0323 深夜の海鳥  
暗闇の空と 
暗闇の海の
真ん中で揺られている
 
僕の前に道は無く 
僕の後にも道は出来ない 
ここに僕がいる事さえ 誰も知らない夜
 
泳ぐ意味も
潜る理由も
飛び立つ原動力も
失ってしまったような
元々そんなもの
持っていなかったような
 
せめて雨が降ってくれれば
せめて風が吹いてくれれば
せめて波が荒れてくれれば
生きる事に集中できるのに
 
穏やかな夜に
真っ黒な空と
真っ黒な海の
真ん中で 揺られている
 


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