金獅子姫の悲しき物語


「オルロワージュ様・・・・・この剣に誓って必ずあなたをお守りします。
それこそが・・・・私の愛と忠誠の証・・・」
呼び出され、命を受けた時のことを思い出す金獅子・・・・
「気高く勇敢な獅子の姫よ・・我はそなたに寵すら与えておらぬ。
しかし、そなたは我に愛を捧げ、あまつさえ黒騎士として我が剣
にまでなった。そして、今また死ぬかも知れぬ命を下した。
それでもまだ我に対する思いは変わらぬのか?」
「はい・・・我が君・・・」
「そうか・・・下がって良い。」
「それでは・・・失礼します」
物思いにふける金獅子・・・
下の踊り場で剣戟の音が響き・・・消えた。
「・・・・・・来たか・・・アセルス」
「あなたとは戦いたくない・・・どいて、金獅子。」
「私は、私の想いに誓ってここを通すわけにはいかない・・・・」
「やるしか・・・・ないのか・・・・・」
何度も致命的な傷を負いながらも立ち上がり剣を振るう金獅子
そして・・・・ついに彼女は倒れた・・・
「オ・・ル・・ロ・ワ・・・ジュ・・・さ・・ま・・・」
「さようなら・・・・金獅子・・」
アセルス達が立ち去る・・・・
そして・・・
「最後まで何もしてやらなかったな・・」
「私の最後の力を・・・貴方に・・」
オルロワージュは首を振り、
「今少しまっているがいい・・・」
と言い残して消えた・・・
遥か遠くから聞こえる剣戟の響き・・・
「金獅子の・・・もとに・・・戻るまで・・倒れるわけには・・・・いかぬ」
金獅子の元にたどり着くオルロワージュ・・・
しかし、既に彼女は生きたえていた・・
「何故・・・・待っていてくれなかったのだ・・・」
息絶え絶えのオルロワージュの目に金獅子の姿が映る・・・
「金獅子・・・我も・・・今・・・行くぞ・・いまこそ・・・
その思いに答えよう・・・・」
「オルロワージュ様・・・・」
「金獅子・・・もう永久に離れないでくれ・・・」
「はい・・・オルロワージュ様・・・」
口付けを交わす2人・・・そして、2人は静かに旅立っていった。


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