高松から高知
R193走破
2003.7.27
船窓が心なしか明るくなって来たと思う頃、フェリーは定刻通り4:10分高松港に静かに着岸します。週末なのに乗船客が少ないためすぐに下船できます。自転車は私だけのようで、バイクも3人だけでした。4月にも利用したターミナル近くのコンビニで朝食の調達をと思い、手袋を装着し、サングラスを着用するとなんと右側のツルが折れています。コンビニで瞬間接着剤を買い求め応急処置をして、オニギリ3個を買い、今日の目的地R193で四季美谷温泉に向かいます。数キロ走ったところで、サイクルコンピュータ、SONYのGPSのスイッチが入っていないことに気が付く、なんとなく悪い予感がするスタートです、この時点ではまだこれから先いろんなトラブルが起きることは予想も出来ていませんでした。
R11号からR193にスィッチされ、車の少ない通りを進んでいると、MTBを積んだ3台程の車に追い越されます。近くには良い練習場所があるのだろうか、ちょうど6時ころ、先ほどのMTBの方々が、コンビにの駐車場からスタートされるところでした。7人ほどのグループで、100Mも走ると左に折れて仏生山の方に入って行くが、その後何度か国道から彼らの姿が見えました。
今年の夏は昨夏と違いとても涼しく走りやすいが、登り勾配でもないのにスピードメータは17キロ程しか示していない。ここ数年体力が急激に落ちているような気がする。途中御殿場集落あたりのコンビニでお茶と、飴を買う。7時10分頃道の駅「しおのえ」で朝食にする。今日は日曜日なので朝市が開かれるのだろうか、開店準備をしている人に「おはようございます」と声をかけるが返事が返って来ない。気を取り直し、徳島羽ノ浦在住のT氏に携帯でMAILを入れる、この後4日間ともT氏にはMAILでサポートされることになる。ここ塩江温泉は四国の中でも有名な温泉らしく、古い宿が何軒か見えます。
R377との分岐点の所で、88番大窪寺の標識が見える、今回も納経帳持参なので寄って記帳してもらおうと思ったが、ここ88番は最後まで残して置きたく通過する。農道と交差するところで、阿波の土柱の表示につられ左折しする。小さなアップダウンをいくつか越えて4キロほど行くと、何軒かの土産物屋が並ぶところを、少しばかり上に登ったところに土柱がある。
ここから一旦R193に戻らなければ4キロほど、時間にすると30分ほど節約出来るけれど、最初の目的が全線走破なので、元来た道を引き返す、道路端に牛舎があるのだろうか、糞の匂いで身体中に臭くなりそうです。徳島自動車道の高架下をくぐり抜けると間もなく一級河川吉野川を渡り、左折するとR192とR193がしばらく重複しています。道路の右側にはJR徳島線が平走しています。涼しいとは言え、太陽が顔を覗かせるとやはり暑い、このままR192を走れば徳島へは、たいした登りもなく今日中に着けるのに、R193の分岐点を見逃せば、NIFTYの会議室に書きこみをした事に言い訳が出来るのにと、気持ちが揺らぎます。途中コンビニで、アイスを1個買って喉を潤しますが、逆効果のようで、近くのスーパで西瓜を買って食べます。スーパーの角がR193号の分岐で、12万分の1の地図でも勾配のきついのがわかりますが、果たしてどれくらいの坂が待っているのやら、不安と期待を抱き、右折し南へ向かいます。
じわりじわりと高度が上がって行くのが分かる、11時30分頃、宮倉の集落で、アイスを食べ、昼食用のオニギリを探すが、2軒ある店のどちらにも無い、非常食用のバナナも無い、西瓜を買ったスーパで買って置けば良かったと後悔する。アンパン一個とスティック状のパンを買う。ここから先は目に見えて勾配がきつくなっているのがわかる、すでに70キロ以上走っているので少し疲れていたのか、スタートしたとたん落車する。なんか今回は思うように走れない。古井、倉羅集落、経の坂峠と続くところは、押しが半分で、ようやく13時45分頂上のようです。9キロほど上がるのに1時間50分ほど費やした勘定です。7月も終わろうとしているのに、鶯と蜩蝉の声が聞こえて不思議な感じだ。
ここから一気に7キロほど川又集落まで下ります、僅か20分弱で下ってしまう。12%、14%、16%の標識が下りでは快感です。R439との分岐点で缶コーヒで喉を潤す。ここでもR439の誘惑に負けそうになるが、R193を進む、15分ほど走ったところの、中津と言う集落で「クラフト工房だいもん」の店頭の「氷」の暖簾に気を取られていると、中から笑顔の店主が「休んで行って下さい」との言葉に負けて、氷を注文して日焼けした体を中から冷やす。先を急がなければ、今日の宿四季美谷温泉まで辿りつけない、しかし目の前から急に登っているのを見ると、もう少し休んでからにと思い腰を下ろしなおす。これが失敗で店主の話に付き合って時計を見ると、もう1時間も話しこんでいる。四季美谷までは、距離は20キロほどだろうが、目の前には「剣山」が立ちはだかっているので、川又まで戻りR439で徳島に向かう事に。T氏にMAILでその旨知らせる。しかし、ここでR193をはずれると、またいつの日かここに来なければならない、しばし思案して近くに民宿がないか訪ねると、500M程のところに最近始めた民宿「堂治(どうじ)」があると言うので、泊まれるか「だいもん」の店主に聞いてもらうと、どうぞと言う返事でした。しかし食事は出せないと言う、川又まで戻り買ってくることに。まだ時間が早いので、近くに四国電力の、発電所跡を見に行く、ここは大正8年から、昭和48年までこのあたり一帯に電気を供給した水力発電所跡が、設備、建物がそのまま残っています。
宿に行くと、還暦と言うご主人と、笑顔の素敵な奥様が出迎えてくださいます。80歳のおばあちゃんもおられるようだが、お会い出来ませんでした。本宅は、もう50年も前に立てられたそうですが、檜、槻がふんだんに使われている旧家と言う感じです。保健所に届け出ているのが、素泊まりだけなので食事は出せないと言うことでしたが、家族と同じ物で良かったら、食事が出来ると言うのでお願いする事に。夕食は、お家族の方と一緒に頂き、自家製に野菜中心でしたが、野菜本来の味がして、とても美味しいものでした。部屋は洋室が3部屋、どれも10畳以上はありました。冷暖房もついて素泊まり3000円は安いと思います。ただ、風呂がユニットバスなので洗い場がなく冬は少し辛いかも。自炊設備、冷蔵庫、ガス、電子レンジなどは揃っています。夜は窓を閉めなければ寒くて眠れないほど快適で、夏布団で朝までぐっすりでした。
| GPSで測定した時刻、距離、標高、 サイクルコンピュータとのデータに若干の違いがあります。 | |||
| 場所 | 時間 | 距離KM | 標高 |
| 高松市観光町 | 5:00 | 0 | 3 |
| 栗林公園 | 5:10 | 2.2 | 8 |
| 道の駅「しおのえ」 | 7:09 | 24.9 | 232 |
| 阿波の土柱 | 9:10 | 48.1 | 172 |
| 穴吹町穴吹橋 | 9:48 | 57.2 | 34 |
| 宮倉集落 | 11:27 | 73.3 | 222 |
| 経の坂峠 | 13:34 | 81.2 | 760 |
| 川又集落 | 14:01 | 88.1 | 285 |
| 中津集落 | 14:31 | 91.7 | 322 |
距離:92.56Km
時間:7:16:41(NET)
AVE:12.7km/h
MAX:50.9km/h