2000/7/3 ふと気が付いたら7月にはいってしまいました。AB型Rh-血液のうわさについて、とても心強いメッセージが届きました。あたらしく会員になられたTさんからのものです。
周りの人には「こんなメールが来たら私に見せて」と呼びかけて、
メールを集めています。もとのメールに手術時期が「7月上旬」とある
ので、まだチェーンはつながっているのではないかと思い、収集しています。
最新日付のメールは6/13のものが、ネットニュースでは6/16のものがありま
す。まだ、続いている感があります。
今までの収集の過程については
お天気の話(
http://www.kaba.or.jp/~terao/daily/walk/walking.htm)
にまとめています。当該のメールは公開していませんが。
さらに次のメールで、
私も日本のインターネットの歴史に残るチェーンメール事件の1つ
だと思っています。私は1996年のときも経験しているので、それと
の比較をする方向でまとめるつもりでいます
と述べられています。新しい情報があったらお知らせくださいね。
2000/6/15 AB型Rh-血液のうわさは、日本医科大学が手術の成功をホームページに掲載したことで一段落したようだ。この間に手元に寄せられたものの一部をまとめておきました。AB型Rh−のチェーンメールです。いずれにしても「善意」を利用したチェーンメールであったことだけは確かだと思います。
2000/6/4 ぞくぞくとRh-のうわさが流れているようです。僕の周囲だけで相互に関係のない5人の方が受け取ったと知らせてくださっています。もっとも新しいひとつを紹介します。もちろん個人名や電話番号などは伏せておきます。
From:
C H***** [mailto:f*******@mb.infoweb.ne.jp]
Sent:
Friday, June 02, 2000 6:47 PM
To:
川上さん
Subject:
Fw: AB型RH−
**大学4年のC.H.です。
例のAB型RH−のメールを転送します。
また、これについて病院の方が「HPを見てください!」
と怒っていたので(笑)、そのURLは↓
http://www.nms.ac.jp/Announce/abrhblood.htm
>
こんばんわ。
>
突然のメールで驚いた方もいるかと思われますが
>
地元の友達つながりでこんなヘルプメールがきました。
>
もし下記の内容に協力できる方が知り合いにいらっしゃいましたら
>
ご一報差し上げてください。
>
なにしろ緊急の様子なので・・・
>
よろしくおねがいします。
>
>
****ここからがその内容です****
>
>
血液型がRH(-)AB型の方がおりましたら
>
小*由*子にご一 報く ださい。
>
又、情報がありましたら、
>
御連絡いただければ幸いです。(0422−** −****)
>
> 〔内容〕
> 知人方の奥さんが妊娠されておりますが、
>
先日入院されました。病名は、【全前置 胎盤】です。
>
(全前置胎盤…胎盤が逆になって子宮口を覆っている為、
>
出産時は帝王 切 開で胎児を取り出し、胎盤を除去する)
>
出産予定は、8月初旬でありましたが、この為、
>
7月初旬(第一週位)に帝王切開し、
>
胎児の取り出し及び、胎盤の除去を行います。
> 帝王切開の際、輸血が必要ですが、
>
上記血液型の為、病院でも、輸血用血液が全然 足りなく、
>
また、集まるか否かが問題になっております。
>
> 〔手術実施時期〕
> 7月上旬(第一週位)…胎児が生まれて肺呼吸が出来るのがギリギリ34週である
>
為。
> また、母体の状況によって、これ以前になる可能性あり。
>
> 〔必要血液量〕
> 約1〜10リットル。手術の状況により変化。多ければ多いに越したことは無
い。
> 〔病院での確保量〕
> 1.8リットル
> 「内訳」
> 600CC 関東中の血液センターより掻き集め確保。
> 1.2リットル 3週間前より本人より備蓄用に採血。
>
(輸血用血液保存期間:3週間のため)
>
> 〔協力してくださる方〕
>1.平日(月・火・水 17:00頃迄) 日医大**病院にて医師の説明を受けた後血
>
液検査(トータル約1〜2時間)
> 2.6月中旬より採血開始 1回200CC 最大毎週3回で600CC(採血時間約10分)
> 3.手術日 病院にて待機して頂きたい
>
> 1人分の採血量が200CC/回であることで分かるように
>
絶対的人数が不足しております。
>
>
この件は、絶対自分で止めず、必ず、周りの友達、
>
家族、親戚、会社関係の人に伝 え、
>
情報を収集してください。
>
また、協力して頂ける方は、出来れば、3回採血して頂きたいですが、
>
