新築マンションを買おう!


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階段はいやだ
モデルルーム見学
現地確認
気に入った点 & 妥協点
購入申込み
登録開始日
無抽選で当選!
重要事項説明会
手付金振込
譲渡契約会
共有名義


階段はいやだ

全く腹立たしいTさんの態度だったが、逆に見積を催促したころから、家族全員が 「住み続けながら大変な思いをしてリフォームをしても、きっと満足ゆく新居はできないのだろうな」 という気持ちに変わらせてくれた点においては感謝するべきなのかもしれない。 母が私に 「いっそのことリフォームするのをやめて、新築マンションを買おうか? 床暖房はついているし、階段がないし、最近のマンションはどこでもバリアフリーになっているし、我が家のリフォームで大変な部分が全て解決するじゃない」 と言い出した。 


そうは言っても、頭金として出せるのはリフォーム用の予算プラス貯金少々しかないじゃない。 リフォームなら1円も借金しないでできるのに。 30歳前後ならともかく、私とACT(弟のハンドル名) が共同債務者になってローンを組むとしても、返済し終わる頃には大年寄りになっちゃう(ー”ー;)。 もらえるかどうかも怪しくなってきている年金を当てにはできないわ。 当然、私の答えは 「無理、無理」。


ところが、母の真意は 『ウチのお父さんはマンション暮らしを嫌がるだろうから、仕方が無い、死ぬまで私も我慢してあげよう。 先に娘と息子をマンションに住まわせて、お父さんが死んだら土地を売って(既に家の資産価値はゼロ)ローンの繰上返済にあてて、私もマンションに移ろう』 ということだったのだ。 でも、ちょっと待って。


し: 「こんなにピンピンしているお父さんが死ぬまで何年あると思ってるの? 第一、その頃にはお母さんももっと年取るんだから、引越しなんていう重労働できないでしょ。 今回のリフォームの話だって、仮住まいをすると2度も引越ししなくちゃならないのが嫌だったからなんじゃない」
母: 「新築マンションなら引越しは一度だけですむから我慢する。 どうせリフォームしても今より部屋が狭くなっちゃうし、台所が2階になるのは面倒くさい。 階段昇降機をつけても、1階と2階を一日に何度も往復するのは嫌だ」
し: 「ふーん。 じゃあ聞くけど、どういう所に住みたいの?」
母: 「駅とスーパーに近くて、景色のいいところ」
し: 「駅に近いのは大賛成だけど、それに加えて景色のいいところなんて滅多にないし、あっても高くて手が出ないんじゃない? MM21地区に建築中のマンションなんて下の方の1LDKでも4千万円以上してたよ」
母: 「急ぐわけじゃないんだし、これからゆっくり探せばいいじゃない。 年をとると一戸建ての家はこんなに小さくても色々大変なのよ。 お前だって、私達が死んだ後もここに住むとしたら、たとえば仕事に出かけるからゴミ当番だってできないでしょ。 マンションなら鍵一つで出かけられるし、年寄り向きでいいじゃない」と悠然と構えている。

どうやら、スイミングのお友達の話を聞いて羨ましくなったらしい。 同じ最寄り駅からバスで10分の一戸建て住宅に住んでいた人が、駅から徒歩2分のところにマンションができたのを機に住み替えたのだ。 スーパーにもスポーツクラブにも近くて「出かけるのがおっくうじゃなくなった。 (前は)どうしてあんな遠くに家を買っちゃったのかしら」と言っているそうだ。 もう一つ思い当たるのは、邱永漢(きゅう・えいかん)の本に「年をとったら都心の便利な場所に住むといい」と書かれていたのを、母が「確かに、お店と病院が近くにあると、年寄りも家族も便利」といっていた。


そんな折、母が新聞の折り込み広告を見て 「ここ、いいねぇ〜」 と私に見せた物件は、なるほど、母の希望をほぼ満たしていた。 今の住まいとは違う沿線、区だけど、全然知らない場所というわけではない。 私も 「ここならいいねぇ〜」 と相槌を打ったのは、通勤時間が半分以下に短縮されるせいだった。 でも、当時はTさんから見積が出たら、皮肉の一つもいいながらリフォームにかかるつもりでいたので、そのときはそれで話が終わった。


一応ホームページにアクセスして資料請求は出しておいた。 それが手元に届いて数日後のある夜、営業マンから「説明会があるので、もしご都合がよろしければおいでになりませんか?」と電話がかかってきた。 ちょうど旅行に出発する前で荷造りもあったため、それを理由に断った。 だが、毎週ハガキやら、案内やらが届くようになった。



