うわさの日記 Vol.17
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| 5/27 | この三週間は、文部省の科学研究費の仕事で都内の大きな団地で調査を行っている。といっても、団地のそのものの調査ではなくて、そこに住まわれている主婦の方々に4人ずつ集まっていただいて、正味1時間ほど自由に会話をしていただくというものである。「おしゃべり研究会」の仕事の一環である。何がでてくるのかまったく自信はないけれど、「おしゃべり」が世界を創るという考えをサポートするようなデータを得たいと思っている。「うわさ」はおしゃべりの上に成立するものだし、現在の携帯電話も、さらには、インターネットを利用したコミュニケーションも、「おしゃべり」の上に成り立っているのだから、「おしゃべり」にまともに向かい合うことは研究結果がどうであれ、必要なことであると思う。それとは別に、光が丘団地、八潮団地、大島4丁目団地という、居住地域としての「団地」に接触する経験は、カルチャーショックであり、同時にとても楽しい経験でもある・・・・。右の写真は光が丘だが、八潮団地も同様に、僕が思っていた「団地」という概念では捉えることはできず、それは全体として巨大な「街」を形成していると考えるほうが良いのだろう。しかも、その「街」は僕が知っている、あれやこれやの周辺の町とは異なった印象を与える。周辺の地域とは、不連続に、ある日突然にその場所に誕生してしまったかのようだ。 |
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| 5/24 | 筑波大学の松井豊さんから論文を頂戴した。「不思議現象を信じる心理的背景」というものです。うわさ研究の現在とうわさの文献に登録しました。先週末に「風評被害」について相談を受けた。「風評被害」と「うわさ」の関連ということだった。5/21の件もそうだが、うわさの被害という視点にも、着目しなければいけないのかもしれない。しかしどうしても「うわさ」をする側に立ってしまう。風評被害に関しては、「風評」の方には興味があるが、「被害」については、さまざまな政治的な立場、経済的な立場を感じ取ってしまう・・。もちろん「風評」もそれらに無縁ではないのだけれど。 | |
| 5/21 | 昨日女性週刊誌の方からこんな話を聞きました。読売新聞の夕刊に掲載されたそうですが、兵庫県川西市の28年間続いた酒屋さんのご夫婦が「うわさ」の被害にあわれているという話です。53歳と51歳のご夫婦は、今年の2月に店を閉じたそうですが、近隣に挨拶にいって驚くべきうわさを聞いたのでした。そのうわさとは、この夫婦が28年間やっていたお店を閉じた理由が実は年末の3億円ジャンボがあたったからだというのです。本人たちがこのうわさを聞くころには、タクシーの運転手さんが国道を通り過ぎるときに、客に「ほらあそこの酒屋が3億円当てて店をとじるというやつですよ・・」と案内するにいたっているというのです。そのためにこの奥さんは体調をくずしているというのが記事の概要です。宝くじは、誰が当たったのか、あいまいです。この不景気のご時世に長年やっていた商売を閉めるには、それなりの理由があるのではという、周囲の憶測が宝くじと結びついたのでしょうか。あなたの身近にも当たっている人がいるかもしれませんね・・・・ | |
| 5/13 | 5/6に書いた国立フレンズの続報です。2チャンネルに国フレの関係者が書き込みをしたというのも、今回の騒動の引き金になったという意見もあります。会員の方から、2チャンネルの掲示を教えてもらいました。「国立でみかけるピンクの女装男について」というスレッドです。肝心なところは削除されていますが、それとは別になかなかおもしろい話です。 | |
| 5/6 | 数日前に会員の方から一通のメールをいただきました。内容は、国立の人々で立ち上げているホームページの掲示板でのトラブルを知らせてくださったものです。トラブルといっても、深刻でもなく、また下品なものでもなく、かつてのパソコン通信の掲示板のトラブルと比べると、品格のあるものでした。それを拝見していて驚いたのは、地域に密着した街の人々の掲示板がインターネットの中に存在しているという事実でした。これまで、インターネットの研究にしろ、パソコン通信の研究にしろ、暗黙のうちにバーチャルな関係を前提としていたのだなあと感じました。