うわさの日記vol.10


99/12/12 先週の金曜日に、とうとうK県にある女子大の4号館の探検をしました。

 

もちろん10月に書いた「構内に3つある寮のひとつに代々伝わる話です。寮からみえる4号館は昔もみじ寮という寮でとても古い建物です。夜中寮から外をみると4号館の屋上から百数十人の女学生が続けざまに飛び降りる光景が見えるそうです。昔集団自殺があったそうです」の4号館です。

守衛さんに案内をしてもらって隅から隅まで歩いてきました。現在はいくつかのサークルがつかっているとのことですが、内部は昼なお暗く自分の歩く足音が寂しげに響き渡るのです。

もともとが寮なのですが、一室のひろさは三畳程度。畳のついたベッドと小さな机と、そして物入れがあったそうです。現在でも一室だけはもとのサイズで残されていました。まるで独房そのものです。このような部屋が廊下の片側にずらっと並んでいて、現在では、4部屋ぐらいをぶち抜いてひとつのサークルが使っているようでした。でも、学生のいない時間帯でしたので、ひたすら不気味な雰囲気が蔓延していました。夜はとても一人では歩けません。そうそう三味線の音は流れていました。今思うと本当かどうか定かではないのですが、60代の和服の女性と大学生が向かい合って稽古をつけてもらっている様子でした。その建物に隣接した建物は、昔の食堂後で、その賄い部分には、水道塔と思われる塔があります。

その塔が中世の城のような風情があり、あの塔の上から次々と飛び降りるというイメージはすばらしい物語になるのではないかと思いました。

 

99/12/9 Sさんからこんなメールを送っていただきました。有名なチェーンメールですが、一度走り走り始めると、なかなか終焉するのは難しいのですね。

 

>こんなんがまわってきたので、よろしく!!!!
 >鉄腕DASHがどこまで届くか実験中!
 > 9人に送って下さい。これは本物です。
 > 国分太一チームです。
 > よろしくお願いします。署名をして、この文章を
 > このまま次ぎの友達に!
 >
 > 西日本**サービス(株)広報**部
 > 武岡〜長*川〜伊*〜三*〜松*〜河*〜小野〜伊藤〜加藤〜佐*〜佐*〜川*〜平*〜黒*〜神*
 >〜遠*〜島*〜松*〜山本〜松*〜国*〜福田

で、自分の名前をたして友達にまわしたら、6人のうち2人からすぐに返事がきて、こんな文が引用してありました。(もう1通も似たようなことが書いてありました)


> 大変残念なことですが、「ザ!鉄腕!DASH!!」の名前を使い、E-mail、携帯電話の
> メール通信などに文書を回しているという事態が発生しています。メールは、
> ----------------------------------------------------------------------------
> 「ザ!鉄腕!DASH!!」の実験で、メールを出して返ってくるまでの経過を調べること
> になりました。同じ文面を3人の人にメールで送ってください。(TOKIO & スタッフ 一同)
> ----------------------------------------------------------------------------
> 鉄腕DASHが、どこまで届くか実験中!9人にメールをまわして下さい。これは、本物
> です。国分太一チームです。
> ----------------------------------------------------------------------------
> といった内容になっているようです。当番組ではそのようなメールを用いた実験は一
> 切行っておりません。もしそのようなメールを受け取られた方がいらっしゃいました
> ら、イタズラと思われますので、他の方にメールを回すのはお控え下さい。よろしく
> お願いいたします。 (公式HPより)
> とのことですので、このメールを、元の人のところに返送してください(笑)
> 武岡さんにはいつ頃届くでしょうか?

Sさんありがとうございました。

 

99/11/18 サンデー毎日の11/28日号のnews hunterというコーナーに、○○ナンバー気をつけろ。「当たり屋」注意警報発令中というタイトルの半ページ程度の記事があります。締め切りぎりぎりだったらしく、十分に説明ができずちょっと残念でした。

 

99/11/14 Y2K問題についての調査結果を掲載します。調査は6月末に実施したものです。この調査の本体は、ノストラダムス研究会の1回目に対応して、ノストラダムス直前調査として予定されていたものです。しかし、あまりに盛り上がりに欠けていたので、急遽2000年問題にシフトさせたのでした。なかなか興味深い結果が出ています。

 

