■ツアーを選ぶ

ツアーにはツアーの楽しみ方がある。バンコクでは日本人の社会学博士、レヌカーさんのツアーに度々参加させてもらった。彼女の博識にただただ圧倒されながらも、普段見られないもの、見たものの深い意味を教えてもらった。歴史のダイナミズム、文化の奥深さ、人の生活の営みの喜びをここで学んだ。これはよいツアーであった。

またこのツアーのもう一つの楽しみは、バンコク駐在の様々なプロの話を聞けることだった。水田では農業の専門家がタイの稲作の特徴について語り、サトウキビ畑では製糖の話、JRの技師によるタイ鉄道の話など、その道の専門家の話がすこぶるおもしろくためになった。

新しい知識をその道の専門家にその場で教えてもらうことほどスリルに満ちた経験はない。良いツアーとはそういう知的なスリルを与えてくれるものではないだろうか。


●ローテンブルグの朝/ツアーの出発

妻と二人で「ヨーロッパ3週間の旅」に参加したことがある。これはアメリカのトラベルライターが企画したツアーで大変ユニークなツアーであった。

参加資格
・持って行けるのはバック一つだけ
・自分で自分の荷物を運べること
・毎日、8km以上歩けること

●ヨーロッパ3週間の旅
このツアーの特徴
・「観光者」ではなく「旅行者」として旅をすること
・ただ「見る」のではなく「経験」すること
・泊まるのは家族が経営する小さい「旅館」
・チップ無し、お土産屋なし
・小さいグループ(我々は26人だった)
・大きいバス(50人乗りの大型バス)
・専門的なガイドとツアーコンダクタの二人体制

ツアーの中身

このツアーに参加したのは、全米各州から集まった様々な年代の、様々な職業の人たちで、道中も楽しかった。(アメリカ人ってなんでこんなにノーテンキなのかなあ)(しかも、どうしてこんなに味音痴なんだろう)

すばらしかったのは、ガイドのキャサリン。大学院でヨーロッパ建築史を学ぶ彼女はこのツアーにぴったり。その解説は精緻にして示唆に富み、歴史の現場で講義を受けているようなスリルがあった。

もう一人のガイド、フェルディは七カ国語を駆使する陽気なおじさん。宿の手配から部屋割り、観光場所への入場、レストランの手配、ツアーメンバーのお相手など、携帯片手に忙しい。

個人旅行ではちょっと味わえない、ローテンブルグの夜のガイドツアーやノイシュバンシュタイン城までのハイキング、ライン川やアルプスでのピクニックランチなど、ツアーならではの楽しい企画がたくさんあった。

[Europe 3 Weeks Tour]



ツアーを選ぶなら、
こういうツアーがいいなあ、と思う。

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