■海外研修日記


●さて、世界一周に

1991年、世界一周の研修旅行をして来た。これは海外に赴任する前の研修で、世界各国の海外事務所を全て訪ねて、そこの仕事を手伝いながら海外事情を身をもって学ぶ、というものであった(まあ、バブルではありましたね、この頃は)。 出発したのは秋の初め、帰ってきたのはクリスマスイブであった。


訪ねたのは計10ヶ国、延べ23都市・・・96日間にわたる、「世界まるごと」の旅であった。この旅では各国に1−2週間以上滞在したので、出来るだけ各国の匂いを直感的に全感覚をオープンにして捉えようとした。それがこのレポートである。

9月21日-10月18日 (イギリス)  
   ロンドン、ベルファスト、ノッティンガム

10月19日-10月25日 (フランス)
   パリ、ルマン、ロアール、ビアリッツ

10月26日-11月 5日 (スペイン)
   マドリッド、コルドバ、グラナダ、セビリア、
   バルセロナ

11月 6日-11月12日 (ドイツ)
   デュッセルドルフ、ドレスデン、ベルリン

11月13日-11月15日 (オランダ)
   アムステルダム

11月16日-12月10日 (アメリカ)
    ニューヨーク、ボストン、ロスアンジェルス

12月12日-12月14日 (オーストラリア)
   シドニー

12月15日-12月18日 (インドネシア)
    ジャカルタ

12月19日-12月21日 (タイ)
   バンコク

12月22日-12月24日 (香港)
    香港


●通信革命前夜

もう一つの新しい試みは、当時出てきたばかりのノートパソコンを駆使して、世界各国からリアルタイムでレポートを送ることだった。重いパソコン、面倒くさい電話接続、つながらないネット、遅い通信速度、ぶちぶち切れる接続、そして時差。だから通信時間はいつも日本時間の深夜だった。仕事から帰ってきてからホテルの寝室で通信の格闘が始まる。それはしばしば深夜にも及ぶ格闘であった。

これは「インターネット前夜」の通信実験の記録でもある。生のレポートに対しての即座なレスポンス。同時性を活かしてメールで買い物注文を受け、その場で買って送る、といった「eコマース」の原型みたいなこともやった。

メールもらった人には各地からせっせと絵はがきを書いた。現地で手に入れたグッズをその場で「現地直送プレゼント」なんかにもした。ま、モバイルネットで出来ることをいろいろやってみたんですね。

このレポートは公式の業務レポートとは別に、社内のパソコンネットの「ワールド」フォーラムに投稿したものである。だから、様々な人のレスポンスも入っている。その時のリアルな実況感を残すためにあえて全て収録した。
みなさん、ありがとう。

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