●ホームベース作戦

「ホームベース作戦」は、旅程をスムースで簡単、効果的に作る上で欠かせない賢いやり方だ。どこか一カ所にホームベースを決めてそこから日帰りで周辺を探索するのだ。そうすると一カ所に数日滞在できるし、旅程も楽になる。
例えば「フィレンチェ」をベースにすると、ピーサ、ルーカ、シエナ、サン・ジミニャーノ、アレッツォなど多くの古くて良い町に日帰りできる。「ミュンヘン」からはザルツブルグ、アウグスブルグ、ノイシュバインシュタイン城などのババリアの町やダッハウ強制収容所後などに日帰りできる。

ホームベース作戦で宿の時間を短縮:良い宿を探して歩き回るのは疲れるしいらいらするものだし、時間もかかる。ホームベースだと、通常1日1時間は得をする。何より、今晩のことを考えなくて済むのがありがたい。それにホテルは長く泊まってくれる客には、割り引きしてくれるし愛想もサービスも良くなる。B&Bや民宿では一泊は歓迎されないものだ。
荷物から解放される:荷物をホテルに置いていけるということはなにものにも代え難い喜びだ。それだけで気持ちまで軽くなる。それに、毎朝パックしたり、毎晩荷をほどいたりする必要もないのだ。これはありがたい。
ホームベースタウンは「我が家」だ:続けて滞在しているとそこがまるで我が家のように思えてくる。こんな気持ちは一日や二日ごとに宿を変えて転々としていると味あえないものだ。この定着感が何とも心地よい。旅の中でも普通の日常感覚を楽しむことが出来るのだ。

昼は田舎で、夜は街:ホームベースだと夜は街で楽しむことが出来る。田舎の町に泊まると夜21時を過ぎると寝静まってしまう。何にもすることがなくなってしまうし、行くところもない。街だとやること、行くところ、観るものが沢山あって時間が有効に使えるんだ。
移動も楽:ヨーロッパなどの場合、近隣へ出かける鉄道やバスは頻繁に走っているし、時間も正確だ。田舎にバスで出かけるのはいいものだ。もしレールパスを持っていれば列車は只だ。目的地まで往復割引で買えるのもホームベースならではの特典だ。
旅はゆっくりしたい。一カ所に腰を据えて周辺を観て回る。同じ所を回っても、ホームベースから回るのと、荷物を持って毎日渡り歩くのでは疲れ方も気持ちの持ちようも違う。ホームベースとホームベースの間を「駆け足旅行術」で埋めていくのが賢いというものだ。
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