サン=テグジュペリ

1900年6月29日
フランス・リヨン

<四元素>
火=4 地=1 風=3 水=2
火と風が多いので、どちらかというと理想主義で、理念的な人。

<活動区分>
活=3 不=2 柔=5

<ホロスコープの特徴>

☆出生図第一印象☆
未知へのロマンに突き動かされて行動する人。
けれど自己本来の目的には、いつもなんらかの障害・制限を感じ続ける 人生。
自分の趣味や芸術的感性は、純粋培養的に表現された。
火の星座が多いので、精神的憧れ・夢想が行動エネルギーの源泉となって 彼を駆り立てた・・・

サン=テグジュペリのホロスコープ図をじっと見ていると、 どこへ行ってしまうかわからない、ワクワクした冒険心に富んだ子供 というイメージが見えてくる。
個人的キャラクターを示すパーソナル天体は、蟹座と獅子座。
無意識の部分で外側から影響を与えやすい火星より遠い天体は、射手座と双子座に 集中している。
蟹座・獅子座という“日常で遊ぶ子供”、そして、双子座・射手座という常に動き回っているような、どこか遠くへ行ってしまいそうな移動を象徴とする、どこか少年風イメージのサインが彼をとりまいているのだ。

また彼の惑星は、金星、海王星、冥王星をのぞいてどれも度数が10度以下で 若い。つまり何歳になろうと、いつまでも若々しい感性を持ち続ける人、 ということを感じさせる。

彼は蟹座的に、なじみやすく親しみやすい、母的な世界で、獅子座的に遊ぶ子供なのだ。エネルギッシュに活動する火星は双子座の1度で、双子座になったばかりの 新鮮な感動にあふれたこの子は、ありあまる好奇心で周囲をきょろきょろと見回し、射手座の木星-天王星の突拍子もない夢にいつもいつも引っ張られて、動き回る・・。

そんなどこか子供っぽく自由に飛び回る羽をはやした少年のような彼にとって、唯一の重荷は、山羊座の土星なのであろうか?
この土星は、主体的人生観を示す太陽に180度の位置にある。
これはいつも飛んでいたい彼にとっては壁や障害に見えたかもしれないが、 この山羊座の土星は、夢見がちな彼に、唯一、現実を教える重要な教師であったかもしれない。
この土星の重力で、彼が地上につなぎとめられたかも知れないから。

子供の童話を書いて、成功したテグジュペリ。
蟹座・獅子座の感受性を使い、木星-天王星に力をチャージされた元気な双子座の火星で、文章化したのだろうか?趣味や芸術に関わる蟹座にある金星はノーアスペクトで、20度というサインの充実度の高い度数に位置している。
アーティストには、金星がノーアスペクトという人が案外多い。
芸術的感性を純粋培養的に、純化して育てて表現してしまうような。

未来的可能性を示すドラゴンヘッドは射手座で天王星と合している。
海外、飛行、遠い地域への憧れが強く、それは善意の木星とも共謀して彼の夢を助長したに違いない・・。

夢想の海王星は、太陽に近く、やはり土星と180度なので、夢と現実のあいだをいったりきたりはいつものことで、がっかり、失望という事件も多かったかもしれないが、それがまた彼のユートピア指向を強めていたかもしれない。

テグジュペリは、当時の新しい乗り物、飛行機に魅せられて、飛行しては何度も墜落を経験している。彼はそもそも出生図中に、事故に逢いやすいアスペクトを持っているので、彼の最期が飛行して行方不明というのはふさわしいかも知れない・・と思った。
それまでも墜落した日のホロスコープを検証してみると、やはり事故を示すアスペクトが正確な度数で出ていた。墜落しても運良く助かっているときは、月に冥王星や木星が助けていたことがわかる。
しかし、最期、行方不明になったときには、良い要素がなく、事故を示すハードアスペクトだらけであり、そのうえ出生の太陽にトランシットの土星が合していた。
行方不明というあいまいさには海王星が関与していた。

彼の代表作「星の王子様」刊行時には、トランシットの木星が太陽の上を通過していて幸運な時期であった。
44年という短い生涯に年表を見て驚いた私ですが、星に向かって大好きな空に消えたテグジュペリは本人的には幸せだったのではないでしょうか・・。

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