●どんなツアー?

●ツアーガイド・ハンドブック |
定期購読している「Europe Through the Back Door」誌でツアーを知る。これはアメリカのガイドブックライター、リック・スティーブスが出している旅の季刊誌である。彼はアメリカPBS(公共放送)で放送している人気旅行番組も製作している
申し込んだのは「Best of Europe Three Weeks」。一人の参加費が$2700(\378,000)。これは航空券を除く料金である。参加者はアムステルダム集合、パリで解散である。そう言う意味ではおとなのツアーである。参加人数は26人。
出発半年前の10月に申し込み、$200×2を前金として払う。出発1カ月前に残金支払い。集合日時は5月25日、アムステルダム郊外の小さな町、ハーレム。ここの小さなホテルが集合場所である。
解散は3週間後、パリのホテルにて、6月21日。ここからは自由。各々、自分で家に帰る。私達はW杯を見に行く予定だったのだが・・。
申し込み後、ツアーパックが届く。これがすごかった。ある日シアトルからどさっと届いたのは段ボールひと箱だった。
|
|
【ツアーパックの中身】

●三カ国会話辞典
(腹巻きベルト)
(パリ・パス)
|
「ツアーガイド・ハンドブック」:200ページもある立派な本。持っていくもの、ツアーまでに読んでおく参考文献(これがまた沢山あってさあ、まるで学生のレポート宿題だよ)、旅行中の注意、一日ごとの詳細な予定、見どころの解説、レストランガイド、行き帰りの航空券の取り方など。これだけで旅行できるほど良くできていた。(写真左上)
「Mona Winks」:美術館ガイドブック。400ページ。美術館を独りでくまなく見て歩ける美術館ごとのガイド。順路にそって見るべき絵の解説がある。これだとルーブルも3時間で踏破できる!美術館では見たい絵も見るペースも各自で違うのでこの本に沿って自分で自由に見なさいね、ということ。これはずいぶん役にたった。
「英・仏・独三カ国語会話辞典」:状況に応じた会話集。良く編集されていて便利。特にレストランで必要な料理の対訳が便利だった。カンニングシートというのがついていて、これだけでなんとかなるという便利もの。大体これでなんとかなった。
貴重品入れ腹巻きマネーベルト:ツアー中、身につけることが義務づけられた。貴重品を盗られたらツアーから置いていきますよ、と契約書には書いてある。マネーベルトの中には「パスポート、航空券、T/C、それに迷ったとき用にホテルリスト」を入れること、と書いてある。アメリカらしい。自分の始末は自分でしろ、ってこと。
「Paris Museum Pass」:パリ市内の美術館3日間フリーカード。
耳栓:「すべての宿が静かとは限らないから」とメモにある。後で納得。
各種契約書:保険だとか、ツアーキャンセルだとかに関する書類にサイン。
マネーパック(オプション):$100分の現地通貨。
内訳は
| Italian Lire |
50,000 |
$28.65 |
| Swiss Francs |
30 |
$20.97 |
| German Marks |
40 |
$22.60 |
| French Francs |
150 |
$25.42 |
これは国境を越えてすぐ使えるので当座便利だった。なお、オランダでは事前に自分で一人$50分ぐらい替えておくこと、ということだった。要するに新しい国に入った時にはこの位あればいいってことだな。
−ツアーワッペン
−参加者名簿、ホテルリスト
と、盛り沢山だった。とにかく「ツアーガイドブック」には驚いた。FAQも詳しくて言うことなし。これはおもしろかったから後で載せておく。
|
チップなし
|
ツアーには20泊の宿泊と朝食、10回の夕食、10回の昼食、交通費、ガイド費を含む。特筆すべきはガイドへのチップも含むこと。チップは一切必要なかった。もちろんお土産屋には一度も行かなかった。というより、ツアーの中身が充実していて、買い物の時間はほとんどなかった。オプションツアーもなかったし、特別入場料を取られることもなかった。これはツアーの広告でも言っていたことだが、ガイドは一切のチップもキックバックもいただきません、だからガイドに専念できるんです、ということだ。これは当たり前とは言え、日本のツアーではなかなかこうはいかないのではないだろうか。
|
旅程は
|
[オランダ]アムステルダム−
[ドイツ]ライン−ローテンブルグ−ババリア−
[オーストリア]チロル−
[イタリア]ベニス−ローマ−フィレンチェ−チンケテーレ−
[スイス]アルプス−
[フランス]ボーヌ−パリ
ヨーロッパを北から南へドイツからイタリアへ、アルプスを越えてパリへ。ツアーで行くところも都市、定番観光地、山岳、海辺とバランスがよい。特筆すべきは毎週必ず一ケ所の休憩地があったことだ。旅行中でも(だからこそ)休憩が必要だからだ、とパンフレットにある。これは随分楽だった。これがあったからなんだかバカンス旅行のような気分も味わえたし、3週間も長いとは感じなかった。
|

●チロルの宿 |
泊まったのはすべて☆☆(二つ星)の小さな宿。どこも素晴らしかった。このツアーの一番よかったところはこのすてきなホテルだろう。家族でやっている古くて小さいローカルのホテルが多かった。通常シャワートイレつき。ツイン部屋。原則として1カ所に2泊なので移動が楽だった。ただし、どこもエレベーターなし。(参加条件の「荷物を担いで階段を登れること」というのはこういうことであったのだ)1回だけ共同トイレ・シャワーがあったけど、これはこれでおもしろかった。しかも道中ほとんどが二泊づつで、これも楽だった。
|
|
[Back] [Index]
[Next] |