過ぎ去らないもの 〜2005年 前田日明復帰によせて〜


前田日明復帰。
ただ単純に、その事をまず喜ぼうと思う。
職場のテレビで宇野なんかの肩を抱いて笑う前田の姿を見た。
なんていうか、にわかには信じられない感じがした。
でも物事は動き始めているようだ。それも信じられないスピードで。
 
 
前田という存在が持つインパクト、そして破壊力。そして圧倒的な信頼感。
それは「自分の道を貫く事」の力だ。
週刊プロレスが、紙のプロレスが、アントニオ猪木が、高田延彦が、失ったものだ。
今の時代が無意識に求めていて、
しかし小説や漫画が描く物語にしか存在しないものだ。
 
 
自分を曲げないものは、決して負けない。たとえ挫けたとしても、敗れ去ることはない。
その単純な事実を証明する事が、果てしなく困難な時代に、
前田日明が帰ってきたのだ。相変わらずの無防備な姿で。
何人かの志のある人のサポートに支えられて。
それが希望でなくて、何だ。
 
 
人間の可能性をなめるな。
前田の言葉を思い出す。
 
 
グローバルスタンダードとか
そんな顔をして安心していた人々は、ビジネス的に怯えればいいのだ。
おそらく自分達の敗北の意味すら、彼らにはわからないだろう。
 
これから勝負が始まるんじゃない。
 
前田が帰ってきた。
その事実だけで、前田はもう半分以上勝っている。
 
 
僕らは間違っていなかった、と
僕には言う権利がある。

 BACK TOP