うわさの日記vol.12

2000/3/27 1999年度はノストラダムスと2000年問題で楽しんだけれど、2000年度の研究計画をぼちぼち立てなければいけません。今年こそは、ワイドショーと考えていたのですが、少しワイドショーが楽しくなくなってきたようです。どうもサッチー事件で容易に視聴率が稼げたので、それ以来ずいぶんと堕落していったのではないかと思います。それに、デビ騒動は、二番煎じ鼻についてとても見る気も起こりません。今年はひとつまじめなニュース研究を行なうのがいいのかもしれませんね。

 

2000/3/22 卒業式のシーズンですね。街をあるいていると卒業式がえりの女子大生がやけに目に付く。目に付くのも当然だが、全員はかまをはいている。いったいいつ頃から、こんな馬鹿なことになったのだろうか。僕が大学に勤め始めた1981年にはこんなことはなかった。全員はかまというのは、ここ数年間のことなのかしら。風俗の変化は、なかなか記憶に残らないものなのですね。少しずつ変化して、気がつくと全員がやっているというのは、とても怖いものを感じますね。

 

2000/3/10 3月一杯の原稿を仕上げねばと思うと、他の作業もできず、かといって、肝心な仕事をするでもなく時間が過ぎていきます。今日も他の方からいただいた話題を転載させていただきます。内容は、有名な「good times virus」の流れです。**一郎さんが、知り合いからもらったメールをメーリングリストにのせてしまったケースです。知り合いから送られてきたので、タイムスタンプがついていないので、最初の発言から終結まで、どのくらいの時間がかかったのかわかりません。**一郎さんのように、メーリングリストにのってしまうと、すぐにチェーンメールと分かってしまうようですね。コメントをつけている人々の表現が、最初は柔らかな表現ですが、だんだんと直接的な表現になっていくというのもおもしろいですね。最初から厳しい表現で叱られると、**一郎さんとしては立場がなくなってしまいますよね。

 

**一郎さん

以下のウイルス情報をいただきましたのでお送り致します。
JOIN THE CREW  ・PENPAL  GREETING・Returned or Unable to  Deliver
というタイトルのメールを受信したときは、すべて読まずに削除して下さい。
> ******** 重要警告 *************
>  もし、 JOIN THE CREW  というタイトルのe-mailを受け取ったら、
以下略

 

 Bさん

こんばんは。
これは、チェーンメールを誘発する類のものですから、
転送、転載はしないほうがよいと思いますよ。
----- Original Message -----以下略

 

Cさん

********@****です。
**一郎さんの「重要警告です」という
メールはチェーンメールの一種ではありませんか。
メーリングリストで流すには不適当だと思いますが、
皆さんどう判断されるでしょうか?

 

Dさん

At 11:07 PM +0900 00.3.3, **一郎さん  wrote.
> JOIN THE CREW  ・PENPAL  GREETING・Returned or Unable to  Deliver
> というタイトルのメールを受信したときは、すべて読まずに削除して下さい。
 これはデマ情報です。転送しないでください。
 ウイルス情報を流すときは必ず確認してください。ほとんどはデマです。

 

Eさん

ウイルス情報を友人知人から受け取ることがあったら、すぐに他の
友人・知人に転送したりせず、公的機関やワクチンメーカーにまず
ご一報。
しっかり真偽を確認してからでないと、場合によっては友人関係を
壊してしまうこともあります。ご注意ください。

 

**一郎さん
いろいろありがとうございました
どうやら,あの警告はデマだったようです。
送られてきた知人が信用出来る方だったものですから
確認もせず送信してしまいました。
大変失礼しました。

2000/2/27   新しい方からメールをいただいた。チェーンメールです。なんという名前がついているのでしょうね。最初は、ねずみ講のメールかと思わせますが、実は、あなたの心の空白に忍び込んで、自己増殖を狙ったしっかりしたチェーンメールです。お金から、時間へと論理を発展させ、さらに、もっとも大事なものは、友情と展開させるあたり、なかなかのものですね。しかし、冷静に考えてみると、時間の貴重さから、「友情」へのすり替えは、かならずしも優れものというわけではありませんね。それにしても、鉄腕ダッシュの方はあいかわらず猛威をふるっているようです。送ってくださった方は、英語の翻訳ではないかと推理していますが、多分そのとおりなのでしょうね。

