Forever Young Series (フォーエバー・ヤング・シリーズ)
<洋楽旧譜CDの価格破壊>
民生用のCDプレイヤーの発売は82年ごろだったと記憶する。ソニー社による第1号機は、定価160,000円くらいだった。
当初、クラシックファンへの訴求が先行したが、すぐにロック/ポップスファンの取り込みを開始し、ソフトの点数も増えていった。
信じられないことだが、当時はCDの発売がLPに遅れること1ヶ月、というのが当たり前で、CDソフトの値段は、3,000〜3,300円が相場だった。
しかし88年秋に状況が一変する。
ワーナー社より「Forever Young Series」と題された洋楽旧譜の名盤CDが一挙に200枚、1,800円という驚くべき価格で再発された。その後もシリーズは続々と点数を増やした。
ありがたいことに他社もこれに追随し、旧譜は軒並み廉価盤となった。旧譜だけではなく、プリンスなど当時人気絶頂だったミュージシャンの作品もカタログに加えられた。
おかげで私も、ドゥービー、イーグルス、フリートウッド・マックその他70年代の名盤の数々を買いそろえることができた。
さらに波及効果として、洋楽新譜の価格も2,500円前後に安定した。これは、90年代に入って、あちこちにできた大型輸入CDショップでの輸入盤との価格競争による面が大きい。
いずれにしても、このシリーズのおかげでCDが本当に購入しやすくなった。
(2000年7月)
<関連作品>
| Eagles 「Hotel California」 (1976) 01. Hotel California 02. New Kid In Town 03. Life In The Fast Lane 04. Wasted Time 05. Wasted Time (Reprise) 06. Victim Of Love 07. Pretty Maids All In A Row 08. Try And Love Again 09. The Last Resort |
確かシリーズ第1弾だった。このアルバムは日本でも人気があり、洋楽ファン以外にも名前を知られている。
このように、まず名盤から出し惜しみすることなく低価格化したことは、洋楽ファンの購入を促進し、
その後も「世界初CD化」作品を日本で発売することが可能になるなど、大きく評価されるべき出来事だった。