入場口でエンセン井上を見る。どう見ても「首」と呼ばれる部分の存在しない恐るべき肉体。
意味もなく謝りたくなる。
さらにチケットで入場するターザン山本も目撃。うん。いいことですね。
異様に目つきの悪い高瀬大樹もいた。
会場前で職場の後輩(杉作J太郎似)とアニマル浜口道場に通う山本君(田村似)と合流。
ドキドキしながら会場に入る。
なんでドキドキしてるかというと、例によって客入りが不安だったりしたのだ(笑)
いや、かなり強く心配していたんですけど、
なんか3割、4割とか書いていた人もいたけれど、
僕が見るところ、6割は入ったんじゃないかなーという気がします。(ダメ?)。
アリーナの椅子の並べ方も普通だったし・・・。
SBの緒方選手以外、さしたる目玉も無い大会としては上出来だったように思います。
(なんだか言い訳くさい書き方になってしまうのは何故?)
6時をいつものように10分くらい押して、いきなりユニバーサルバウトが始まる。
開会式の前にアマの試合を行う、この演出は結構気持ちよかった。
ルールも2ダウン、ノーエスケープという「それを本戦に適用してほしい」と
ほぼ全員の客が思ってるだろうルール。
第1試合は JTCのMVPの磯野選手とU−FILEの松田選手。
浜口道場の山本君は、その磯野選手にJTCの2回戦で闘った選手なので、
色々解説してもらいながら見る。
それによると、「磯野選手は体全体の力が強いが極めは結構力任せだった」との事。
なるほど。
試合は終始ポジションを制すも極めきれなかった磯野の判定勝ち。
第2試合は横井<リングスの未来を頼むぞ>宏孝とPODの折橋謙選手。
最初からドカドカと打撃で突っ込む横井が頼もしい。
ノックアウトで横井の勝利。かなり盛り上がる。
横井にはこの路線で総合のヘビー級日本人選手を片っ端から倒してほしい。
「ユニバーサル男」というネーミングがそのうち付くでしょう。
んで仕切りなおして本戦の開始。
この時点で、かなりお腹いっぱいな感じなので、心の余裕を持って見てられる。
金原の10周年記念試合の相手がまたしても無名(の強豪?)だったりしても
「ああリングスらしいなぁ」と優しい気持ちで見守る。
第3試合。トンコフとハスデル。なんか民話のタイトルのようだ。
世界選手権5位の肩書きと共にやってきたトンコフ。
序盤に払い腰をムリヤリかけた以外は特筆すべきところなし。
これもリングス伝統のパターンだ。(余裕がある)
試合はトンコフがハスデルの打撃にふらついたところに、真空飛び膝蹴りが炸裂のKO。
っていうかハスデルのKOなんて、初めて見たような気がする。
「引退」の覚悟もあったのか、はしゃぎまくるハスデル!!
レフリーの和田さんも思わずハスデルを肩車!!
と思ったら
同じような体型のセコンドでした。
第4試合。ヘイズマンとコバ。なんだか友達のあだ名のようだ。コバ。
ヘイズマンのローがビシビシ決まる。
対してタックルは出来ても、それ以降がないコバ。
っていうかザザ、アキレスくらいは教えておけよー。
ヘイズマンの打撃で幻のダウンも多数あった気がするが、塩崎さんはなかなかダウンを取らない。
「塩崎さんは8月のシム−アローナ戦がトラウマになって、ダウンを取るのが怖いに違いない」
と勝手な理解をする。
がんばれ塩崎さん!!
試合は判定でヘイズマン。
第5試合。
SBの緒方選手とリングスのアメリカ大会にも出ていたカーティス・ブリガム選手。
入場時に緒方選手に白いテープが飛ぶ。
おおおお。女子プロレスのようだ。
そしてSBの客も結構呼び込めていた事に、主催者に成り代わってホッとする。
ありがとー!!
これにはリングスもお礼にアターエフあたりを派遣して、
恩を仇で返しても良いのではないかと邪悪な事を考える。
いや本当に
ブライアン・ロアニューとか、あそこらへんならいい感じじゃないかなぁ。
この交流は大切にしてほしいっす。
で
試合はプチヒクソンのような胴タックルからスリーパーで
緒方何も出来ずに敗れる。
うーん。打撃を見たかった。
また来てください!!
休憩をはさんで第6試合。
ヒョードルと柳澤。
この前のホフマン戦での真摯な姿勢から、ちょっと柳澤に対する見方が変わってきた私。
結構、膠着のイメージが強いけれど、
柳澤も地味に大変な相手とやってきているんだよなぁ
ジュリアスコフ→クートゥア→坂田→ホフマン だっけ。
これはなかなか名勝負をするのは難しいっすよね。
んでこの試合の印象も「がんばったな、柳澤」って感じでした。
なんだかスイスイとポジションを取ってくるヒョードル。
100キロの動きとはとても思えない。
っていうか来年は絶対アブダビに出すべきじゃないすかねー。
それくらいサイドからマウントへ、そしてバックへと楽しそうにポジションを移動する。
しかし極めに行く過程には若干の課題があるのか、(あるいは柳澤のがんばりか)
バックからのスリーパーと腕十字を何度も狙っていくが、その度に体勢を変えられる。
んで
柳澤も果敢にアンクルや膝十字を狙っていく。
2,3回は極まりかけた時もあったように思った。
動きが止まらないまま3Rが終わり判定でヒョードル。
良い試合でした!!
第7試合は滑川とリングス・リトアニアからの刺客、エギリウス・ヴァラビーチェス。
ギリシア神話のような名前だなぁ。
しかしこれがまた異様に強い。
アターエフとはまた違った、総合モードのストライカーだ。
グラウンドにもそこそこ対応していたようだし、かなりいけるんじゃないでしょうか。
それにしても旧ソ連圏は一体どういう事になっているんだろうか?
なんかオランダが5年前にやるべきだった事を、全てやってしまっているような気がする。
滑川も根性を出して頑張った。
2ダウン目は前に倒れるダウン。安全面を考えたらあそこで止めないといけなかったような気もするが
ふらふらになりながら組み付いて行った姿勢は胸を打った。
またがんばれ滑川。
たぶん今日の敗戦は、今後のヴァラビーチェスの活躍で恥ではなくなるはずだから。
んで
メインイベント。ヘイズマンの弟子ケリー・ジェイコブと金原。
試合が始まってしばらくすると、
安心して見ていられる試合だと言うことがわかる。
あとはエスケープがあるかなぁとか、金ちゃん面倒くさがってるかなぁとか
色々考えながら観戦。
1Rで2エスケープを奪い、2R目でタップアウト。
でも、久しぶりの金ちゃんの勝利は嬉しかった。
++++++
いやー後味のいい大会でした!!
メインで日本人が気持ちよく勝って終わるなんて、去年の12月のヤマノリ以来。
その前だと8月の田村−ミレティッチにさかのぼり、
さらにその前だと、一昨年の12月の田村−ジュリアスコフまで遡るんじゃないでしょうか。
年6回の大会で1,2回あるかないかっていう事か。
うむむ
フラストレーションのたまる大会に通い続ける自分をほめたくなってしまった。
ああそうだ。
ということは金ちゃんが初めてメインの重責を果たせた大会だったんだな。
お疲れさまだー。金ちゃん。
10周年記念試合も頑張ってほしいっす。