■旅に行けない5つの理由2

「旅に行けない理由」はまだまだたくさんある。


●言葉の

だって、英語がぜんぜんしゃべれないんですもん。個人で旅行するなんて無理よ。

世界は英語で動いているわけではない。人間の世界は人間の言葉で動いており、まあ大体似たようなことをしゃべっているものなのだ。どんなに困っても全く気持ちが通じなかったことはない。気持ちが通じればいいのであって、言葉が通じる必要はないのだ。

本当に困ったら、そのときは知らずに日本語でしゃべっているものだ。その点、関西人は強いぞ。市場で「たっかいなあ、まけてえな」と「日本語」でまくし立てているのは関西人である。関西弁はひょっとしたら国際語かもしれない。少なくともちゃんと通じていることはたしかだ。

本当に怒ったときも「日本語」が出る。それでいいのだ。まず日本語で怒鳴っておいてから善後策を考える。まず日本語で第一声を放っておくと、意外に次の言葉がすんなり出てくるものだ。

海外旅行は六つの単語で出来る。
「こんにちは」
「ありがとう」
「さようなら」
「どうぞ(ください)」
「はい、いいえ」
「いち、に、さん」

これだけである。これをその国の言葉でそのまましゃべることが出来れば、それだけで快適で楽しい旅行が出来るだろう。これだけはどこの国に行ってもすぐ実践していただきたい。この六つの言葉が出来るとほんとうの「路地裏旅行」が楽しめるはずだ。


●安全と健康

タクシーは危ないしぼられるんでしょ。屋台の食事はおいしそうだけどお腹こわしそう。ひったくりやスリも多いんでしょ。

でもそれは、日本でも起こること。事故や災難はどこにいても起こるときは起こる。基本は、起こりうる災難をどうやって防ぐか、である。要するに日本と同じ心構えをしていればいいのだ。貴重品は常に身につける、危ない場所には行かない、夜の一人歩きは避ける、おいしい話には裏がある。当たり前のことでしょ。

これはもう世界中、日本でも同じことがいえる。いい人もいれば悪い人もいる。でも、圧倒的にいい人の方が多いのだ。困ったことがあれば助けてくれるし、一人でいれば話しかけてくれる。案じることはない。基本的な身の処し方を身につけていれば世界中どこでも怖いことはない。さあ出かけてみよう。

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