1回の採血で も 当日待機でも、構わないので、
>
御協力お願い申し上げます。 宜しく御願いします。
かなり確信犯的なチェーンメールですね。5/29のメールには医大の電話番号でしたが、こちらでは、このメールの発信者とされる女性の名前と電話番号がかかれています。これが本当の電話なのか、あるいは、ここに電話をかけさせるのが目的なのか、怖いものを感じます。随所に、チェーンメールとしての苦労が見られ、いよいよ実力をつけているようですね。血液型に対する日本社会の異常な信仰が背景にあるのかもしれません。血液型による差別意識を持つ者の被差別者への善意という構造かもしれませんね。自分の血は提供できないが、情報を回すことで協力しているということなのかもしれません。
2000/5/29 最近入られた会員の方からよせられた情報です。ある企業の社員が自由に
書き込める掲示板に載せられたものです。
<@5月24日の記事>(△△さんの投稿)
みなさんに緊急を要するお願いがあります。
私の知人の知人の方が
出産を控えているのですが、
実は【全前置胎盤】です(全前置胎盤…胎盤が逆になって子宮口を覆ってい
る為、出産時は帝王切開で胎児を取り出し、胎盤を除去する)
血液型がRH(-)AB型の方がおりましたら私宛てご一報ください。圧倒的に血液
が不足しており、手術への問題となっています。もちろん、病院で確保して
いる血液もあるようですが、それだけでは全然足りないようです。
東京に在住の方で輸血用の血液を提供頂ける方がまわりにいらっしゃいまし
たら是非、助けて下さい。私自身は直接知らない方ですが、何らかの形でお
役に立ちたいと思い、皆さんにご連絡した次第です。よろしくお願いします。
<A5月24日夜の記事>(△△さんの投稿)
皆様 お疲れさまです 補足情報 と言うのも変ですが 別ルートでもこ
の話が回ってきて チェーンメールか? という疑問を持っていたのですが
今日病院から正式なコメントが発表されたようです
先ほどのAB型RH−の献血メールについて、病院側の正式なコメントです
↓
>
http://www.nms.ac.jp/Announce/abrhblood.htm> > 2000年5月24日掲載>
>
AB型Rh(-)の方への供血献血依頼のメールについて> >
5月19日(金) 頃より「当大学においてAB型Rh(-)の方に供血をお願い
する」旨
のメール(※)がチェーンメール化されて広まっており、大学本
部・病院に対し
、全国から様々な形での問合わせが相当数寄せられおり診
療に支障が出てきています
。
このため大学としても事実関係を明らかにする必要性があると考え、あえ
て大学のホ
ー ムページにこの件に関するコーナーを設けました。
まず明らかにしなければならないのは、現在広がっているメールの発信者
は大
学
・病院ではなく、おそらく非公式の私信が非常に早い速度で広がっ
たと考えられる
と いうことです。従ってメールの内容そのものについては
大学・病院側としては一切の
責 任を負うことはできません。
しかしながら、 現在、治療上の必要性から日本赤十字
社 や、AB型Rh(-)
の方に対して供血のご協力をお願いしていることは事実であります。
5・6月中に東京・神奈川もしくは近県の方でご協力をいただける方があれ
ば
AB型 Rh(-)のかたご本人から直接、病院担当医まで早めにご連絡いただ
ければ大変幸いで
す。ただし、ボランティアであること(交通費等の金銭
的報酬はありません)また
、 ご協力いただく場合には当病院にて初回に供
血の可否にいついての諸検査(血液型
の 確認、貧血の有無等のチェック)
を受けていただき、その上で改めて後日、供血をお願いすることになりま
すので、ご承知くださるようお願いします。
以下略
<B5月25日の記事>(××さんの投稿)
こんにちは。××です。
この掲示板で良いかどうか考えてしまいますが・・・・
僕も、△△さんにチェーンメールではないか?とおたずねしました。
結果、事実であったわけですが、事実だからといってチェーンメールを容
認して良いと言うわけではないなぁと考えてしまいました。
実際に、病院側は対応に苦慮していたようだし、代表電話に問い合わせが
殺到することで、もしかしたら、他の患者さんの命に関わる問題が発生す
ることも考えられるわけですから。
この件に関しては、以下のページも参照してください。
http://www.fx.sakura.ne.jp/%7Ekomori/doc/hoax/BloodDonation.html
善意で行ったことの結果が迷惑を及ぼすこともある、ということは認識
しておいた方がいいでしょう。
補足ですが、RH-AB型は日本人の場合は2500人に一人くらいの発生確率だ
そうです。輸血用の血液に関しては、赤十字が献血登録者制度というのを
