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我が家が新潟市から横浜市に引っ越してきたのは昭和43年の春です。 両親が新潟の家を売ったお金で買ったのは、ミニ開発分譲の時代の、20坪弱しかない、とっても小さい建売住宅でした。 初めての土地で借金をしたくなかったため、地価の高い首都圏ではやむを得なかったのでしょうが、地方都市と首都圏の地価の格差をまざまざと思い知らされました。 途中、私がアパート一人住まいをしたり、父や弟が仕事の都合で家を離れたりした時期があったものの、家族の全員がこの家に一番長く住んでいます。 最初7戸あった住宅のうち、ほぼ当時のままの家は我が家だけ(^^;)。 あとは転居していった人の家を隣の人が買い取って2軒分の広さになった敷地に建替えられています。 古い、狭い、設備が不便などの理由で、私は10年以上前から「建替えよう」と親に持ちかけていたのですが、首を縦に振ってくれませんでした。 私が密かに決めていたのは、ウレタンパネルの断熱材を屋根や壁に使うFP工法の家です。 家からわずか1キロしか離れていないところに、この工法で建てる工務店があるのです。 高気密・高断熱工法の中でもずば抜けて性能がよいらしい。 |
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2002年1月、ある日新聞に入っていた木耐協の「無料耐震診断」のチラシを見て、親には内緒でこっそり申し込んでしまいました。 日にちの打ち合わせの電話が入ったので、休日出勤をした代休の日の午後を指定しました。 約束の日に木耐協に加盟している同じ区内の工務店の人が2名来て、家の外でいろいろ調べたり、私に質問しながらリストに書き込みをしている最中に、母が外出から帰宅。 工務店の人と挨拶を交わしたものの、結構そっけなく家の中に入ってしまった。 工務店の人は「報告書は一ヶ月ほどでできます」といって帰っていった。 この件で親と喧嘩。 「検査が無料なのはリフォームをさせるために決まっているでしょ」と。 いいえ、私はリフォームなんかじゃなく建替えたいのよ。 結果報告書ができて、最初「お届けして説明します」と連絡を受けたが、適当にことわって郵送してもらうことにした。 レポートは(1)精密耐震診断表と、補強した場合の予想、検査の内容その他が簡単な図面とともに載っている。 我が家の結果は、案の定「大倒壊、大破壊の危険があります」だった。
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