10月12日 モデルルーム見学

住みながらのリフォームの不自由さを思うと、次第に私自身も「マンションという選択はいいかもしれない」と思うようになり始めていた。 この頃新聞広告やチラシで気になっていたのは、馬車道や山下公園、中華街、そして元町の近くなど、現在工事中の市営地下鉄MM21線のあたり。 この地域は観光地区であり、もともと市役所や県庁からもさほど遠くないため官公庁街なのだが、古いビルがどんどんマンションに建替えられているのだ。 それにあと2年でいよいよ東横線とつながるので便利なことこの上ない。 ただ、人気の高い地区だけに価格も3LDKで6千万円台はザラ。 とっても手が出ないので最初から対象外。


リフォームが完璧にお流れになった頃、絶妙のタイミングでモデルルームのオープンと価格発表のお知らせが届いた。 この物件は、売主が公社であるなど、かなり惹かれるものがあり、「モデルルームを見に行ってみようか」 と聞くと 「うん、行こう」 と二つ返事で決まった。


ホームページにアクセスして掲載されていた3LDKの間取り図を全て(戸数が少ないタイプの間取りはなかった)をプリントし、見比べるうちに我が家向きの間取りを一つ見つけた。 

 (1)南向きの角部屋
 (2)一番大きい寝室に近い位置にトイレがある
 (3)親が低層階を希望 → 6階から16階に位置している(16階は非分譲)

(1)と(2)は老親との同居という条件では重要なポイントとなる。 リビングダイニングは約15.5畳とかなり広い。 きっとお値段も高いだろうな・・・ でも、「もし買うことになったら6階がいいね」 というところまで母と私と弟の意見が一致した。 ちなみに、父は 『母の言うことならば渋々ながらでも最後には聞く』 人間なので、『お父さんはどうせ一人じゃ住めないんだからついてくるわよ』 と、3人で住み替え大作戦を進めることにした。


さて、となると資金繰りをどうするか? 頭金は全員が貯金を吐き出し、不足分は私と弟で共同債務者となってローンを組み、入居した後で今住んでいる家(土地)を売って繰上返済をして早期返済を心がけようと決まった。 モデルルーム開設案内には「平成12年と13年の源泉徴収票をお持ちください」と書いてある。 自分の分は用意したが、弟は「ない。 捨ててしまったかもしない」などという。 全くなんという奴(ー"ー;)


弟の車で、物件の近くを通り現地を確認する。
「あそこのクレーンが立っている場所だね」
「本当に駅の真横なのね」
「宣伝のCGを見て想像していたより小さく感じるなあ」
予約した10時少し前にショールームへ。 売主は公社だが販売はN不動産系列会社に委託している。 受付カウンターで名前を告げると、「こちらのアンケートにご記入をお願いします」と言われ、私は記入に専念。 母と弟は商談コーナーに案内され、背もたれの無いソファに座って模型などを見ながら待っていた。 すると、
「いらっしゃいませ。 私、営業の K と申します」 と私達の担当となった中年男性から挨拶を受けた。 
「お連れ様はおいででしょうか?」
「はい、そちらのコーナーで待たせていただいてます」
Kさんは二人にも挨拶し、「では、早速ご案内いたします」 と私達をエスコートした。


モデルルーム見学は初めてだったので、現地の模型やら、建物の免震構造や設備などについての説明を受けて「ふーん、お部屋を見せるだけじゃないのね」と感心した。 そして、いよいよ2階に上がってモデルルームを見学。


し: 「私達の希望は3LDK−4のタイプなのですが、モデルルームってどのタイプがあるんですか?」
K: 「3LDKと4LDKがそれぞれワンタイプづつです。 しーらぶ様のご希望のタイプは4LDKのモデルルームから一番広い部屋を除いたのと大体同じです。 細かい部分がちょっと違うのですが、キッチンやリビングダイニングなどは全く一緒です。」
し: 「じゃ、4LDK(間取り図はこちら)の方を先に見せてください。」