知らせてくださった方は、『IT時代における、BBSという「ムラ社会」での争い』とまとめられていましたが、本当にほんとうに、嬉しくなるくらいに、「ムラ社会」的な発想に裏打ちされたホームページの主催者の意識なのでした。かつてのパソコン通信のトラブルと共通する「異質な意見」に対する徹底した無意識による排除によって、トラブルが発生するというタイプです。パソコン通信の場合には「異質な意見」の妥当性によって勝敗が見えたのですが、ホームページの主催者は、「異質な意見」に対し、どこまでも、異質なものとしてしか対応できないことが明らかになったと思います。多分ホームページの主催者の資質ということではなくて、ホームページというシステムがそのようにさせてしまうのではないかと思いました。いずれにしろ、地域密着型のホームページというものについて、目を開かされた事件でした。メールを下さった方に感謝です。 | |
| 5/1 | 昨日、Y紙の記者の方ら電話をいただいた。話は、広島県のF市に1999年4月にできたポートプラザ日化という一大ショッピングセンターのトイレで女の子が変質者に襲われるといううわさでした。2月くらいから、問い合わせがはじまり、今でも続いているそうです。この話の元になるものを会員の方から始めていただいたのは、99年の6月のことでした。Vol7.に詳しく書いてあるとおりですが、今日の話は、まったく同じで構成でした。記者の方が関連する新聞記事を検索したところ、現在は北海道でも起こっているのだそうです。 電話の最後に教えていただいたのですが、この件について警察に取材に行ったところ、警察はむきになって否定したそうです。というのも、実はこのショッピングセンターは、警察目の前にあります。そりゃ、この話が本当だったら警察の面目丸つぶれですものね。上のサイトに地図がかいてあります。国道2号線をはさんで、まん前です。それにしても、記者の方から話では想像できなかったのですが、このショッピングセンターは大きなものですね。県東部最大級ということです。親も子も、しっかり手をつないでいないと迷子になりそうですね。日本全国車でいける新しいショッピングモールでは、同じようなうわさが生まれているのでしょう。 このセンターをインターネットで調べていたら、この地域のショッピングセンターの栄枯盛衰は、高度経済成長以降の消費行動の縮図なのですね。広島・福山市のポートプラザ日化についてのレポートを読むと、この「うわさ」が、たんに都市伝説のひとつというのではなく、追い越され押しつぶされていった無数の流通に関わってきた人々の怨念がこめられているコメントすることもできそうです。 |
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| 4/27 | 取材や原稿に追われる毎日です。「おしゃべり研究会」に続いて、この4月から「ネットワークと民主主義」的なテーマで科研費を共同でもらうことになりました。まっとうな政治的テーマは僕の好みではないのですが、少し斜めにアプローチしてみたいと思っています。また、このページと関係するのですが、ジャンクメールに関する調査も連休明けにスタートします。迷惑メールです。先日も友人がアドレスを変更したというメールを送ってきましたが、その理由は、出会い系サイトのメールが大量にくるからだということでした。電話番号もそうですが、ある意味で個人のアイデンティティを示す物と従来は考えられていたものが、いとも簡単に変更可能になっているのです。変更不能な「自分」探しが必要になっているのかもしれません。 三田佳子の子どもの判決が出ました。次の楽しみは、「唐十郎」と「創」編集長の醜悪なバトルでしょうか。 |
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| 4/21 | 今発売のダガーポにこのページが紹介されました。また、会員の方からのメールにもとづいて日記に書いたことも、たくさん取り上げられています。「犬の話」とか、「森首相の話」「鼻毛の話」などなど、うれしいですね。なかでも、石原くんの「カラス狩り」の話しはとても面白く仕上がっていて、さすがにプロの構成力はすごいなと改めて感動しました。 佐藤達哉さんが京都大学に移られたということを今日知りました。関西には優秀な社会心理学者が次々と行くようです。関西の風土の中で面白い研究が生まれることを期待します。 |
