●町から町へホップステップ旅行
「一日で3〜4カ所の町を回れる」と言ったら「そいつあ馬鹿げてる。そんなこと出来っこないよ」と言われるかもしれない。確かにあわただしくあまりにも早く見て回るのは馬鹿げている。一週間でパリ、ロンドン、ローマ、ベニスを見て回るのは確かに阿呆だ。
しかし普通、多くの町は見て回ってもせいぜい1、2時間しかかからないものだ。旅はゆっくり見て回らなくちゃという考えにとらわれて、1時間で見終わったところにぐずぐずしている必要はない。世界にはまだまだ見て回りたいところが沢山あるのだ。あんまりゆっくり過ぎるのも、あんまり急ぎすぎるのと同じぐらい無駄だと思う。
うまい具合に「駆け足旅行術」を使うと、一日でこれだけ沢山のところが見られる。あるヨーロッパの一日をご参考までに。
A町で早起きする。ホテルをチェックアウト。10時の汽車の前にもう一カ所見るところがある。(汽車の時間は昨日この町に着いたときに確認してある) 観光を済ませたら朝市に行って朝御飯を買い整える。駅に行く前にA町の観光案内所に寄って次ぎのB町の地図と観光案内をもらっておく。
10時から11時までの汽車の中でゆっくり窓の外を見ながら朝御飯を食べる。食べ終わったら次ぎのB町の案内を読んで何を見るかを決めておく。汽車を降りる前に、必要なものだけ(カメラ、地図、案内書、上着)をデイパックに詰めておく。駅に着いたら残りの荷物を駅の一時預かりかコインロッカーに預けてしまう。
駅を出る前に次ぎのC町への汽車の時間をいくつかメモしておく。さあ、これでB町の観光を思う存分、またはさっさと回ることが出来る。かける時間は次ぎの汽車の時間次第である。B町は素晴らしかった。ゆっくりと町を見て回り、公園の屋台で軽くお昼を食べてから、14時30分の汽車に乗ってC町に向かう。ここからはB町に着いたときと同じことの繰り返しである。C町は思ったほどの所ではなかったので川まで歩いてから教会を覗いて、すぐ次の汽車に乗る。
17時30分、今日最後の町、D町に着く。駅で手頃なホテルを聞く。駅から2ブロックの安い宿にチェックインする。荷物をおいたらすぐ外に出る。夕方の町を散歩しながら良さそうなレストランを探す。ゆっくり夕食を取ったら今日はこれでおしまい。ね、軽く4つの町を回ったでしょ。宿に帰ってから今日一日の旅の日誌をつけて、お休みなさい。明日の予習をしながら寝ることにしよう。
おお、忙しかった一日だったなあ。これが「駆け足旅行術」である。しかし、これはアジアでは出来ないな。日本だったら出来るだろう。