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神輿甚句(どっこい)
一で相州一ノ宮
二また日光東照宮
三で讃岐の金比羅さん
四また信濃の善光寺
五つ出雲の大社
六つ村村鎮守様
七つ成田の御不動さん
八つ八幡の八幡宮
九つ高野の弘法さん
十で船橋はヨー龍翔會
年の初めの新玉や
松を楽しむ正月や
二月に咲いたる梅の花
三月盛りの八重桜
四月は上から下がり藤
五月の梅雨に咲く花は
あやめの名代にかきつばた
六月牡丹に蝶が舞う
七月空に咲く藪に
八月蜂刺すタンコ切り
今年よく見る九月菊
十月紅葉に鳴く鹿の
十一月の枯れ山に
踊る坊主じゃないけれど
ほんにめでたや皆の衆
春に花咲く坂田山
秋は紅葉のその中で
聞いて下さい皆様よ
五郎さんと花子さんの物語
東京静岡その中で
いかにも遠い仲なれど
愛という字は筆で書き
恋という字は墨で書く
例え両親許さずも
二人の心があったなら
神や仏が許すのも
死んでー花見がヨー咲くじゃなし
惚れた病を治すには
六畳一間の真中で
六枚屏風を立て並べ
二つ枕に三つ布団
好いて入れたるその時は
足でからめて膝のつる
お手手ぴったり抱きしめて
汗は水仙玉椿
エッサホイサのかけ声で
ひと汗かかねばヨー
なおりゃせぬ
頃六月田植え時
姉と妹が田植えする
姉は妹な負けまいと
一生懸命バチ飛んできて
妹のオツムにちょいと止まる
姉ちゃん姉ちゃん取ってくれ
取ってやるのは良いけれど
昔の偉人の言うことにゃ
穴バチゃー他人の手にかわる
娘十七、十八嫁入りざかり
タンス長持ちハサミ箱
これだけ持たせてやるからにゃ
二度と戻ると思うなよ
父さん母さんそりゃ無理だ
西が曇れば雨とやら
東が曇れば風とやら
千石積んだる舟でさえ
波風荒けりゃヨー
また戻る
恵比寿大国福の神
睦月祝って鶴が舞う
梅に鶯如月の
弥生桜に酒の汲み
卯月踊る若鮎が
流れに挑む伊達姿
八十八夜の五月晴れ
芍薬牡丹に水無月の
蛍飛び交う文月の
葉月日照りに雨乞いの
長月実りの秋祭り
月が招く神無月
傘させ裾させ霜月よ
藪の富士の伊達姿
松を恋しとよ雪化粧
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