初版作成日2004年5月16日
最終更新日2005年01月02日

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■Do it yourself ! Synthesizer - Vol.5■

VCA&EGモジュールの製作

 今回のモジュラーシステムは、基本システムとして全部で5モジュールで構成するため、残るVCAとEG回路を1つのモジュールとしました。回路的には専用のSSMやCEMチップなどは使わないで、ごく一般的に流通しているパーツで構成しています。当初VCAとEGを1つの基板に納める予定でしたが、パターンがちょっと複雑になるのと、あとあと個別に基板を使う可能性もあるので、別々の基板としました。

VCA&EG回路図

VCA回路

 VCA回路は、OTAチップ(CA3080orLM3080)を使ったオーソドックスな回路ですが、CV入力と出力レベルの関係はリニアになっています。この手の回路は、通常Trによる指数カーブ特性としますが、今後の応用を考えリニア特性にしてみただけです。
 VCA回路出力は、VOLUMEを通して高出力ドライブ能力を持つNE5534(NJM5534)でバッファーしています。これは、シンセの出力をアンプやミキサー等だけでなく、単体でヘッドフォンでモニター出来るようにするためです。

[VCA回路の調整]

  • VCA回路の調整は、まずCV入力をすべて0Vとし、CV加算回路のバイアス調整用VR(100k)をTL072のpin1が0Vから-0.3V程度の間になるようにセットします。
  • 次にフロントパネルのCV2/CONTツマミを最大(CV=10V)にし、TL072のpin7の出力電圧がAUDIO入力電圧と1:1になるようにVCAゲイン調整用VR(50k)をセットします。
  • 最後に、AUDIOを無入力とし、TL072のpin7に発生するオフセット電圧が最小になるように、CVR調整VR(100k)をセットします。

EG回路

 某掲示板でお世話になっているmasa921さんがご紹介されているNE555を使ったシンプルなEG回路を若干アレンジしています。ディケイ後にサスティンレベルを調整出来るようにJ-FETスイッチを使ってます。これにより部品数が増えるため、トリガパルス用のトランジスタを省略してしまいました。これでも一応トリガがかかるようです。
また、アタック、リリースタイムが10秒ぐらいまで欲しかったので、タイミング用のコンデンサを10uFとしました。ミニマムタイムが2msぐらいになりますが、立ち上がり的にはそれほど問題無いようです。この辺の定数については、使い勝手が一番ですので、しばらく使ってみてベストな値を決めていこうと考えています。

 

完成したVCA&EGモジュール(拡大写真

VCA部スペック

  • AUDIO VOLUME
  • AUDIO INPUT 
  • AUDIO OUTPUT (PHONE)
  • CV1/EG INPUT(内部でEGに接続)
  • CV2/CONT INPUT & LEVEL

EG部スペック

  • ATTACK TIME (2ms〜10s)
  • DECAY TIME (2ms〜10s?)
  • SUSTAIN LEVEL (0〜10V)
  • RELEASE TIME (2ms〜10s)
  • GATE IN (+5V〜+15V)
  • ENV OUT×2 (0〜10V)
  • ENV  INV OUT×1 (0〜-10V)
  • MANUAL TRIG SW
  • TRIG LED

 

VCA&EGモジュール側面

VCAとEG基板はこのように亀の子?状態で実装しました。

VCA回路基板

チップは左からLM3080、TL072、NE(NJM)5534

各トリマVR

  • VCA ゲイン調整
  • VCA CVR調整
  • CVサミング回路のバイアス調整
EG回路基板

チップは左からNE555、TL072

上部にある青いのは、タイミング用のタンタルコンデンサ(10uF)です。

全モジュールのパネルデザインが出来ました。(拡大写真
ちょっとカッコをつけて写真を撮ってみました・・・。

VCOモジュールは現在パネルだけです。現在回路を思案中ですが、完成すれば一応基本システムができることになります。

 


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