淡路島一周
2003.5.3

5月の3連休を利用して、前から一度は走って見たかった淡路島を一周する事に、淡路島は2年前にNIFTYのFCYCLE(自転車フォーラム)のメンバーの方々と3分の2周はしたのですが、残りの部分を走るのが今回の淡路島に行くことになったきっかけです。(結果は大違い)

朝6時過ぎの地下鉄で大阪梅田に、6時28分発特急姫路行きで山陽明石着7時29分、約1時間の乗車です。JRで行けばもう少し早いのだろうが、梅田での乗り換えのアプローチが短くて済むので、地下鉄から阪神電車へとの乗換えががベストです。

明石の駅前で自転車を組み乗り場へと急ぎます、フェリー乗り場までは約800M程です。3連休とあって、自転車、バイクの方が沢山待っています。明石までの料金は旅客320円自転車200円合計520円です。LOOKのカーボンモノコックのロードレーサに乗った若い女性と、マウンテンバイクい乗った男性の方がちょうど乗船券の売り場にいたので挨拶をすると、彼女は大阪弁天町のTサイクルのお客様らしく、少しお話をさせていただき、明石までご一緒させた頂きました。女性の方はとっても気立てが優しそうで、おまけに美人で、相手の男性が羨ましくなるほどです。

岩屋までは約15分程で到着します、今日は時計回りに走る予定です、海が左手に見えるので、瀬戸内の美しい海岸を堪能できると期待しながら、8時40分に走り出します。先ほどのカップルの方は左廻りで回ると聞いたいたのに、しばらく走ると追い越されてしまいます。右回りに変更したのでしょうか。一人はマウンテンバイクなので、また何処かで追いつけるだろうと期待していたが、もうそれっきりお会いすることはなかった。何人かのサイトを見て来て思ったのですが、私の足では日没覚悟で走らなければなりません。

国道28号を初夏の陽射しに霞む大阪湾を左手に見ながら、2年前の記憶を辿り走ります。途中一人の年配の方がロードレーサが挨拶をしながら追い越して行きます、早い早いあっと言う間に遥か彼方です。3年ほどロードレーサに乗っていないので、機会を見て乗ってみたくなりました。津名町を過ぎる頃、ふと足元を見ると、ダウンチューブに取りつけてある、インフレータ(空気入れ)が無い、何処かで落としたのだろうか思い当たる事が無い、このままでは途中パンクでもすれば、以後走行不可能になってしまうため、洲本市内で自転車さんを探すことに。一軒の自転車さんを見つけたが、店の中を覗くと町乗り用の自転車ばかりなので、フレンチバルブの空気入れは置いてないだろうと思ったが、一応聞いてみることにやはり無いと言われる、変換バルブなら有ると言われるが、もういちど念を押すと、なにやら2階の倉庫らしきところから探し出してくださいましたZefal制です。また落とすといけないのでスソ止め、そして先ほどの変換バルブを買い求めます、合計2280円と思いがけない出費です。先ほどのスソ止で落下しないように空気入れを縛って走り出します。

県道76号に出て大浜公園でトイレを借り、デジタルカメラの電池を入れ替えて再び走り出します。時刻は既に10時20分、ここまでの走行距離は38.1キロ。20分ほどの時間のロス、果たして日没までにフェリー乗り場の岩屋まで辿りつけるのやら心配になって来ました。洲本から8キロ程のところに由良町があります、ここの町の中は狭い道路が迷路のようです。昼には少し早い時間だが、ここから先は店もないようなので、一軒のうどんの暖簾がかかった店で昼食にします。蕎麦飯と、おでんを二つ食べて休む間もなく走り出します。サイクルコンピュータの走行キロはまだ46.3キロ、予定ではあと110キロは走らなければならないが時間は既に11時50分先が思いやられます。


