■海外研修日記


●旅の方法

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#1284 海外研修日記(21)
新さん 1991/11/1 08:29
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>なんだかいつもおいしいものばかり食べていていいなあ。


えー、いつも食べているわけではないので(最近は1日2食になってしまったけど)ま、おいしい話が多いんだけど、あくまでこれは仕事の合間に感じたこと、行ったところについて書いているからです。

仕事のレポートはレポートとして、他の所にアップしてます。しかしこれ(ノートブック)は便利だなあ。大体ホテルのデスクにはいつもこれをセットアップしてます。だからすぐ書けるし、整理も楽だ。こんなのいちいち手で書いてたら絶対やらないだろな。

それにしても世界中どこからでもこんなに簡単にアクセスできるとは思わなかった。パリからアクセスした時の電話料は30分に付き、市内電話料14フラン(350円)。これで日本と充分通信できるんだからたいしたもんだ。

The Wall Street Journal Guides To Business Travelには、どこのホテルにはモデムジャックがついているか、というチェックリストまで付いている。

このガイドブックが最高でヨーロッパ33都市が分冊になっている。概論、ヴィザ、温度、飛行場からのアクセス、ビジネスに必要な電話一覧(これが泣かせる。アメックス、情報機器レンタル、ファックスサービス、フォーマルウェア・レンタル、花屋、グラフィックデザインスタジオ、リムジンサービス、バイク便、英語ニュース、秘書サービス、深夜ドラッグストア、翻訳サービス、1時間スライド制作と、これだけあればまあビジネスには困らない。)そのほか、チップ、ビジネスアワー(これが結構大変、各国でまったく違う)、プロトコル(礼儀)たとえば、アポイント。英国では時間より多少遅れてもよいが早いのは駄目とか、フランスでは名刺は後で渡すとか、スペインでは名前に必ずセニョールをつけよとか、とにかく役にたつ。その後には各国語での挨拶まで付いているといううれしさ。

勿論ホテルガイド、レストランガイドもついていて、これはいかにビジネスがスムーズに進められるかが評価基準になっている。だから、机、デスクライト、CNNなんかも評価基準に入ってる。レストランはビジネストークに向いているかどうか、シリアストークが出来るか、仕事が終わった後の乾杯に向くかなどの他、例えばスペインではデザートが出るまで仕事の話をするな、なんてことが詳しく書いてある。もうたまりません。これでビ
ジネスに失敗したらお前のせいだな。

思わずヨーロッパ編、アメリカ編を大枚はたいて買ってしまいました。これで私も国際ビジネスマンだあ。ははは。

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#1285 海外研修日記(22)
新さん 1991/11/1 08:31
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10月25日(土)

インタナショナル・トラベラー

今回は思うような旅ができている。旅は一つの技術であり、生き方なのだと思う。だんだん旅がうまくなってきた。

最初に海外に出たのが1980年。わずか11年前だ。その後20数回の旅をした。最初は無我夢中。はじめて行った出張は一人だった。フランクフルトでレンタカーを借り、ひとりで200km離れた田舎の町まで運転して行った。途中、何回も道をまちがえ、尋ね尋ねしてようやく着いた宿は公園の中の5部屋しかない小さな旅篭だった。これですっかり自信が付いた。自分の旅のスタイルもこの時決まった。

飛行機で着いたらすぐ車を借りる。地図を手に入れる。大きい地図、市街図、観光図手あたり次第何でも手に入れる。新聞を買う。週間ガイド(NYならNewYork Magazine、ロンドンならTimeOut)、大体日本を金曜日の夕方出て、現地には土曜日に着くようにしているので、日曜版の新聞も手に入れる。現地で売っているガイドブックを買う。日本で押さえるのはこの日のホテルだけ。さて、チェックインだ。

ホテルで地図、新聞、ガイドブックで傾向と対策を練る。今何をやっているか、どんな公演があるか、美術展は何をやっているか、どんなミュージカルの評判がいいのか、今流行のスポットはどこか、バーゲンはやっているか、などなど。土曜日はこの日に当てる。ここで次の1週間の予定をたてる。仕事の予定以外の時間をこの時うめてしまう。コンサートのチケットはこの時取ってしまう。原則として1カ所に滞在するのでない限りホテルは前もって予約しない。

だから、私はあんまり小説を持って行かない。毎晩、ガイドブックを読んだり、パンフレットを読んだりするのに忙しいからだ。大体それで夜の時間が潰れてしまう。明日の予習をする訳ね。

明日のホテルはこの時予約する。例えばミシュランであたりをつけて電話をかけまくる。大体2ー3軒もかければ取れる。取れなくてもこちらは車だから、周辺や、そこに行くまでの間で取ってしまう。出たとこ勝負でいくこともある。アメリカや、ヨーロッパの田舎では6時を過ぎて最初の宿にする。これでずいぶんいい思いをした。

ガイドブックはけっして日本のものを使わない。それは日本の価値観で日本の基準に合わせてあるからだ。それにもまして余計な記事が多すぎる。店、食事など。店は特定の店なら電話帳で調べれば解るし(行かないけど)、食事も選択肢が少ないので同じガイドブックをもった日本人が殺到することになる。

許せないのは旅行社とレストランで前もって話が付いているケースがままあることだ。そういう店に行くと、日本語のメニューが出てきて、お醤油がさりげなく机に置いてあって、笑えない話だけどパエリアを頼んだら醤油味で、これはうまいと評判になったり。ウェイターが片言日本語でメニュウを指図する。うん、みんなこれを食うんだろうなあ。でもってあらかじめ日本人用に用意されたおみやげをくれたりする。

だから日本のガイドブックは読まない。読んでもおもしろくないし。ミシュランやフォドール、ブルーブックス(これは写真、絵すら入ってない)、ロンリープラネット(最近マガジンハウスからバリ編の翻訳がでた)は読んでおもしろい。なぜなら、その観光地がなぜ有名なのか、どんな歴史を持っているのか、なにがすごいのかが詳しく書いてあるからだ。

だから、それを読んでから見ると理解の仕方がまるで違う。鑑賞できるんですね。しかもここを見よ、ここに注意せよというのが実に詳しい。ツボをはずさない。芸術作品だけでなく、建築、インテリア、壁画から、壁の落書きまで注釈が及ぶ。だから読んで楽しい。日本のガイドブックは観光地に連れて行くだけ。それに最初から「日本で有名」な所しか出ていない。だからその周辺の大事な所を見逃すんですね。

しかし、それも無理はないので、大体日本人観光客は群れてバスで移動するか、でなければ鉄道とバスだから、車で移動するような旅行には慣れてない。だからいきおいガイドブックはああなるわけですね。

それに例の「おみやげ」「買い物」病のせいもあるだろうなあ。

続く

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#1324 海外研修日記(番外)
新さん 1991/11/15 02:19
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えーと、オランダのアムステルダムにいます。

スペインからはゲートがなくてアクセスできなかったし、ドイツからはどーしてもつなげなかった。

ドイツ大旅行もしてたし。

スペイン編は夕べ書いた。ドイツ編は今晩書く。明日送るから待ってて。

私は16日の昼ニューヨークに立ちますので、手紙はNYに送って下さい。12月4日までいます。手紙が嬉しいんだよう。

さて、今日はこれから辛いインドネシア料理だぞ。

新さん

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