> ちょっとだけいい話。
> このへんで、人生、考えてみましょ。
>
> 次のような銀行があると、考えてみましょう。
>
> その銀行は、毎朝あなたの口座へ86,400ドルを振り込んでくれます。
>
> 同時に、その口座の残高は毎日ゼロになります。
>
> つまり、86,400ドルの中で,あなたがその日に使い切らなかった金額は
> すべて消されてしまいます。
>
> あなただったらどうしますか。
>
> もちろん、毎日86,400ドル全額を引き出しますよね。
>
> 僕たちは一人一人が同じような銀行を持っています。
>
> それは時間です。毎朝、あなたに86,400秒が与えられます。
>
> 毎晩、あなたが上手く使い切らなかった時間は消されてしまいます。
>
> それは、翌日に繰り越されません。
> それは、貸し越しできません。
>
> 毎日、あなたの為に新しい口座が開かれます。
>
> そして、毎晩、その日の残りは燃やされてしまいます。
>
> もし、あなたがその日の預金を全て使い切らなければ、
> あなたはそれを失ったことになります。
>
> 過去にさかのぼることはできません。
>
> あなたは今日与えられた預金のなかから今を生きないといけません。
>
> だから、与えられた時間に最大限の投資をしましょう。
>
> そして、そこから健康、幸せ、成功のために最大の物を引き出しましょう。
>
> 時計の針は走り続けてます。
>
> 今日という日に、最大限の物を作り出しましょう。
>
>
> 1年の価値を理解するには、落第した学生に聞いてみるといいでしょう。
>
> 1ヶ月の価値を理解するには、未熟児を産んだ母親に聞いてみると
> いいでしょう。
>
> 1週間の価値を理解するには、週間新聞の編集者に聞いてみると
> いいでしょう。
>
> 1時間の価値を理解するには、待ち合わせをしている恋人たちに
> 聞いてみるといいでしょう。
>
> 1分の価値を理解するには、電車をちょうど乗り過ごした人に
> 聞いてみるといいでしょう。
>
> 1秒の価値を理解するには、たった今、事故を避けることができた人に
> 聞いてみるといいでしょう。
>
> 10分の1の価値を理解するためには、オリンピックで銀メダルに
> 終わってしまった人に聞いてみるといいでしょう。
>
> だから、あなたの持っている一瞬一瞬を大切にしましょう。
>
> そして、あなたはその時を誰か特別な人と過ごしているのだから、
> 十分に大切にしましょう。
>
> その人は、あなたの時間を使うのに十分ふさわしい人でしょうから。
>
> そして、時は誰も待ってくれないことを覚えましょう。
>
> 昨日は、もう過ぎ去ってしまいました。
> 明日は、まだわからないのです。
>
> 今日は与えられたものです。
>
> だから、英語では今をプレゼント(=present)と言います。
>
> 今週は、ナショナルフレンドシップ週間(友情の週間)です。
>
> 友だちはとても貴重な宝石です。
>
> それは、あなたに笑顔と、成功するための勇気を与えてくれます。
>
> それは、あなたのことを聞いて、あなたを誉めて、
> あなたへ心を開いてくれます。
>
> だから、あなたの友達に、どれほど彼らのことを心に留めているかを
> 示しましょう。
>
> このメッセージを、あなたが友達だと思う人に、送りましょう。
>
> そして、もしこのメッセージが戻ってきたら、
> あなたは友達の輪を持っています。
>
> 素晴らしいナショナルフレンドシップ週間(友情の週間)に
> なるように祈っています。

2000/2/26 昨日から、ベッコアメの僕のメールが届かなくなっている。ベッコアメのトップページに行っても事故のアナウンスもない。もっとも重要なメールがくることもないか・・・。2000年問題の事後調査報告書出来上がる。早く公開したいのだが時間がない。それに、MSワードで作成すると、図をットスケープでは見ることができないらしいのだ。マイクロソフトの陰謀のひとつである。

