年生62名が春に田植
えして育った稲を感謝を込めて稲刈りしました。米作りを体験して、生
き物の循環を観察して、ものを大切にする心が育っています。子供の
心をはぐくむのは水田です。
10/9広島県庄原市東城町・藤本農園訪問。自分の経営にあった栽培
技術で、水のきれいな山間地で作ったお米をもっと多くの人にアピール
していきたいと家族ぐるみで合鴨農法に取組んでいます。「安全・安心・
正直」の人柄が人をひきつけています。
10/24と11/10.。五ツ星お米マイスター食育出前授業。和歌山市立
有功小学校。精米時に発生する米糠は、人や環境にやさしい大切な
資源となります。上手に利用すれば、生活習慣病の予防など健康増進
に役立つ事がわかってきました。皆さんの身の回りにも大切な資源が
あるかも知れません。捜してみましょう・・。「ごパン」や「ごはんせんべ
い」 の試食は、日本の食文化を体験することになりました。お米が
どのよう に作られているのか? ご飯食の素晴らしさや、大切さを
お米の専門 家として、将来を担う子供達に伝えました。子供達も、
奥深いお米の世界にビックリ!
11/21
「食の安全シンポジウム・放射性物質の食と健康への影響について」
心配なのは汚染が懸念される米が他県に廻り別産地となって流出す
ることです。怪しげな米には手を出さない細心の注意が必要です。
国や人をあてにしてはいけません。安全はただではありません。
あとがき
東日本大震災で尊い命を奪われた全ての方々のご冥福を心から祈念
します。これ以上、大切な人を失う悲しみ、故郷を奪われる苦しみを広
げない為に、生きとし生ける全ての命の為に、現実から目をそむけず、
なすべきことをやり遂げる真の強さを自分に課すことをここに誓います。 合掌