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| 4/8 | 米国と中国の軍用機が空中接触! 1 名前:名無しさん投稿日:2001/04/01(日) 18:51 NNNの速報です。
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新入生のオリエンテーションのために1泊2日で蓼科に行く。どこでも桜が満開。その上木々の芽が芽吹き始めて、それはすばらしい色調だった。少し古くなるけれど、4月1日に2チャンネルを眺めていてとても面白い光景にであった。まさに千載一遇のチャンスともいうべきものだった。アメリカの偵察機が中国の戦闘機と衝突し、中国領内に不時着した事件である。第一報を書き込んだないように対して、誰もがエプリールフールとして受け取っていたのだ。テレビの放送をみたという書き込みに対しても、あるいは、CNNのページでチェックした人も、一様に、信じようとはしないのである。ログをとってあるが、とても貴重な一瞬だった。この日の2チャンネルの出来事は、真実と嘘とが見事に逆転していて面白かった。 |
| 3/24 | 先週の日曜日、前から行きたかった幕張のGarden Walkというアウトレットモールに行く。どこもかしこも、アウトレットモールはそっくりさんだ。基本的なコンセプトの多少の違いはあるものの、本質的には金太郎飴。強いて比較をすると、Garden Walkは、かなり落ちる部類だ。その理由は、モールとしての、周囲の環境からの独立性が弱いところに求められるだろう。自分の世界を作ることに失敗しているというのが印象だ。そんなことより、カルフールというフランスのスーパーマーケットが面白かった。規模の大きさに圧倒される。気分よく歩き回れるのがうれしい。時間がなかったし、幕張で生鮮食品を買ってかえるのも大変だしで、真剣に買うという視点ではみていない。自分の家の近くにこんなのがあったら、2ヶ月ぐらいは楽しめるだろう。ここで、びっくりしたのは、アメリカのスーパーなみのカートなのだが、それ一杯に購入している人がとてもたくさんいたのが印象的だった。ここでは、物が売れているのだ。Gareden Walkの寂しさとはとても対照的だった。 | ![]() |
| 3/22 | <郊外>の誕生と死、小田光雄を読む。この中で紹介されていた日本マクドナルドの社長であった藤田田の言葉が傑作だ。彼は、日本マクドナルドの生みの親である。彼が日本にマクドナルドを導入した理由というのがすごい。「日本人が肉とパンとポテトのハンバーガーを、これから先千年ほど食べつづけるならば、日本人も、色白の金髪人間になるはずだ。私は、ハンバーガーで日本人を金髪にするのだ。」(藤田田、ユダヤの商法)と述べている。すごいでしょ。マクドナルドを食べることが、美白化粧品の流行、茶髪の一般化と同根であったことに、初めて気が付かされた。私たちが、ある時期に、マックを食べ始めたのは、髪の毛を茶色に染めることだったのです。しかし、多分その藤田も、こんなに早く金髪と美白が日本を席巻するとはおもっていなかったに違いない。たかだか30年で実現してしまったのだから。 | |
| 3/18 | ふと気が付いたら、こんなに日数がたってしまいました。「おしゃべり研究会」というもので、ニュースの伝播とおしゃべりの関係を分析する調査がスタートしたもので、その準備に忙殺されて、このページの更新もままならなかったのです。2−3日中に実査も終了して、今年度にすべきデータ収集はすべて終了する予定です。分析は、すべて来年度回しです。 この調査は、質問紙調査以外に、調査期間の一週間前のテレビニュースとワイドショー、新聞の記事、週刊誌、スポーツ誌、インターネット新聞、インターネット電子掲示板の収集、収録が平行して行われました。テレビは、常磐大学の方にお願いして安心でしたが、新聞や週刊誌、インターネットの収集は、僕の担当ということで、結構大変でした。基本的な枠組みは、朝日新聞系列と読売新聞系列の2つを軸に展開させるというものです。スポーツ新聞は、もちろん日刊スポーツとスポーツ報知という具合ですし、テレビは、日本テレビとテレビ朝日、週刊朝日とYomiuri Weekly、などなどです。あとは、いくつかはずせない媒体、夕刊紙のゲンダイ、東京スポーツなど、テレビではNHKも、押さえてあります。この作業で失敗したのは、スポーツ新聞、朝刊紙と夕刊紙の区別も十分に知らないために、1日分東スポとゲンダイを買い損なってしまいしまた。それに、夕刊紙の日付はすべて翌日なのですね。また、インターネット掲示板の情報収集でも失敗。2チャンネルの構造が十分に理解できず、1日目は、失敗してしまいました。日頃の精進の必要を痛感した次第です。 残念だったのは、調査の前の一週間に芸能ネタでインパクトのあるものがなかったことです。せっかくやる調査ですから、楽しい話題が欲しかったですね・・・「ニュース」テーマとしてとりあげたのは、玉三郎の2一世紀座問題、篠原ともえ、台湾で酔って大騒ぎ、久米宏、母痴呆、妻更年期障害の日々を告白の3つでした。本当は、サイコスキャンダルともいうべき、華々しい事件がほしかった(こんなことをいうと叱られてしまいますが)ところです。 |
