詩のページ (想い No.16〜)

 つれづれに書き溜めたつたない詩(うた)です。

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No.16  横恋慕(1)

       (私が好きになったあのひとには 彼女がいた)


       あのひとは言った

       「君を抱きしめることはできても、支えにはなれない」

       それは 男のエゴ


       そして私は言った

       「それでもかまわない」

       それは 女の性(さが)


       後は二人  闇へ落ちていくだけ・・・


No.17  蒼い月  (横恋慕(2))

       午前3時の蒼い月  ふたりきりの公園

       あのひとの腕によりそい うつむくわたし

       午前3時の蒼い月  初めてのくちづけ

       あのひとの横顔 涙でにじんでいく

       午前3時の蒼い月

       蒼い月だけが ふたりを見てた ----       


No.18  横恋慕(3)

       25時 あのひとの部屋       

       通り過ぎる靴音

       あの娘の姿におびえながら

       あのひとの腕の中 耳を澄まして聞いてた


No.19  横恋慕(4)

       あのひとの腕の中 たとえ朝をむかえられなくても

       それでもよかった

       よかったはずだった・・・


       けれど 5つの季節がすぎ

       最後に私からこぼれてしまった言葉

       「私は、あなたの何?」


       あのひとは

       ずっとだまったままだった

       ずっと・・・             


No.20  夢の後

       ほんの少しの期待と

       かなうはずのない夢と

       つかの間の幸せ

       けれど

       永遠に続く わたしの愛とはうらはらに

       切ない涙と

       悲しい現実とが

       皮肉にも

       薄笑みを浮かべ

       両手を広げて

       哀れなわたしを

       今日も待ち続けている


No.21  Telephon

       言葉のないままに 時だけがすぎてゆき

       悲しみの予感が わたしの胸をよぎる

       混線した電話の向こうの 楽しそうな女の声が

       淋しげな二人の 沈黙をやぶる

       いらただしたに受話器を置いた あなたの最後の言葉は

       遠く冷たく悲しい 凍りつくようなコバルトブルー 

       二度と聞こえはしない あなたの声

       立ちつくすわたしは 部屋の片隅

       ツーという音を いつまでも聞いてた -----