由良の町を抜け、民家がなくなったあたりの三叉路を右折、ここからはいきなり登りが始まる、ゆっくりゆっくり登り始める、ヘアピンカーブを曲がると、遥か眼下には友ヶ島水道らしき海が春の陽射しにまぶしく光って見えます。2キロ程で立川水仙郷ですが、今の時期は閑散としていて、人影もあまり見られません、客引きの女性の呼びこみを無視して、少し上ると一気に紀伊水道まで下ります。ここからは快適な海岸線を軽快に走る、海岸線を10キロ程走ったところで、水分補給のため15分ほど休む。間もなく10%以上の上りが待っていた、距離はそんなに無かったが、200メータくらい押しが入ってしまった。そこを下るとまた平坦な道路に戻る。このあたりは冬場は波が高いのだろうか、テトラポットが敷き詰められている。今日は波もなく穏やかなので、岩場では釣り人、ワカメを摂っている人が目につきます。

何処で間違えたのか、当初の予定では海沿いを福良、阿那賀、慶の松原と走る予定だったのが、県道76号に入ってしまったらしい、しかしいまさら引き返すにはあまりにも残り時間が少ない。地図を持って来なかったのが悔やまれる、いつもながらあきれる程失敗を繰り返している、自分に呆れかえる。14時35分三原町小榎列で10分ほど休む、今日はお祭りだろうか子供神輿が出ている。そこからさらに北上し、県道472を西に向かいようやく播磨灘に出る。慶の松原に行くには岩屋の反対方向に4キロほど行かなければならない、往復8キロほど余分に走らなければならないが、淡路島に来て慶の松原を見ないでは帰れないので、日没を覚悟で慶の松原に向かう。16時20分記念に一枚写真を撮って岩屋へ急ぐ。


ここから岩屋までまだ50キロはあるだろうから約3時間はかかるだろう、19時30分頃には着けるだろうか、一応ナイトラン覚悟でライトは用意してきているので少しは安心です。それにこの道路は別名淡路サンセットラインと呼ばれているほど、播磨灘に沈む夕日が美しいらしい、それを見るのも楽しいかも。18時30分ころから、真っ赤に燃えた太陽が海に沈み始める、しばし時間の経つのを忘れて見とれるが、10分ほどで太陽は海の中に消える、夕焼けは毎日見れる訳ではないので運が良かったのだろうか。テールランプを点灯して、最後の力を振り絞り懸命にペダルを回すが150キロも走っているので思うようにスピードが出ない。後ろから大型バイク特有の排気音が聞こえてくる、7.8台のバイクに追い越される時、最後尾の方が頑張れと言う挨拶、親指を立てて手を上げて応援して下さる。疲れた身体には何よりの活力源です、最近こんな挨拶を交わすことが少なくなり少し寂しい気もするが、これも時代の流れでしょうか。太陽が沈むとあっと言う間に暗くなってくるが、一本道でわき道も無いのでなんとかテールランプだけで19時5分岩屋のフェリー乗り場に到着です。

     

慶の松原 播磨灘に沈む夕日
慶の松原 播磨灘に沈む夕日

                                                          

乗船券を買い求めて乗り場に行くと、先ほどのバイクの一団の方が声をかけてくださいます、1便待たなければ乗船出来ないようだが、彼らとのツーリング談義で30分はあっと言う間です。フェリーの中でも同席させていただき、とても楽しい時間を過せました。豊橋ナンバーの方は高速道路を使って豊橋まで夜間走行で帰るのだろうか、お気をつけて帰ってください。フェリーの中で缶ビールを飲んで1日の喉の渇きを潤します。明石駅前で輪行袋に自転車を入れるときに、無くしたと思っていた空気入れが出て来ました。ここでも若い女性から気をつけてお帰りくださいと言われ、とっても良い気分でした。21時1分発の特急に乗ると、先ほどのビールと、160キロも走った疲れからか、うとうとしていると大阪でした。自宅には23時に帰り着きました。今回のツーリングはゆっくり休憩も取らず、観光もしなかったので、かなり辛いものでしたが、新しい出会いもあり天候にも恵まれ満足しています。いろんな香りも有りました。由良の港町では磯の香り、西淡町ではタマネギの香り、一宮町では線香の香り、三原町では家畜の香り(匂い)、毎度の事ながら道を間違え、走り残したところは次回機会があればゆっくり廻って見たいです。

距離:160.68Km
時間:9:04(NET)
AVE:17.7km/h
MAX:49.5km/h