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| 2001/2/24 | 会員の方から「内閣官房からのうわさ」という新しい情報が入りました。事実か事実でないかはおくとして、現在も出回っている「当たり屋情報」のインターネット版が誕生しようとしている、まさにその時に、立ち会っているのだと思います。会員の方のすばらしい洞察にも「今」起こっている感じがよくでているのではないでしょうか。いつも情報ありがとうございます。 >> また、本文書は、各事業者等の対策を促すために使用していただくことは構いませんが、取り扱いには十分注意して下さい。 >というあたりが、チェーンメールに発展する条件をバッチリ備えていると思いましたので、念のためご報告させていただきます。 以下「うわさ」の内容です。 > 平成13年2月22日 >各省庁情報セキュリティ担当官 殿 > 内閣官房 > 情報セキュリティ対策推進室 > ホームページ等に対する攻撃予告の情報について > 標記について、2月19日付けで情報を提供したところですが、これに関 >係すると思われる被害が国内で増大しておりますので、改めて注意喚起 >をいたします。 > また、未確認でありますが、@23日の午後8時頃に何らかの動きがある、 >ADDoSのツールがサイトに仕掛けられている、との情報がありますので、 >各省庁におかれましては、管理するwww、dns等のサーバについて、IIS、 >bind等のセキュリティホールの改善状況やDDoSツール、バックドア等が >仕掛けられてないかどうかを念のため確認するとともに、当該時刻前後の >警戒等の強化をお願いします。 > 関係すると思われる事案が発生した場合には、連絡要領(「政府機関の >情報システムに係る緊急時の連絡等について」(平成12年4月17日))に従い、 >当室まで連絡して下さい。 > また、本文書は、各事業者等の対策を促すために使用していただくことは >構いませんが、取り扱いには十分注意して下さい。 > 問い合わせ先: >内閣官房 >情報セキュリティ対策推進室 また会員の方から、以下のサイトの紹介もしていただきました。ぜひアクセスしてみてください。 クラッキング関連の情報は、 http://www.npa.go.jp/hightech/notice/notice.htm (警察庁) http://www.ipa.go.jp/security/ciadr/webjack_a.html (情報処理振興協会) 以上です。インターネット社会への大きなうねりの中にいるという感じを共有できたら幸いです。それに、われらが「森総理」との関係で「内閣官房情報セキュリティ対策推進室」なんていうのも、少々できすぎですね。 |
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| 2001/2/18 | 16日に時間ができて、小田急線の成城から京王線の仙川まで歩くチャンスがありました。大学の裏の仙川という小さな川の上流に向かってぶらぶらと散歩しました。歩いた目的は、「事件の現場」を見るということです。このホームページにもリンク張ってあると思いますが、「事件の現場」の考え方を踏襲して行ってみたというわけです。世田谷一家四人惨殺の現場は、大学から20分ぐらいのところでした。 | |
| 2001/2/8 | 三田佳子の子供の事件。「創」という雑誌の編集者がしゃしゃりでてきたり、唐十郎がでてきたり、実に不快な事件です。あの亀井が裏で操作しているといううわさが流れています。要するに「執行猶予」付の判決にもっていくためのなり振り構わない情報操作なのでしょう。三田佳子の子供の犯したとされる犯罪の軽さと比較して、なんとも薄汚い構図になっていることか。 |