現在地を確認せよ


まさか、まさかの田村−美濃輪戦でした。 試合が終わった後も、にわかには現実とは認められなかった。   ここからの半年は夢みたいに幸せだったなぁ・・・・・
   


DEEPに行って来ました。
本当にここ数年無かった、いい興行でした。
これでペイするのか、しないのか僕にはわからないけれど、
この興行をもって、総合格闘技の未来があるとか無いとか語るべき興行では無いのだと、僕は思いました。
もしかしたら「UWFやリングスの未来形」という表現も、正確ではないのかもしれない。
そう思いました。
 
これは「現在地」です。
考え得る最善のカードを用意して、その結果有明コロシアムに集まった、何千人かの人々。
これが、現在あのカードを金を払って見たいと思う人々のかなり正確な「実数」であり、
それは
UWFやリングスが築き上げてきた事の最終結果と見れば敗北かもしれないけれど、
あの会場で感じた確かな「熱」と手応えを思えば、
ここから反攻を始める為の
豊かで確かな地盤とも言えるんじゃないかと、僕はそう思います。
 
「マスに届かせるには、一見の客を満足させるには「ダイナマイト」のようにやるしかないのか」
 
何回も繰りかえされた議論。
でも、それは多分問題の立て方が誤っているのだと、僕は最近思うようになりました。
 
「じゃぁ修斗のように、わかる人だけの小さなサークルで自足するのか」
 
たぶんこの二元論からどこまで遠くにいけるかが、これからの闘いなんだと思います。
 
オルタナティブ。もう一つの選択肢。それが格闘技に僕が望む物なんです。
メインストリームである事は、ゴールでは無いんだという事を思い出すべきなんです。
こっちから大衆に媚びを売っていくほど、
格闘技は安っぽい物だったのかって感じるんですよ、最近。
 
 
そもそもメインイベントの入場を思い起こせばわかるってもんです。
美濃輪は変な紅白の装束で、田村はTシャツを腰で結んでいるんですよ(笑)
んなもんが、いきなりマスに届いたら、その方が奇跡ですわ。
 
でも、いいでしょ。届かなくて。
むしろ「バカだなオメーラ。こんなスゴイもの知らなくて」って嘘ぶいてる方が健康だと思います。
 
さらに逆に言えば、
たぶんあの会場で初めて格闘技を見た人であっても
三島やヤノタクの異様な存在感や、上山のひたむきさや、
あのメインイベントが持っていた熱には、何かひっかかりを感じるんだと、思うのですよ。
 
それは
10人のうち2,3人ってレベルかもしれないけれど、
でも、そうやっていくしかないんだと思うんすよ。
門は閉ざさないけど、迎えに行くほど親切になるこたぁないっつーか。
 
本当に好きな人以上に、バブルな客を入れようとするから訳がわかんなくなるんです。
昨日の実数としての格闘技ファンに、地道に上積みをしていく努力。
必要な物はそれだけです。
 
 
(僕は最近「ブレイク」っていう言葉も嫌いです。あれも得体の知れないトリックのひとつのように思う)
 
 
ルールの整備はもちろん必要だと思います。
具体的にはメインを含む、勝敗の行方だけで引っ張れるカードだけをVTにして、
 それ以外はKOKやジャケットマッチなんかの、
それぞれの選手の特性に合わせてカスタマイズされたルールで良いのだと思います。
 
でも、何よりも
今のディープが持つ、はぐれ者達の梁山泊のような雰囲気。
これを何よりも大事にした方がいいと思います。
 
三島のあの異様な強さと、延々と続くパフォーマンス。
天然とか悪意とかを越えて放っていた、何か異様な生々しさ。
初期のヒロトのような、アンバランスな美しさと危うさ。
あれを受け止められる場であってほしいと思うのです。
 
なんか収拾つかなくなってますが・・・・
 
たぶん次の大会は、
ムエタイ対抗戦よりも、
坂田や長南や上山や、出来ることならば三島なんかが
思い切り暴れたり、拮抗したりする事ができる大会としてプロデュースするべきだと、僕は思います。
 
特に坂田はディープの今後の鍵を握るような気がします。
 
 
 
 

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