希望の3LDK(間取り図はこちら
玄関 天井までの下駄箱 さっそく玄関に入ると横にシューズ・イン・クローゼットがある。 こういうのがあると玄関がゴチャゴチャしなくていいわねー。 でも、私達の希望タイプにはないのよね(^_^;)。 
ベンチ 約 幅90cm×奥行き40cm ベンチがあるので、上がり框の低いマンションでも座って靴の着脱ができる。 私達の希望タイプ以外のお部屋では、壁収納のビルトインチェアになっている。
廊下
有効幅93cm(手すり用下地あり)
廊下収納 1つ(約 幅90cm×奥行き90cm) 半畳強の収納。
一つしかないというのは厳しい。
洋室 1 約7畳+クローゼット(奥行き60cm)が2つ 南向き。 ベランダに出られる。
洋室 2 約5.3畳+クローゼット(奥行き60cm)が1つ 南向き。 ベランダに出られる。
洋室 3 約5.5畳+クローゼット(奥行き60cm)が1つ 東向き。 LDKに隣接している。
トイレ タンクレスシャワートイレ(標準装備)
カウンター式手洗い付
便器の上部に吊戸棚
L字型手すり(標準装備)
私達の希望タイプもモデルルームと全く同じ仕様なのでジックリ見る
ドアはほぼ180度開く
便器はタンクレスのスッキリしたデザイン
壁のリモコンパネルで操作可能
L字型手すりがあり
手洗い付カウンター付
便器の上部には吊り戸棚
「トイレコール」も全戸標準装備
洗面化粧室 洗面ボール1つ
リネン庫2つ
(約 幅60cm×奥行き30cm)
洗濯機置き場(アース付コンセント有)
約2畳
正面に洗面台
ドアのすぐ横に洗濯機置き場
その隣は床から天井までのリネン棚
浴室 1418
(ガス浴室乾燥機は標準装備)
4LDKのモデルルームのユニットバスが1620と広いので思わず歓声を上げてしまったが、考えてみると希望タイプは一回り狭いのだ。
お風呂はフルオートで、キッチンにも操作パネルがある
バスタブは低床タイプで、手すりも壁についているが、ちょっと不満なのは洗面器を置ける台がなかったこと。 TOTOでもINAXでも、ショールームで見た新製品(戸建て用)にはついているのに。
キッチン U型 約4.6畳
(全戸標準装備品は以下)
浄水器一体型シャワー水栓
ワイドシンク
ディスポーザー
システムキッチンは流行の引出し型収納。
吊り戸棚もグルリとついているので食器もかなり入りそう。逆に食器戸棚を置くスペースはない。
このモデルルームは洋室4をなくしてダイニングコーナーとし、その間にカウンターを取り付けているので冷蔵庫置き場の隣に物入れ(食品庫)もあった。
食器洗い乾燥機とコンベックはオプション。
LD
約15.5畳 ガス床暖房標準装備
ちょっと変形(台形)しているせいもあり、そこまで広いかなと思ったけど、一部廊下みたいになっている部分も含まれている。
このリビングは東南の角で2面がハイサッシュ窓のため明るい。
(全室標準装備)合わせガラスの防音サッシ(ハイサッシュ)
バルコニー 約 幅6メートル×奥行き2m
24号ガス給湯器あり
エアコン室外機置き場あり
物干金物あり
ハワイで泊まったことのあるコンドのラナイみたい(*^_^*)
ちょっとしたガーデンチェアと小さなテーブルでも置いたら、天気の良い日は飲み物を用意してボーッと過ごすのも気持ちよさそう。
もっとも「きゃ〜、広い!」と思わず大喜びしたのは、私達がまだモデルルーム訪問初体験でスレていないせいだったかも。
カーテン
ボックス
全室標準装備
室内手すり
窓からの転落予防兼用(全室標準装備)
網戸
アコーディオンプリーツタイプの網戸つき(全室標準装備)
マルチ
メディア
コンセント
(全室標準装備)
電話2回線
LAN端子
TV接続端子
コンセント2つ
アース端子付
コンセント
2こ口(全室標準装備)

このモデルルームを見学したら、3人共すっかり気に入ってしまい「このマンション買おう!」と意見が一致した。 今思い出してもかなり舞い上がってしまったようだ。


もう一つの3LDKのモデルルームも見学した。 希望タイプに同じ、または似ている部分は洗面化粧室と浴室の2か所。 先に広いところを見てしまったので、どうしても狭く思えるが、実際にバスタブに入ってみたところ足はゆったり伸ばせるし(今の家のお風呂のバスタブは、深くてしゃがんで膝を曲げて浸かるタイプ)、シャワーもスライドバーの好きな位置で止められる。 洗い場も今の家の浴室と比べると少し広いかも。 気分が悪くなったときの「バスコール」も全戸標準装備。


