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11月号

お届け!ごはんパワー教室
平成21年度農林水産省次世代米消費育成事業
     『お米マイスターの食育出前授業』
 

『ごはんパワー教室』とは、小学5・6年生を対象とした出前授業
の事です。日米連に要請のあった学校へお米の専門家『五ツ星
お米マイスター』が訪問し、お米の大切さや朝ごはんの大切さ、
食事バランス、食料自給率などについて様々な視点から、お米
の素晴らしさを伝えます。

昨年は全国で約1000回実施し、43000名の児童が授業を受
けました。平成17年に食育基本法が制定された事により、農林
水産省が始めた『にっぽん食育推進事業』。それを受けて一昨年
から始まった『お届け!ごはんパワー教室』は、お陰様で好評を
博し、地元和歌山でも21回実施し、435名の児童が授業を受け
ました。

心も豊作 稲刈り体験
和歌山で最初に学童農園・農業体験を始めた小学校で、今秋も
ノコギリ鎌を使って稲刈りをするというので、行ってきました。子供
達に土の教育の必要性を感じる感じる保護者は少なくありません
が、忙しい学校で、そうした取組みが可能なのだろうかと思いまし
たが心配は無用となりました。

食育と言えば思いつくのは稲作体験。
だが無理にされるのは『苦役』と校長先生は言い切る。子供達に
『知りたい』・『やってみたい』と言わせる事が学びを深めると言う。
子供による問題発見の過程を想定し、助言や場面設定を準備す
る。いわば、先生は出合いを仕組む演出家になるのだという。

そこから、躾や知識教育とは違う学びの在り方が見えてきます。
この農業体験学習は、上から『○○を食べなさい』と食育する事で
も単に国産信者を作る事でもありません。誰もが避けて通れない
『食』を介して豊かなものの見方を育てる事にあります。
学校が何もかも背負い込む現在の教育の在り方には無理があり
ます。『なぜ?』は僕らのエネルギーだ。それを邪魔してはいけな
いと言う。今日の教育に最も欠けているのは、体験により額に汗
して働く労働、土の教育ではないかと考えさせられました。

学校の魅力つくる
次代を担う子供たちに農業を知ってもらう為の学童農園・農業体
験学習が、最近脚光を浴びています。農林水産省が『次世代米
消費育成』の一つとして本格的に取組み始めました。この背景は、
生命の尊さや思いやりの気持ちを、いかに育成するかが大きな
課題となっているからです。この為、食育を実施する事で自ら学
び考える『生きる力』を育成する事を目的に体験農業が始まりま
した。農作物を作り育てる苦労と喜び。生命の大切さを知り、生
きる力を身につけるうえで大変重要な事です。

昨年の学校現場からの報告でも、学童農園は種子から収穫まで
の生命力が観察でき、それを食べる喜びや感動があります。植物
に昆虫が寄ってくるのを見る事で植物と動物の共生や土・水・空気
の循環など、自然の不思議や命の尊さを理解できるという。

さらに、学童農園・農業体験学習は学校にも変革をもたらしていま
す。これまで、学校と地域のつながりは弱かったが、農家が先生と
なって教える事で『開かれた学校』への効果も現れています。
この様に、農業・学校教育の両面からも、意義有る事業であるだけ
に、行政からも拡大を目指して取組む必要があります。

田の神様 どうか来年も
田植えしてピンと張りつめた水面に青空と雲が映り込む。その空と
雲を育ちゆく苗が緑色に埋めていく過程にもワクワクさせられた。
やがて稲穂はこうべを垂れ、刈り取られ、稲架にかけて干され、片
づけられました。
『田の神様』は毎年、稲作が始まる春に山から下りてきて、秋の収
穫が無事に終わるとまた山に戻るという。どうか、来年も日本中の
山々におわす田の神様が忘れずに全ての田んぼにおりてきてくれ
ます様に。そうして、できる事なら行きと帰りに、学童農園をちょっと
だけ余分に祝福してくれます様に。。。

〜お米マイスターの取組み〜
○小学校で出前授業『お届け!ごはんパワー教室』を実施。
  農林水産省の助成を受け、依頼があった小学校に出向いて、特別
  授業を行います。『ごはん』の素晴らしさや大切さなどを、お米の専
  門家として将来を担う子供たちに伝えています。子供たちも、奥深
  いお米の世界にビックリです。授業を受けた子供たちには、『ジュニ
  アお米マイスター』として『認定証』と『認定バッジ』が送られます。
○ごはんにまつわる情報発信
  お米の産地情報、旬の食材、ごはん献立レシピ、アイデア弁当など
  食と健康に関する情報を伝えています。
○ブレンド技能グランプリ
  お米の美味しさを引出す為のブレンド技術向上の為、コンテストを
  開催しています。全国のお米マイスターが料理に合うブレンド米や、
  ニーズに応じたブレンド米の技能を競い合います。
○生産者との交流会
  全国の優良銘柄米生産者との交流会では、生産者の産地情報と、
  お米マイスターが持ち寄るお客様の意見などを情報交換し、より
  良いお米作りについて話し合い、勉強しています。
○お米マイスター全国ネットワーク会議
  お米の専門家としてのレベルアップを目指し、お米・ごはん・商品
  作り・サービスなどの専門的な最新情報を得る為に、定期的に勉
  強会を実施しています。