2003年の五月に茅場町で行った7人展の為に書いた詩です。
書道家の人が、和紙に書いてくれました。
 
自分の詩を誰かが書くというのは、初めての経験でしたが
なかなかに不思議な体験でした。
 

     戦争
 
3月 戦争が始まったと言う
それは本当か
戦争は いつ始まったのか
戦争は前から 始まっていたんじゃないのか
戦争はずっと 続いていたんじゃないのか
 
 
 
4月 戦争がもうすぐ終わると言う
それは本当か
戦争は終わらない
戦争はどこかで 着々と何かを準備している
 
 
 

   川
 
あの曲がりくねった川の名前を知っている
そのほとりで5千年前から人間が暮らしてきた事を知っている
たくさんの争いが繰り返されてきた事を知っている
歴史の教科書で読んだ 
14歳くらいの頃
 
 
 
あの曲がりくねった川は 
戦争が始まろうと終わろうと
何事も無かったように流れるだろうけど
あの川の流れを見ていても 
そのほとりで繰り返されてきた歴史を思っても
救いなんて無い
 
 
 
愚かな人間が
作り上げたものを台無しにする
もう一度作り上げて
また台無しにする
繰り返し 繰り返し 台無しにする
だけど
そんな風に俯瞰する事の方が 罪深い気がするのはなぜ?
 
 
 
あの曲がりくねった川のほとりで
5月になったら 5月の花が咲く
6月になったら
6月の果実が実る
 
もう一度 やってみろよ
 

 
       替え玉  (出展せず)
 
イラクには 
フセインの替え玉がたくさんいる
とても良く似ているから どれが本物か誰にもわからない
たとえ本人が死んでも 大して困らない
 
 
 
アメリカには 
ブッシュの替え玉がたくさんいる
とても良く似ているから どれが本物か誰にもわからない
たとえ本人が死んでも 大して困らない
 
 
 
この国には 
あなたの替え玉がたくさんいる
とても良く似ているから どれが本物か誰にもわからない
たとえ本人が死んだとしても 誰も大して困らない
  
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