見学を終え、階下の商談コーナーへ。 

Kさんからパンフレットや図面集及び価格表などの資料がたくさん入った封筒を受け取る。 一番気になるのはもちろん価格。 ウッ (^^;) 、やはり希望タイプの部屋は高い・・・ 一番下の6階でも5千万円を超え、最上階の19階にある別の間取りの3LDKよりも高いのだ。 しかも、この6階のお部屋は○特マークがついている。 Kさんに聞くと、
「このマンションは横浜市住宅供給公社が売主なので横浜市に住んでいる人を優先させます。 ○特マークは 『現在市営住宅に住んでいるけれど所得限度を超えてしまって -- 高収入で -- 退去を迫られている人』 を対象にしています。 ただ、そういう人はたぶん、このお部屋を申し込むことは無いだろうと思います。」 


ついでに言うと、○般マークは横浜市以外に住んでいる一般の人が対象だそうです。 優先順位は(1)○特、(2)横浜市民、(3)○般となります。 そうすると、我が家が第一候補として申し込めるのは8階ということになる。 これは6階のお部屋より150万円高い。 ただし、もし○特の資格者の申込者がなかった場合は、横浜市民として申し込めるそうなので、○特を第二候補とすることにした。


申込む部屋は決まった。 さて、お次は資金計画。


し: 「両親と私と弟の4人の共有名義にしたいのですが」
K: 「はい。 それは可能でございます。」
し: 「ローンも私と弟で連帯債務者になって、半々で返済したいのですが」
K: 「ごきょうだい(兄弟姉妹)ですと収支合算者になれないんですよ。 親子もしくはご夫婦(と婚約者)でしたらできます」
一同: 「え〜、できない?」
K: 「はい。 ですから、実際にはお二人で返済なさるとしても、ローンを組むのはしーらぶ様か ACT様のお一人の名義でしか借りられません。」
し: 「そうですか・・・ では取り敢えず私の名義で借りるとしたら、いくらまで借りられるのかしら?」

(何故私の名義にするかというと、弟が勤務している会社の経営状態は今かなり悪い。 だから弟の名義では、後日融資を受けられなくなるかもしれない可能性がなきにしもあらず。 それはマズイぞ)

ここで、私の過去2年分の源泉徴収票を基に計算してもらうことにした。 待っている間にテーブルの上に置かれているB4サイズのクリアホルダーを見せてもらった。


し: 「これが地上から約30メートル上空から撮影した写真だって。 広告の写真とはやっぱり違うね。 あ、こっちの方(ほぼ19階相当の高さ)はいい眺め!」
母: 「高い方が眺めはいいけど、わたしゃ住むには低い階がいいよ」
A: 「居住階がはじまる5階でも一般のマンションの7階の高さに相当するっていうから、8階ならちょうどこの30メートル付近からの景色が見えるんじゃないの?」

Kさんが計算書を持って戻ってきた。 弟と連帯債務者になれない為、私一人の収入で計算されてしまうので、公庫だけでは僅かに足りず、銀行からも借り入れるプランとなっていた。 これなら、もう少し頭金を増やして公庫一本に絞ったほうがいい。


計算書の2ページ目に、諸経費、入居前に払う管理費や修繕積立金や駐車場の一時金、毎月の管理費や修繕積立金や駐車場料金も書かれていた。 この諸経費の金額が約150万円もかかる!


暗算は苦手だけど、頭の中でざっと計算して思わず青ざめてしまった。

 

(1) 頭金の追加分
(2) 諸経費
(3) 入居前の一時金
(4) 家具・電化製品購入費用
(5) 引越費用
マンション購入価格の約一割を超える

入居まで一年3、4か月あるとはいえ、家族4人でこの短期間にそんなに貯金できるかな〜? 今住んでいる家は、あくまで引越後に売るつもりだし。 その時「ケチケチ作戦でなんとか貯めよう! 思い切らなきゃ家なんて買えないんだから!!」と母の鶴の一声。 


K: 「こちらのマンションの土地は地権者が4名だけでしたので、等価交換で譲渡・立ち退き(マンション完成までの仮住まい)いただけるまで3年程度でこぎつけることができたそうです。 実はですね。 近くの"K"というお寺さんが、マンションの隣の一角の土地の地主さんなんですが、周りが都市再開発計画できれいになったので、自分の土地も同じように少しだけ公開スペースとして提供して高層マンションを建てたいとお考えなんです。 ただ、長く住んでおられるテナントさんが30軒以上あるので、実現するとしても15年はかかるだろうと思われます。 すぐではないにしても、何年か後にはそういう建物が建つ可能性があり、売主の公社さんとしては、そのときになって建築反対をしないでいただきたいということです。」
一同: 「うーん、商業地域ですもんね。 後で車で現場を見に行こう」

