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絶対いつかやってくること。
絶対○○だ、というふうに、絶対という言葉で保証できることってかなり少ないと思う。 けれど、絶対確実に言えること、それはいつかは死ぬということだ。 この話しには、ずいぶん昔に記憶があって、短大の頃、何かの授業でどの先生がおっしゃったかは忘れてしまったけど、絶対という言葉を使って確実に言えることは、死だ、という話しをされて、その時聞いていた私はそれはそうだと思い、印象に残ったものの、何しろ若くて先の未来の想像の余地がいっぱいという花のような年頃だったので、死を身近に感じることはできず、時が過ぎたのだった。 たとえば、子供時代や成人前に家族や恋人、親友などすぐそばの人が亡くなるような経験をした人ならば、それが若ければ若いほど、その経験は人生上大きな影響を受けることと思う。または自分自身が死にそうな経験をした人などももちろん。 けれど私は幸いなのか何なのか、死は遠いもので、たまに好奇心などによって考える観念上のものだったことは確か。数年前までは。また、誰にとっても死は忌み嫌うもの。臭いものには蓋、ではないけれど、日常から排除しているものの代表だと思う。若いうちの死に関係する体験はショックが大きい。けれど長く生きていると心の準備をする時間がとれる。 死は喪失体験の最大のものだと思う。歳をとればとるほど、得るものもある代わりに失ってしまうものもたくさんある。あるいは失ってしまう経験。何かを失うことは、死に対しての抵抗力をつけるための小さな準備、免疫なのかもしれない。 死を子供の頃から、経験などによって身近に感じてきた人は、霊的な世界に通じてくる、というのは実際だと思う。霊能者の方に臨死体験者などが多いのも、そのせいなのだろう。 私に関して言えば、若い頃は失うものが少なかった。受けるばっかり、吸収するばっかりだ。こういう人はともするといつのまにか傲慢になりやすく、わがままで不足ばかり思う人になってしまうことがある。健康なだけでもありがたいことなのに、そんなことはぜんぜんわからない。そんな私でも、人生は思うようにいかないことが多く、失敗や死以外の小さな喪失体験を重ねることによって、昔よりは寛容になったと思うし、少しは成長していると思う。 そして、「死」について思いをめぐらすことは、なぜ今生きているのか?とか、死ぬまでの間に自分は何をしたいのか?ということを考えることになる。 占いを始めてから、死や喪失体験が間接的とはいえ身近になった。自分の喪失体験などは微々たるものだ。けれど他の人たちの喪失体験や悩み相談にのっていると、一時的とはいえ共感して心理的共鳴を起こすので、自分が体験したかのようになることが多いのだ。つまり、自分は実際体験していないけれど、心の世界は目に見えないところでつながるので、心理状態として同じものを感じてしまう。(毎回ではないが) それでは自分がもたないので、やっていくうちに防御法なども会得したけれど、それでも感じる部分はゼロにはできないし、ゼロにしてはいけない。そのあたりのバランスが難しい。 人の悩みの大半は、喪失体験、不安、恐れだ。喪失体験というのは、とっても些細なことでも日常にある。気に入っていた物を無くしてしまったとか、パソコンや家電が壊れたとかそういうことも。失恋。希望の会社に入れなかったとか、希望の仕事につけなかったとかさまざま。 不安や恐れは、しなくてもいい心配までして、ネガティブな想像力によって自分から作っている人も多い。好きな人に嫌われたらどうしよう、こんな行動をしたら今度の仕事は失敗するかも・・などなど。現在病気の人が病状の悪化を心配するのはしかたないこと。そういった種類の不安ではなくて、自分で勝手に作り出している不安や恐れというのは、対処できるものだ。(自分が作ってしまっていることは実は多く、本当に悩んだり心配することというのは本当は少ない。それに気付くことが大事。) 自分の命がいつまでと、はっきりわかっていたら、ずいぶんと現在の行動は違ってくるでしょうね。 今年の私は、死の問題も含めて、喪失体験がいろいろあったのです。占星術的には、運行中の土星と冥王星が私の出生チャートにさまざま干渉したからかもしれません。土星の影響はほぼ去ったのですが、冥王星は動きが遅いので、まだ当分は・・・。海王星の影響もちょこちょこあるので、こうも外側天体があれもこれもとなると、けっこう大変なのですが、自分よりも大変な思いをしている人ははるかに多いので、学びと思うようにしています。 そんなわけで、タイミングだったのでしょうね。以前から気になってはいたけど、きちんと読んでいなかったエリザベス・キューブラー・ロスの死後の世界についての本を、しばらく前に読んで、相当なインパクトを受けました。本というのも、毎度どうしてこうもぴったりのタイミングで自分にメッセージをくれるのか、と思う。 かなり昔の世界的ベストセラーなので、医療関係者の方を始め、ある年齢以上の方だとご存知の方は多いと思います。けれど自分が読むのに最良なのは今だったのでしょう。 「死後の真実」、「死ぬ瞬間と臨死体験」を読んで、内容も良かったけれど、さらにエリザベス本人に対してもっと知りたくなり、「人生は廻る輪のように」という伝記を読んで本当に感動しました。彼女はまさに冥王星(死)に取り組んで、ものすごいパワー(これも冥王星的底なしのパワー)で充実した人生を歩んだ人でした。例によってエリザベスのチャートも拝見したけれどここで書き出すと長くなってしまうので、やめておきます。(そろそろ読むのに疲れた方もいるでしょう) 今、悩みのある人はもちろん、元気のない人、また今が順調な人も読んでおいて損はないと思うのでおすすめ。タイトルを見て、つい敬遠してしまいがちですが、下手な人生論の本など読むより数倍もいいです。今自分が抱えている問題に対して、ヒントを得られるのではないかと思います。今では、癒しという言葉が氾濫しすぎて癒しということも、チープな雰囲気にさえなっているけど、癒しについても基本に立ち返ることができると思います。 生きていくうえで本当に大事なことは何か?そして生きていくパワーをもらえます。私はパワーをもらえました!! *ロス博士が後期に書かれた「ライフ・レッスン」は読んでいる途中です。こちらはまさに現実に応用できます。 |