■旅の技術

旅には技術が必要だ。個人で旅をするにはそれなりのちょっとしたコツが欠かせない。電話でホテルを取る、朝、ホテルを出る前に次のホテルを紹介してもらう、町に着いたら今晩どんな催事があるのかを聞いてみる、地元の人が行く食堂を見つける、鉄道の切符を買う、などちょっとしたことが旅を楽しくも快適に思い出深いものにしてくれる。

旅のスタイルは「カバン」と「ホテル」で決まる。
がらがらひっぱていくハードなスーツケースでは自由に動き回れない。だから一カ所滞在、高級ホテル滞在型になる。一方、肩に担げる機内持ち込みカバンだと自由に行動できる。身も心も軽くなる。そんなカバン一つの旅では町の☆☆ホテルに泊まる旅がよく似合う。そして限りなく地元の人に近い旅が出来る。私は「機内持ち込みカバン」で「地元の民宿」か「B&B」に泊まる旅が好きだ。旅の技術はカバンホテルから始まる。

旅はプランを立てるときから始まっている。情報を調べる、集める、聞く、本を読む。こうして集まってきた情報を元に旅行日程を組み立てるのが楽しいのだ。こんなに楽しいことをお金を払って人にやって貰うことはない。日程を自分で組むと、現地で困ったことがおきてもすぐ対処できる。そのためにも日程は自分で立てよう。自分だけの旅、自分が楽しむための旅なんだからね。まあ、これで旅行に行く数週間前は楽しめるしね。

旅行は費用と時間が掛かる。計画に充分時間を割いた者にはそれなりの収穫があるものだ。しっかりと予定を立てた旅行は楽しいし、費用も安く上がるし、安全だ。でも、がんじがらめの予定を作る必要はない。プランニングとは、次の一手を常に用意し自発的に行動できる、ということなのだ。企画とは元来そうしたものだろうと思う。

ここでは、

 ●計画を立てる
 ●旅程を立てる
 ●荷物を詰める

技術について考えてみよう。

●「計画を立てる」のは旅の中でも最も楽しいパートだ。どこに行こうか、どこに泊まろうか、何に乗ろうか、何をしようか。正確な情報の集め方、整理の仕方、インターネットの使い方、観光協会を使い倒す、そんな技術を考える。
●「旅程を立てる」ところまで行くと旅の形が見えてくる。要所を締めてしかも柔軟なプランを立てるにはどうしたらいいのかを考える。書き込んでいくだけで一目でわかる「旅程表」の作り方もお教えします。
●「荷物を詰める」のがまた楽しい。どんなカバンを持っていくかで旅のスタイルが決まる。私は「機内持ち込みバッグ」一つだけの旅をおすすめする。一度このスタイルで旅をしたら、もう重い荷物を引きずる旅は出来なくなるだろう。

旅に何を持っていくのかも問題だ。私が普段一週間の旅に持っていく「荷物」を大公開しよう。
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