申込用紙に記入したが印鑑を持ってくるのを忘れていた。 あいにく母も弟もシャチハタ印すら持っていなかった。 それで、来週改めて印鑑持参して出直すことになった。



現場確認

将来、すぐ隣、しかも東南方向に同じようなタワーマンションが建つ可能性があるんですって。 これは聞き捨てならないぞ。 素人なりに、どんな建物が建てられそうか確認しておかなくては。


モデルルームから現場までは電車では一駅、車で4〜5分の距離。 
「駐車場へはここから入っていくんだな」
「あれが駐車場っぽいね」
「隣の建物とずいぶんくっついているね」
「お寺って、あれじゃない?」
「うん。 じゃ、建替えたいっていう一帯はこのブロックだな」
「6メートル道路をはさんだだけか。 近すぎてイヤだね」
「古い建物がたくさんあるね。 でも、比較的新しそうなのもあるじゃない」
「こんなに大勢いると、全員に立ち退いてもらうのに時間がかかるね」
「それに、もしその人達を新しいマンションに住まわせてあげるとしたら、実際に売れる戸数がずいぶん少なくなるね」
「このエリアにマンションを建てるとしても、公開土地を提供して、歩道分をセットバックしたら、えんぴつビルくらいしか建てられないんじゃない?」


私達が想像しているエリアと実際の場所(土地の範囲)が一致しているかどうかも不明だが、タワーマンションを建てて採算がとれる程の値段設定をするには、面積が狭すぎるような気がする。 とりあえず、私達が申込みをキャンセルする必要はないだろう。



気に入った点 & 妥協点

私たちはこの物件のどんなところを気に入り、どこを妥協したのでしょう。


これはいい(^o^)
ここはちょっとね(〜〜;)
2駅利用可能で、両駅とも片道1分
どちらの線からも通勤できる
アナウンスや電車の音がうるさそう
行きは座れないのを覚悟
徒歩5分以内にスーパーが2店舗 すべて駅の反対側
やっぱり西口の方が栄えるのか
徒歩5分以内に銀行・郵便局あり
徒歩7分以内に総合病院が2つ
新横浜・羽田・成田へ電車一本で行ける 寄り道したくなるお洒落な街が無い!
2〜4階は区民ホールのため、建物のイメージがよい 間違って or 確信犯がマンション部分に入ってくる可能性はある
1階にコンビニや飲食店が入る(地権者の店を含む) 便利な反面、ゴミや人が集まることで騒音が問題になるかも

今住んでいる家は、駅から1キロ強の距離。 徒歩なら15分、パス利用の場合は駅から4つ目の停留所で降りて徒歩3分といったところ。 マンションはJRの駅と私鉄K線の駅にそれぞれ1分。 天気の悪い日や、夜遅くなってもタクシーを使う必要もない(^^)
電車と駅のアナウンスなどの音は、周辺のビルや機械式駐車場の建物が遮音してくれるかも。 

何かにつけ生活に便利なのは西口だけど、駅まで至近距離なので苦にならない。

今住んでいるのは人気ナンバーワンのブランド路線だが・・・
銀座・六本木・恵比寿・自由が丘などにしょっちゅう寄るわけじゃないし、横浜やMM21、中華街・元町、それに鎌倉がグンと近くなる。



