この章は、いわゆる『くりかえし』記号についての説明です。
くりかえし記号は、楽譜を省略してあらわすことができます。
今みたいに10円でコピーできなかったとき(著作権は守りましょうね!)
手書きで写譜していました。また、紙が貴重だった時代もあったでしょう。
反復記号は、そんな労力や紙を節約するための知恵なのです。また、反復記号を使う事によって
ごちゃごちゃした楽譜がスッキリと読みやすくなったり、
音楽の構造がより解りやすくなることもあります。
うーん、合理的。覚えて損はありません。

リピート(反復)記号。最もポピュラーな反復記号。
くりかえす対象になる部分をで挟みます。
くりかえす回数は1回です。
(1)![]()
演奏する順番…A B C D | C D
(2)![]()
演奏する順番…A B C D | A B C D
(3)![]()
演奏する順番…A B | A B C D | C D
ただし、(2)(3)のように曲の始めからくりかえす場合、
始めのリピート記号は省略します。

反復される部分の最後だけが異なる場合にこのカッコを使います。
1カッコ、2カッコ・・と読みます。
かならずリピート記号と一緒に使います。
演奏する順番…A B C | A B D

ダ・カーポ(Da Capo[伊])と読みます。
「最初から」の意味で、その記号の記された小節から、曲の最初に戻ります。
Fine(フィーネ)という曲の終わりを示す記号のところで終わります。
演奏する順番… A B C D | A B

ダル・セーニョ(Dal Segno [伊])と読みます。
「記号から」の意味での記号に戻って、そこから
Fineまで繰り返します。
(1)
演奏する順番… A B C D | B C
(2)
演奏する順番… A B C D | B C
(2)のように、は
に置き換えて使う事が出来ます。

コーダ(Coda [伊])と読みます。
「結尾」の意味で、から
またはから
と示されている箇所に飛んで
演奏します。「結尾」ですから、一度目、最初に演奏する場合には
の効力はありません。
もしも「結尾」ではなく、ただの「記号から記号へ」と思って演奏すると、
「今日、オカリーナを練習しようとしたら楽譜がありませんでした。」という文章を、
「今日、ありませんでした。」と読むようなものです。
結尾として扱われて始めて意味を成すものと覚えておきましょう。
演奏する順番… A B C | A C
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→楽譜の読み方F『音符・休符の種類』へ