設けていて、特定の血液型が必要になったときに対象者にお願いして、献
血をしてもらうことがあります。僕も一度だけしたことがあります。
また、RH-は、出現率が低いので地域ごとになんかの会があって血液を提供
し合っているという話も聞いたことがあります。
・・・・と献血好きの××でした。
----------------------------------------------------------------
とても詳しい紹介ありがとうございました。紹介いただいた会員のメールの中で「最初のメールの内容が、非常に具体的なので病院に全国から問い合わせが殺到して、診察に支障がでるほどの騒ぎになったようです。”うわさ?”が瞬時に全国規模で広がるというのがネット社会ならではの特徴といえましょう。」と述べられていましたが、まったくその通りだと思います。
と同時に社内の掲示板のことではありますが、情報の提示に対して、同じ日に事実の確認がなされ、そのサイトが紹介され、この記事の読者が自らの手で情報確認ができるということも忘れてはならないと思います。インターネット前の社会では、善意の「情報」は広がっていくのにたいして、その情報を否定する事実は流れなかったところに問題があったと思います。今回ご紹介いただいたケースでは、この掲示板の中の世界に関しては、24時間以内に沈静化したということですね。もっとも、記事中に紹介されたサイトがまた捏造であったりしたら・・と思うともっと怖いものがあります。
2000/5/28 携帯電話に送られたもの
その1
From:
***.*@docomo.ne.jp [mailto:***.*@docomo.ne.jp]
Sent:
Wednesday, May 24, 2000 7:44 PM
To:
y.******@bekkoame.ne.jp
Subject:
Fw:Fw>:Fw>Fw>Fw>Fw:これはいか
【大至急、このメールをiモードをお使いの方に転送してください】
『ご利用者様へ重要なお知らせ(至急)』
内部調査の結果、iモードのニセモノが大量に出回っている事が判明しました。当面の
対応として、iモードからのアクセスで本物かニセモノか判別するチェックシステムを
センター内に設けました。
http://person1.rocketbeach.com/~ima/chain/unn.htm
ご迷惑をおかけしますが何卒ご理解頂けますようお願い申し上げます。
その2
From:
***.*@docomo.ne.jp [mailto:***.*@docomo.ne.jp]
Sent:
Wednesday, May 24, 2000 7:43 PM
To:
y.********@bekkoame.ne.jp
Subject:
Fw:Fw>Fw:Fw:Fw:なにーじゃーこ
今日の‘いいとも!′放送中に、日本中が騒然とした事件が起きました。
これがその瞬間です。
http://www.japan-net.ne.jp/~hello/imode/imode_gazou/4-4/d502tamori.gif
といったものです。これからはきりなく、この種のメールがとびかうのでしょうね。ありがとうございました。その1は、I-modeのチェーンメールを集めたサイトの流出メールなのかもしれません。その2は、たもりのカツラ版でした。
2000/5/25 うわさのリンクを一部修正しました。ひとつは、都市伝説のおもしろいサイトが紹介されていましたのでリンクを張りました。まだ新しいものですが、本格派です。医学都市伝説という専門化したサイトです。また、松田美佐さんのリンクを新しいところに代えました。文教大学情報学部に移られたようてす。それから慶応大学の草野厚さんの「テレビの見方」という硬派のリンクを追加しました。いまさら2000年問題でもないので、うわさの研究の中にリンクを移しました。ノストラダムスと2000年問題は結構反響が大きかった。
今年から行っている女子大の学生から教えてもらったのだが、口裂け女は、今から9年前に三軒茶屋とか三鷹とか、三のつくところに出たという話を教えてもらった。14人の中で2人が同じころに聞いていたという。また、古典的なマクドナルドのうわさについては、全員が小学校の3−5年に聞いていた。1人ひとりにインタヴュー形式でかたってもらったのだが、個性があって面白かった。テープにとっておくべきだったと後悔している。
2000/5/7 今日は、会員の一人から送られたIモードによるチェーンメールです。まだまだ新しいものだそうです。
みなさん、はじめまして。優香です〓
突然の〓驚かせてスミマセン。私は今TBSの、ウンナンのホントコという番組に
レギュラー出演しているのですが、みなさん見てくれていますか?