10月20日 購入申込み

約束の朝10時に販売センターへ。 
さっそく「いくつか教えていただきたいことがあるのですが?」と言うと、Kさんが「はい、どんなことでしょう?」


Q) 「概要にヒートポンプエアコン用スリーブ及び電源を設置と書かれていますが、これはガスのエアコンのことですか?」
A) 「いいえ。 エアコンは全て電気のものです。」
Q) 「物入れは、『3LDK−4のタイプのみ在来工法仕上げの上、棚板なし』と書かれていますが、 ほぼ半間の押入れのがらんどうの状態だと思えばいいでしょうか?」
A) 「そうですね。 ただ、仕上げの関係で釘を打てませんので、市販の収納用棚を買って中に入れてお使いいただくようになると思います。」
Q) 「電気は、初期容量が40Aで60A迄増量可能とありますが、200Vの家電の使える単相3様式配線にもできるんでしょうか?」
A) 「動力ですね。 はい、できます。 しーらぶ様のご希望の3LDK−4タイプはリビングダイニングが15.5畳ありますし、キッチン部分まで効かせたいということになると約20畳の広さになりますから、逆にエアコンも200Vのものじゃないと能力不足になります。 ですから動力のご契約をしていただいて、必要な場所に200V用のコンセント取付工事をしてください。」
Q) 「トランクスペースは3フロアに分かれていますが、同じフロアのトランクを利用できるのでしょうか?」
A) 「各世帯の利用トランクの場所は抽選で決まるので、別の階のトランクスペースが当たる可能性があります。」
Q) 「機械式駐車場についてですが、ウチは中型車のスペースを申込むつもりですが、もし中型車の申込者が多くて抽選にはずれたら、大型車のスペースを申込んで抽選し直しになりますか?」
A) 「そうなりますね。 ただ、駅にこれだけ近い物件ですので、入居されるときに車を処分なさる方もおられると思います。」
一同: 「気になっていたのはそれだけです。 ありがとうございました。」
(質問にはテキパキ答えてもらえ、私達いい営業マンに当たってラッキーだと思います)
Kさん: 「どういたしまして。 実は提案があるのですが。 公社さんに聞きましたら、6階のお部屋を第一希望として申込みいただけるようなのですが、いかがでしょう? 今しーらぶ様が第一希望の8階のお部屋は、現在他にもお二方購入を希望される方がおいでなので抽選になってしまいますが、6階ですとたぶん無抽選になると思われます。 お考えいただけないでしょうか?」


本当のところ私はちょっと躊躇した。 というのは、一週間の間に概要や間取り図に小さな字で書かれている注意書きなどをジックリ検討し、6階のお部屋の場合は、すぐ下の5階が点検用の機械室のトレンチとなっているのがわかったのだ。 こういうお部屋は冷暖房の効きが悪いっていうじゃない。 それに、その6階のお部屋のベランダ側の少し下の部分に「目隠しルーバー」があるようだ。 それを聞くと、Kさんは「すぐ隣の敷地に4階建ての○×会館が建っているのですが、ルーバーをつけてくれれば建築反対はしないという条件をつけられたそうです。 模型でご説明しましょうか?」というので、デジカメを持って見に行く。


ルーバーは思ったより下の位置についていた。 そもそもバルコニー自体が外壁部分より20センチ内側にあるので、部屋からバルコニーを通して外を見るときは視界に入らないし、バルコニーにもたれかかったときにも気になるほどではなさそうだ。



再びテーブルに戻り話の続き。 7階の部屋を希望している人は足が悪いため、家の中でも杖が必要らしい。 
Kさん: 「その方達は、その杖をつく音を気にされて、本当は6階を希望されたのですが、○特でも横浜市民でもないため優先権がなく、7階の購入申し込みをなさっています。 そういう気を使われる方達なので、6階にお住みになられてから我慢できないほど音をたてるような暮らし方はなさらないと思います。 それに、このマンションは遮音等級LL−45(対軽量衝撃音)/LH−50(対重量衝撃音)のフローリングで二重床になっていますし、さほど問題はないだろうと思われます」
(※ 適用等級 1級=特に気をつけなくても一応快適な生活ができる)


まあ、確かにその人達が6階に入るためには、○特該当者の申込みがなかった → 横浜市民の申込みもなかった → 一般者の申込み受付開始 という条件をクリアしなければならないのだけど、実際には横浜市民のしーらぶ一家が第二希望として申込みをしている。 販売委託を請け負っているN不動産子会社としては、しーらぶ一家が第一希望を6階に変更すれば6階はたぶん無抽選で購入可能、8階も申込者が減ってエブリバディ・イズ・ハッピーというわけ。


私達を担当した営業のKさんは、しーらぶ一家の力関係を見抜いたのだろうか。 何故なら「いかがでしょう?」という質問は母の目を見て発せられた。 設備など色々な説明は私や弟に対して行ったのに。 そして、母の返事は「はい。 6階にします。 今後かかってくる費用や税金も安い方がいいです。」 またしても鶴の一声。


Kさんは、6階の部屋番号を申込書に書き、必要項目を私に記入捺印させている間に、ローンの計算書をつくるため事務室に引っ込んだ。 先週の段階で私の年収に対する公庫からの融資限度額はわかっていた。 だが、前回は8階の部屋の購入価格で計算されていたので、購入価格が下がり頭金を増額した今回、どれくらい毎月の返済額や諸経費が減るのだろう。 Kさんがプリントを持って戻ってきた。 その結果は毎月1万円以上少なくなっていた。 つなぎ融資も不要になったので、諸経費も20万円以上少なくなった。