 2000/2/11 大学の行事で忙しく、更新もままならない状態でした。今日から入試。地獄の4連荘です。マージャンならば4連荘もいいけれど・・・。

まだまだ続く「鉄腕ダッシュ」。しっかり9人に回す人がまだいるようですね。新しく回ってきたら、僕のところに送ってくださいね。

やっと2000年問題の事後調査の集計に入りました・・・。1月1日に向けて、盛り上がっていった様子が、三回の調査結果をあわせると、とてもきれいに出ています。いったい2000年問題をどのように総括すべきなのか、よくわかりません。調査項目のひとつに、2000年問題で大きな事故がなかった理由をたずねています。驚くべきことに、「多くの人の努力で回避できた」という人が81%にものぼっているのです。「もともと可能性なし」という人はたったの10%にすぎなかったのです。調査をやってみてよかったのでしょう。

 2000/1/27 コミュニケーションに関心のある人には、絶対のお勧め本に出会いました。「ことばの起源−猿の毛づくろい、人のゴシップ」ロビン・ダンバー、青土社です。なぜ、人類が言葉を獲得したのかを、信じられない「論理」で展開してしまうのです。どこかで騙されているのですが、すばらしい本です。知り合いの研究者が「複雑さに挑むー社会心理学−」(亀田達也、村田光二)というとても意欲的な教科書を書いたのですが、その中でこの本のことを紹介していたのでした。

翻訳本の帯に書かれた文章を紹介しておきます。「言葉は男が狩をするために進化したのではなく、女がうわさ話をするために進化したのだ」「すばらしい本だ。あなたはこの本で何ヶ月もうわさ話ができる」「ヒトは、うわさをするために生まれた」さらに、猿の集団が大きくなって毛づくろいができなくなったとき、それに代わるコミュニケーション手段として生まれたのが人間のゴシップ=言語だった」・どうです。読まずにはいられなくなりませんか。ほんとうにすばらしい本です。翻訳もとてもよい。英語で読もうなどとしなくてよかったと思います(後で知ったのですが、英文はしっかり買ってありました)。半日で読み終わりました。こんな感じは、オングの本を読んで以来でした。

 もう一冊「噂の研究」ハンス=ヨアヒム・ノイバウアー、青土社。こちらは、朝日新聞の書評欄にものっていましたが、「うわさの本」としては完全な失格。訳も難解。もっとも、元が難解だからしょうがないのかもしれません。単純なことをできるだけ複雑に考えたいという人にはいいかもしれません。上の本も、この本も2800円でした。

2000/1/16 今日「日記コミュニケーション−自己を綴る、他者に語る−」至文堂、現代のエスプリ391が送られて来た。編者の川浦さんが送ってくださったものだ。いまや、このうわさの日記もそうだが、インターネットでの定番のコンテンツのひとつになっている「ウェブ日記」である。もしかすると、インターネットは「ウェブ日記のためのメディア」ではないかとさえ思う。この本の中で、川浦さんが指摘しているけれど、「日記」についての僕たちのこれまでの思い込みが間違えていたのであって、「日記」っていうのは、もっと自由で、そしてもっとオープンなものだったということを教えてくれているような気がします。また、ニフティのシスオペの黒岩雅彦さんも書いています。この人の書いたものは、いつもすごいなと感じさせる。なにがすごいかというと、情報の確かさと、その範囲の広さである。それから、専修大学の山下さんも、新しい分析をふまえて、洒落た一章を書いている。その中で、日記の表現で、語尾の書き方について、とてもおもしろい指摘をしています。自分に向けて書いているときは、「・・だ。・・である」などでおわるが、他人を意識しているときは、突然に「ですます調」に変わっているというのだ。おもしろいですね。ところで、この「うわさとニュースの研究会」の一部に、リンクは張っていないけれど、じつは「サイバー空間における日記行動」というページが隠されていたのでした。調査の報告です。興味のある人はどうぞ見てください。そうそう先日の朝日新聞で、川浦さんがこの調査結果を紹介していました。

 


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