99/11/09 6日に一通のメールをいただいた。10月の半ばに職場に当たり屋情報が掲示されていたそうだ。メールをくださった方は、さっそくコピーをして車にのせていたという。僕のホームページで「うわさ」であることを知りメールをくださったという。この方のホームページに、話題の「当たり屋情報」が掲示されているので、興味のある方はぜひ見てきてください。http://www2s.biglobe.ne.jp/~kirikabu/ です。しかし、当たり屋情報のうわさは本当に日本全国に流れているものですね。

 

99/11/01 4号館からの集団自殺の話とは別に、4号館にはこんな話があるのです。「一度もそんな話聞いたことありません!もう失礼なと思いました。しかし、思い出した恐い体験をひとつ。1年生のとき、朝方(まだ暗い頃です)目を覚ますとなぜか4号館の方から琴のような音が・・・・・・すんごい怖くて、ずっとふとんをかぶっていました。はっきり聞こえたんです。寝ぼけてないです。(そして二度寝をしてしまいました)」と報告してくれました。また、別の報告者は、「あ.でも夜に4号館から三味線の音が聞こえるとかは聞いたことがあります。昼間は誰かがひいているみたいですが、夜はだれもいないのに・・・・ということらしいです」と述べています。三味線の音のほかにもいろいろとうわさが流れているようです。

 

99/10/30 至文堂から、現代のエスプリ別冊「流言、うわさ、そして情報」が出版された。「うわさとニュースの研究会」のメンバーの佐藤達哉さんの編集です。別冊ということで2400円とちょっと高いですが、副題が「うわさの研究集大成」ということですから、高くてもしょうがないかもしれません。内容的には、じつに広い範囲からうわさの研究を集めてきており、これ一冊で日本でのうわさ研究を理解することができると思います。もっとも「うわさ」そのものについては、あまりに多様な視点のために、かえって混乱してしまうかもしれませんね。しかし、佐藤達哉さんの編集の妙を感じさせられる一冊です。それに表紙が最高です。

 

99/10/26 10/20に書いた話の続編です。この話を授業で聞いた学生から「寮(現4号館)の屋上からどんどん人がとびおりるのが見えるといううわさはとても怖いと思いました。一人ではなく全員が飛び降りるまで見ていないと呪われそうでよけい怖いです」と語られましたが、最後までみていなくて「たたられた女子大生」という新しい伝説がうまれそうな気配ですね。中には、とても冷静な学生がいて「昔の寮(現4号館)から、次々と人が飛び降りる…といううわさについて。よく考えてみたら4号館は2階建て。飛び降りても死ぬことはないでしょう。だとしたら、大脱走? 真相が知りたい。でもむりなのですね。残念」と書いてきました。怖い話をきいていると建物の高さも分からなくなってしまうのですね。地面は芝生で死ぬことはないのです。また、こんな意見もありました。「寮に住んでいて、しかも4号館(でるところ)のまんまえの寮生ですが、夜中に見ても誰もいませんでしたね。集団自殺の話は知りませんでした。とりあえず、みたこともないおばけよりも、目の前のゴキブリの方が何倍も恐いです」。おばけはでないが、ごきぶりはでるというのです。この学生は授業でこの話を聞いてからあとで、実際に夜中に眺めたのでしょう。えらいです。しかし、この建物をめぐるうわさは、まだまだ続くのでした・・。では来週。

99/10/20 現在、某女子大で講義しているのですが、講義の中で、『うわさには三種類あって、社会情報を伝える「流言」、身近な人々に関する「ゴシップ」、そして話す楽しみのための「都市伝説」(世間話・・)、それらを総称して「うわさ」という』という話をして、身近なうわさを書いてくださいとお願いしたところ、つぎつぎと興味深い話を教えてもらいました。その一部を書いて見ましょう。K県にある古い女子大だと思ってください。

 「構内に3つある寮のひとつに代々伝わる話です。寮からみえる4号館は昔もみじ寮という寮でとても古い建物です。夜中寮から外をみると4号館の屋上から百数十人の女学生が続けざまに飛び降りる光景が見えるそうです。昔集団自殺があったそうです。実際私は三年間寮にいましたが、一度もその光景をみたことがありません」

僕が期待していたのは、ゴシップというジャンルのうわさだったのですが、これはまさに「都市伝説」のひとつです。なかなか迫力のあるお話になっていると思いませんか。もっともこの話には、もっとおもしろい「おち」がついていました。その話はまた来週。


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