Kさんに次のアポイントメントのお客さんが来たのを潮時に、挨拶をして失礼し、私達は再びモデルルームで室内や設備などの撮影をした。



10月26日 登録開始日

再びモデルルームへ。 申込みは先週済ませていたので、本当はこの日は行く必要はなかったのだが、付け焼刃で本やインターネットで情報集めをして勉強した結果、オプションの設備を確認しておく必要を感じた。


登録開始日だけに、パネルには赤い花がついていた。 しかも、全戸に。 うーん、やっぱりこのマンション人気があるのね。


私達が目的を言ったので、Kさんもモデルルームでオプションと標準装備をそれぞれ指摘してくれた。 ひょっとしてオプションかもしれないと気になったタンクレスのシャワートイレは標準品だった。 逆にてっきり標準装備だと思いこんでいたバルコニーのタイルがオプションだとわかり、4LDKと3LDKのバルコニーを見比べに行った。 私と母は大きいタイルの方が気に入ったが、弟は小さなタイルの方が好きらしい。 全般的に、公社のマンションのモデルルームはオプションが少なくて良心的なようだ。 



10月29日 無抽選で当選!

申込み締切と抽選は、申込み区分に合わせて3段階になっていた。

区分
申込み締切
抽選日
特別資格者住戸 10月30日午後2時まで 10月30日午後4時より
横浜市民優先住戸 11月2日午後2時まで 11月2日午後4時より
一般住戸 11月4日午後2時まで 11月4日午後4時より


○特優先住戸抽選日を明日に控えた29日の夜、Kさんから電話連絡が入った。 
「公社さんの判断で、もう明日の午前中にかけこみで申込まれる○特該当者はいらっしゃらないだろうということで、しーらぶ様にご購入いただけることになりました。 おめでとうございます」と、無抽選で購入決定。 
きゃ〜、ラッキー(^O^)V 
「ありがとうございます」とお礼をいい、手続きのスケジュールの打ち合わせをする。


さっそく家族に「当選だって!」と喜び合う。 でも、本当のところ、初めてモデルルームを見に行ったときには3人とも、もう「買ったもの」という気持ちになっていた。 外れるかもしれないなんて、誰一人思いもしなかった。 モデルルームから帰る道すがら、どの家具を捨てて、どんな家具を買おうかなんていう話をしていたのだ。 楽天的だったのね。



11月6日 重要事項説明会

本当は5日の午前中に指定されていたのだが、月初めで忙しく、しかも丸一日休まなければならないような時間帯だったので、1日遅い午後に変更してもらった。


売主が公社だからなのか、収入印紙(15,000円分)は全額買主負担なので郵便局で買い、家族全員が記入されている住民票や印鑑証明4名分も用意した。 8階のお部屋だったら収入印紙も一挙に45,000円分になっていたところだ。


私と弟は午後半休をとった。 弟と母は車で、私は勤務先の都内から電車で、モデルルームで落ち合うことにした。 父に「一緒に来たら?」と聞いたが、「行かない」。 なので、事前にもらっておいた委任状に記名捺印してもらう。 全くウチの父ときたら、日中はこまめに出たり入ったりするくせに、旅行のみならず、こういった外出も嫌うので困るのだ。


3人がそろってから、営業のKさんがこの前まで商談コーナーだった場所(すっかり雰囲気が変わっていた)の私達の席に案内してくれた。 細長いテーブルの上には、ボールペンと朱肉や汚れふき用のポケットティッシュも一家に1セット置かれていた。 Kさんが「抽選会で、はずれたショックのあまり、しばらく立ち上がれなかった方もおいでで、こちらも声をかけづらかったです」と言った。 うーん、やはり倍率の高い部屋は落選する人も出るよね〜。 私達はさっさと第一希望を変えておいてよかったね。 ま、そういう風に誘導したKさんの采配がよかったというべきか。


いろいろな方のマンション購入記を読んでいると、重要事項説明会の後引き続いて譲渡契約会が行われ、説明なんてよく聞いていないうちに、『記入記名捺印ロボット状態』だったという人がかなり多い。 私達の場合、「重要事項説明(案)」というのを既に申込み日にもらっていたので、我が家が購入する部屋に該当するであろうポイントはわかっていた。