その中で私は、インターネットを使った企画をやっていますが、今度の企画は、
〓モードを使っているみなさんの、ネットワークを使って、この〓が何日で200
万人に伝わるか?というのをやります。この〓は、NTTDoCoMo様の御協力により〓
モードセンターに記録されますので、是非たくさんの方に転送してください。宜
しくお願いします〓
優香でした〓〃
私もiモード愛用者です〓
以上が送られてきたものです。
〓←このマークがiモードの専用の絵文字なので普通のメーラーでは表示されま
せんでした。ハートやら、メールマークやら、iモードのマークだったりします。
題名は送られてきたときから無かったです。
という内容です。手を変え品を変えてつぎつぎと登場するのですね。これ一通を受け取ったり、送ったりするのに、どのくらいのコストがかかるのでしょうか。この人の契約では、メール送信50字で1.5円。受信が50字で0.9円。基本料が300円/月かかるそうです。元のメールは、250文字です。受信に5X1.5円、受信に5X0.9円かかることになります。一通を受け取り一人に転送すると12円かかることになります。このメールにかかれているように200万人につたわると、二千四百万円のコストということになります。すごいですね。
2000/5/6 5月3日は夕方からテレビにくぎ付けだった。結局12時ごろに寝たが、ラジオで朝まで聞く羽目になる。豊川の事件といい、私たちの想像力を超えた出来事が現実に創られていく。今回も酒鬼薔薇事件のように「顔写真」を求めてインターネットが騒がしかったとテレビが伝えていた。サイバッチが正しいならば、テレビが「顔写真」をリークしたことになる。前回は新潮社であった。にもかかわらずネットの問題として取り上げるマスメディアの姿勢はおかしいものがある。
2000/4/21 今日は非常勤の日。なぜか昨年度もそうだったのだが、雨に降られることが多い。女子大がいけないようだ。都内の女子大だが、大学の敷地内に修道院ある。今日教えてもらったうわさは、そこに住むシスターがからすをかっているそうだといううわさだ。色彩的にも内容的にもコントラストのきわだった話ではないか。午前中は別の大学の大学院の演習があるのだが、スプロールとキースラーのコネクションズを読み始めた。彼らがあの本を書いてから10年以上の時間がたっているが、その間のCMC環境の変化の大きさとそれらを研究する研究者の意識の変化に驚かされた。とも勉強になる。僕らが盛んにアプローチしてからも10年が経つ。この演習を機会に、あらためてコンピュータコミュニケーションについて勉強するのも良いかもしれない。うわさの方はじはらくお休みにするか。
2000/4/18 14日交換日記は女性に特有と書いてしまいましたが、さっそく、そんなことはないとメールをいただきました。男性にもあるようです。いずれにしろ調査をしないことには、正確なところはわからないですね。しかし、ちょっと残念です。日本人のコミュニケーションの性差を交換日記の体験で説明できるかと思ったのですが、早くも失敗です。
読者の一人から例のキムタクのメールをいただきました。なかなか雰囲気が出ています。
すごい情報を入手しました。
> にゅーすです。
>
>
僕の友達の友達が区役所に勤めてるんだけど、なんとなんと昨日そこにキムタ
> クと工藤静香が婚姻届を出しにきたんだって!!
>
> だって。
>
私は今日はまだニュースを見てないので、もしかして皆知っているのかもしれ
> ないけど。
>
ほんと? びっくりしたのでとりあえずお知らせするね。
というものです。残念なことに、入手した日付を示すヘッダなどがぜんぜんありませんでした。メールに書かれていたのですが、数週間内に受け取ったようでした。最近教えていただいたのは、
最近私の耳に入ってきたうわさで、キムタクが工藤静香との婚姻届を区役所に出しに来たというのがあります。私の友人が言っていたのですが、友人の友人のお母さんのお友達が区役所で働いていてそれを見た、というものです。本当なのでしょうか・・・。
区役所での情報の入手方法がさまざまで面白いですね。区役所というのが、話にリアリティを与える小道具として一貫して使われています。それにしても、「友人の友人」となっているところが、なんとも言えずかわいいですね。うそをつくならば、自信をもって「友人の」といったらいいのにね。
これからはこんな形で、いろいろな情報が流れるのかと思うと楽しい限りですね。キムタクの話はなんでこんなに続くのでしょうか。
2000/4/14 ふと気が付くともう4月です。この時期は、毎年仕事に追われて大変な思いです。新しい学生と接触するので、いろいろと神経を使って(もっとも向こうの方が神経を使ってますが)疲れます。とくに新しい大学での非常勤は、校風というのが分からないからか、一層疲れを感じます。今年は、都心の大学の大学院と、郊外にあるキリスト教系の大学の2つを教えることになりました。後者はとてもすばらしい自然環境の中にある女子大です。どんな演習になるのかいささか不安です。そこでの授業で感動したのは、交換日記の偏在という事実を知ったことです。14名の学生が全員その発達のプロセスで交換日記を体験していたということ。また、もっとも遅くまで続けていた人は高校2年まで、そして大多数は小学校4年、5年まで。そして交換日記は女性同士ということ。どうしてこんな重要な問題に研究者は注目しないのかとても疑問を感じた一日でした。女性だけが行うコミュニケーションであること。このコミュニケーションをどうして彼女らがえらびとっていたのかということ。どのようにしてはじめられるのかということ。この日記コミュニケーションが明らかに対人関係のあり方を規定していると推定されること。そして発達の一時期に登場して、その後では交換日記というものを持ちえなくなってしまうこと。そのようなコミュニケーションが何によって代替されていくのかということ・・・・・・・。すごい話ではないだろうか。交換日記の実態研究をとりあえず、すべきということはその通りなのだが、この研究をどのように位置付けるのかが今ひとつあいまいですね。なんといっても「女性」にしか見当たらないということを、どのように捕らえるかがはっきりしないと研究の発展性はありません。