![]() 土陽会会長麻野 尚延 |
昨年の定期総会において、須藤会長の後を受け、はからずも第四代会長に就任いたすことになりました。組織の人事は、常に新陳代謝・若返っていくことを鉄則とするものであり、役員皆様の御協力と会員皆様のご支援を得まして職務を全うしたいと考えておりますので、どうかよろしくお願いいたします。 ◆龍馬年の熱気◆ 傘寿記念の昨年は、NHK大河ドラマ「龍馬伝」で関係都道府県ばかりでなく、日本中が沸きかえりました。わが神戸土陽会では、龍馬甲子園2010「龍馬さんへの手紙・一筆啓上仕候」という企画で、大賞選考会と龍馬講演会を開催しました。小学生から一般まで幅広い関心と応募がありました。 また、「神戸こども初期救急センター」が開設されるに当って、こども達に癒し・夢・希望を与えようと、高知県出身の漫画家・やなせたかし先生の「アンパンマン」の絵画を寄贈しました。これによって地域貢献をするとともに、地域密着の足跡を残すことができました。 ◆“超える”話題性◆ 龍馬年が去った後は、ブームの反動として氷河期が到来するのではと懸念されます。この熱気を一過性のものとせず、永続させていくことを考えるべきでありましょう。 その為には龍馬だけに依存しない話題性を提供し続けていくことであります。例えば、温暖な気象条件を活かした自然豊かな風土景観、特色ある農林水産業による味覚探訪、地域文化によって伝承された民芸などの発掘と再評価が考えられます。 また龍馬についても、高知にとっては偉大な存在であり、話題性は他の追随を許さないものがあります。表面的な行動記録や伝記ばかりでなく、藩政時代のなかで「日本国という国家」についての発想、天皇制という歴史観の源泉はどこから出てきたものかといった、もっと内面的に掘り下げた探求・議論が必要であると考えます。それが郷里高知の復権に向かって、一条の萌芽となるものと期待いたします。 |