私は父の委任状を持参したので、Kさんがその場合の記入の仕方を教えてくれ、出席した3名が無事捺印し終わった。


そういえば、7階の購入申込みをしたのはひょっとしてあの人達かなと思われるカップルを見かけた。 なんとなくお年寄りだろうと想像していたのに、思ったより若く30代はじめと思われる。 交通事故か何かで下肢障害者になったのかも。



11月7日 手付金振込

きのうもらった振込用紙には手付金(購入金額の一割)の金額が記入されていた。 会社へは約一時間遅刻させてもらうことにし、親が以前リフォーム用に引き出していた現金を、指定銀行の窓口にわざわざ持参して振り込んだ。 う〜、ドキドキ。 ゲンナマでこれだけの金額を持ち歩くなんて初めて。



11月11日 譲渡契約会

どこのマンションも同様らしいですが、譲渡契約会は平日の開催だった。 しかも、私達が指定されたのは午前11時と中途半端な時間だったため、まる一日有休をとった。


受付でKさんに会うとペーパークリップボードを渡された。 チェック項目がいくつかあったが、我が家に必要なのは公社との譲渡契約と公庫の融資申込みだけ。


公社の担当者3名のところに客がいなかったので、Kさんは先にそちらの席に案内してくれた。 我が家の担当者は雅なお公家様顔の若い男性だった。


次はこの物件の指定銀行の融資担当者。 ここの担当者は2名いて、一人は接客中だったのでもう一人のところへ。 ここでも若いグッドルッキングガイだった。 でかした、Kさん(*^_^*)。 ウーン、我ながらおばさん入っているかも。 男性重要事項説明会の時にもらった申込書類でどう書けばいいのかわからない点(共有名義人が4名だが欄が足りない、etc)を質問しながら記入・記名・捺印終了。 事前に渡された持参品リストに健康保険証とあったが、原本を見ながら氏名・生年月日・会社名・入社年月日などを書類と照合するために必要だったようだ。 住民票は公社とは別に提出した。


重要事項説明会で提出した「カラーセレクト・メニュープラン・建築オプション申込書」に実印を押し忘れていた箇所があって、Yさんから捺印を求められた。 ちなみに我が家の選択は
● カラーセレクト
(無償)
モデルルームの4LDKと同じ
このカラーコーディネートなら、今家にある家具を持ち込んでもあまりおかしくないハズ
ホコリの目立たなそうなフローリングの色が◎
● メニュープラン(無償) 2LDK+DENに変更
基本の3LDK/2LDK/2LDK+DENの3つのうちから選ぶ
メニュープランの図面と見比べているうち、洋室3をDENに変えた方が、将来のリフォームの際にLDKを拡張するのにエアコンやコンセントの再電気工事をしなくて済むことに気がついた
それに、基本プランの洋室3はドアが内開きなので90センチ四方は家具も置けないが、DENは3枚引き戸で有効スペースが増える
● 建築オプション(有償) なし
LDを拡張、もしくはDENに変えた場合、DENにも床暖房を入れる
ちなみに、ほかの居室に床暖房を入れるというオプションはない

受付に戻ると、各種契約書(案)の書類やオプション販売用の分厚いカタログを渡された。 Kさんに挨拶して再びモデルルームを見る。 前回撮り忘れていた箇所を撮影するためにデジカメを持参。 弟は待合室用のソファの上から模型の屋上部分や、マンション周辺の建物などがわかる別の模型も写していた。


販売担当のKさん達はこの譲渡契約会でこの物件の業務を終え、次の仕事場へ移りました。 今後、私達のマンションに関する連絡は、同じ会社の契約営業課のメンバーが引き継ぐことになります。



共有名義

共有名義というと、ほとんどはご夫婦、もしくは親子でのケースが多いと思います。 私達は両親と私と弟の4人での四分の一づつ所有するという共有名義を希望しましたが、融資の都合上(※)できませんでした。 (※ 兄弟で連帯債務者となることはできない。 夫婦または親子関係ならOK) そこで、ちょっと実際とは異なりますが以下のように配分し契約しました。


しーらぶ 筆頭名義人 5/10 所有
融資を受ける債務者本人が物件の二分の一以上を保有していなければならないためです
共有名義人 2/10 所有(頭金2/10の担保提供者)
共有名義人 2/10 所有(頭金2/10の担保提供者)
ACT 共有名義人 1/10 所有(頭金1/10の担保提供者)

入居後にかかる不動産取得税や、毎年かかってくる固定資産税もこの割合で請求されるはずです。



入居までの日々」に続く