1計画を立てる

■誰と行くか

【一人で?友達と?】

個人旅行者は、まず誰と一緒に旅をするかを考える前に、一人で旅行するか、連れと一緒に旅行するかを決めなくてはならない。まず「二人連れ」で旅をする長所、短所を考えてみよう。

●二人で旅をする
旅は二人連れに限る。一人より、二人の方が楽しいのは間違いない。二人連れの旅行は生涯の良い思い出になるだろう。友達、夫婦、同僚、兄弟、親子、昔の同級生。旅の基本は「二人連れ」だ。

●二人だと安くなる




カップルでの旅行は得なことが多い。例えば、二人で旅をすると安くつく。ダブルの部屋とシングル2部屋が同じ値段ということはほとんどない。シングルが5千円なら、ダブルは普通6千円だ。一人一泊3千円。一晩2千円の節約になる。通常ホテルの値段は一部屋いくらだから安いのだ。

二人だと、食事でも何でもかんでも割り勘で安くなる。ピクニックランチ、旅行ガイド、タクシー、両替、地図、雑誌、新聞、コインロッカー、などすべて二人で分け合える。
出費だけではない、時間も節約できる。駅や両替、郵便局の長い列には一人が並べばよい。トイレに行くとき、荷物の番もしてもらえる。トランプだって、一人でやるより二人の方が面白い。

●婚前旅行のすすめ

二人で旅をすると、確実に人の関係は進展する。恋する二人ならなおさらだ。旅行中、お互いに相手をじっくり見て何でも相談していると細かいことまで良く解る。ふたりで手に手を取って一緒に楽しみも苦しみも分かち合う旅行は、数年間の経験に匹敵する中身の濃いものとなるだろう。
だから、私は婚前旅行を大いにおすすめしたい。お互い助け合って旅行するといい経験になるし、その人の本当の良さも欠点も良く解ってくるのだよ。

●相棒を選ぶ

さて、そこで旅の相棒をしっかりと選ぶことが重要になってくる。連れは大切な旅行を台無しにしかねない。嫌な連れと旅行するぐらいひどいものはない。くれぐれも選択を誤らないことだ。
それには、自分の旅行の目的、旅のスタイルなどをはっきりと知ること。自分は鉄道に乗りたい、私はひたすら買い物がしたい、絵を一日中見ていたい、など旅のスタイルは様々だ。☆二つの質素な宿がいい人も、豪華な☆五つホテルに泊まりたい人もいるだろう。そんな旅に対する思いが相手とうまく合うかどうかを考える。

ためしに事前の国内週末旅行をしておく位の心がけが欲しいものだ。海外に出てしまってから、あ、こいつすげえイビキだ、とか、こいつすげえ我が儘、なんてことのないように。あ、私も駄目かな。

連れは同じ目的で選びたい。ある夏ヨーロッパに行った時、私は出来る限りいろんなヨーロッパ文化を見て経験したいと思っていた。滞在中は精力的に動き回り、帰ってから休めばいいと思っていた。ところがカミさんは家事を離れてのんびりと休暇を過ごしたがっていたのだ。だから一カ所でゆっくりしたかったのだ。したがって、泊まるホテル、行き先、全てが食い違ってその旅行はさんざんなものになってしまった。


パリの路地裏
良かれ悪しかれ、残念ながらすでに旅の同伴者が決まってしまっている人もいる。結婚している人たちだ。夫婦で旅行する場合、一緒にいて感じるストレスをなるべく減らした方がいい。
そのため、一日に数時間、または数日間離れて行動すると気分が新たになる。旅行中、二人三脚のようにいつも一緒にいることはない。一人で行動しても危なくもなければ、別に離れていたって道義に反したりもしないのだ。ましてやわがままでもない。むしろそれは必要な時間なのだ。
私も妻とは別の時間を持つようにしている。私は美術館か本屋さん。妻はウインドーショッピング。そうすると夜の食事の時の話が弾むのだ。毎日ずっと一緒だとこうはいかない。二人連れの時はひとりになれる時間をとるのがコツだ。
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