楽譜を見ると、ほとんどの曲で♭ や ♯ の記号を見つけることが出来ます。
この ♭や♯を 変化記号といいます。変化記号のお仕事は、その名のとおり 音を変化させることですが、
音を「高さ」「強さ」「長さ」の3種類の要素で考えると、
今回の 変化記号 が変化させるものは 音の「高さ」です。変化記号の種類はいろいろありますが、
それは後ほど説明するとして、まずは 使い方です。これらの変化記号の使い方は2通りあります。
→ワーク3『変化記号の読み方』へ
- 調号として
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音部記号のすぐ右横に記します。
★調号として使う変化記号は次の2種類だけ
・♯ (シャープ) この記号がついている音を半音高くする。
・♭ (フラット) 〃 半音低くする。
- 臨時記号として
変化させる音符の左横に記します。
★臨時記号として使う変化記号は次の5種類です。
・♯ ・・・調号として使う時と同じ。
・♭ ・・・ 〃
・(ナチュラル) 変化記号の効果を消す。(元の音の高さに戻す)
・(ダブルシャープ) 半音2個分高くする。
・(ダブルフラット) 半音2個分低くする。
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については、『初めて見たよー』とおっしゃる方も少なくないはず。
知ってはいても、曲の中でそんなに頻度が高い記号ではありません。
音域が広く、♯や♭がいっぱい付いた調号の曲も弾けちゃうような
ピアノ等の楽器の・・中級くらいの曲から登場しはじめるかなあ。
というわけで、オカリーナでや
を吹くことはほとんど無いと思います。
でも、知識として知ってたらカッコいいかも・・・別によくないか??♭、♯はどうしてできたの?
12世紀ごろまで、変化記号は使われていなかったそうです。
13世紀に入ってから、音楽に使われる音の種類が増えるにつれて、
変化記号を使う音が必要とされ始めました。ちなみに、最初に使われた 変化記号のついた音 はどの音だったのでしょう。
さて、もうそろそろお気づきかもしれませんが、♭の記号は
答えは、♭シの音です。
もちろん、王様みたいな人が「今日から 変化記号として ♭、♯ を使う。使い方は・・」
なんておふれを出して、皆が一斉に使い始めた・・・なーんて事は無く、
当初は、普通のシを「硬い(鋭い)シ」、♭シを「柔らかいシ」として区別していたそうです。
それぞれの音を b (シの音のこと)の書体を変えることによって表現したのですが、
その楽譜を印刷業者が受け取った時、困ったことが起きました。
なんと、b の書体が1つしかなかったのです。これでは区別が出来ません。
仕方なく、硬いbの書体に形が似ていたh の字で代用したそうですが、
これが ドイツ語で 普通のシを h 、 ♭シを b と言うもとになったわけです。
♭シの意味の b にそっくりですね。そうなんです。b は h を半音下げたもの・・ということから、
半音下げる役割が定着して ♭の記号になりました。 それでは♯は?実はこれもb が変化したものです。
しかしこちらは、♭シの意味のbではなく、印刷業者に書体がなかった方の 硬いシ。
ナチュラルの元になったのもこちらの硬いbを表す書体。
そういえばシャープとナチュラルの記号は似ていますね。
→変化記号その2 <変化記号の効力は?>に続く。
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