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82歳で運転免許取得した中内さん
2005年12月 8(木)10081号
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ダイエーの創業者、故・中内功氏の「お別れの会」がこのほど都内の
ホテルでしめやかに執り行われた。
日本チェーンストア協会、日本スーパーマーケット協会など流通関
連11団体と、伊藤雅俊、岡田卓也、堤清二といった故人と縁の深か
った8名の方々が発起人となり、2300名を超える人々が参列して個
人の遺徳を偲んだ。
中内さんの数々の業績については枚挙に暇もないが、彼が最後まで
心血を注いだのは、昭和63年(1988年)4月、神戸学園都市に開校
した学校法人中内学園「流通科学大学」である。
同大学からは、すでに1万人を超える卒業生を輩出し、現在様々な
分野で活躍している。商売の神様と言われた故・松下幸之助氏には
松下政経塾があるが、流通革命に奮闘した風雲児、中内さんには、
この流通科学大学がある。
亡くなられる直前にも、大学構内に立ち寄り、その後受けた定期検診
の最中に倒れ、再び意識を回復されることなく、9月19日に急逝された。
この意味でも、この流通科学大学は、中内さん畢生の大業だと言えよう。
お別れの会の会場には、故人の遺品の数々が展示されていたが、その
中に、何と82才のときに受かった運転免許証があった。
流通科学大学の流通調査隊で企画した、アメリカ大陸縦断の旅に備えて
取得したとのことで、中内さんのいつまでも衰えなかった行動力の片鱗を
窺わせた。
生前、浜松町の通称“軍艦ビル”にあったダイエー本部で、中内さんに
何回かインタビューしたが、その都度、テーブルの上のポットから気軽に
お茶を紙コップに注いでくれたことを思い出す。
彼の創設した流通科学大学は2007年、創立20周年を迎える。
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世界初のSMが誕生して75周年
2005年11月 11(金)10063号
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スーパーマーケットがアメリカで誕生して今年がちょうど4分の3
世紀、75周年となる。
A&Pやクローガーなどグローサリーストアで30年間の経験のあ
るマイケル・カレン(Michael Kullen)が、現在のJFK国際空港
に近いニューヨーク州ロングアイランドのジャマイカに1930年8月
4日、売場面積3万6000平方フィート(1011坪)の「キング・カレン」
(King Kullen)をオープンした。彼が46才のときである。
カレンはそれ以前、当時勤めていたクローガーのCEOに手紙を書
き、自ら描いている画期的なスーパーマーケットの構想について提
案した。
この中で彼は、「アメリカのどこでもよいから5店のパイロットストア
を開設して欲しい。売り方は80%がセルフサービス、300アイテム
は原価で、200アイテムは5%、300アイテムは15%、さらに300
アイテムは20%の値入れで販売する。投資額は1店当り3万ドルで、
私自身も1万5000ドルを投資する考えだ」と説明している。
だが残念ながらこの手紙は、官僚的社員によってクズ籠に捨てら
れ、結局CEOの手に渡らなかった。
このためカレンは一念奮起し、空き家だった大きなガレージを改
造して、この歴史的な店をオープンした。店名をCullenでなく、Ku
llenとしたのは、彼の息子がスペルを間違えて絵に描いたためという
から面白い。このキング・カレンは開店から大盛況で、小売業界の話
題を独占した。このため次々と大手グローサリーチェーンが参入し、
いまではSMはアメリカ人はおろか、世界の人々にとってなくてはな
らない存在となった。現在、同社はやはりロングアイランド中心に49
店を展開しており、創業者の第2世代、第3世代のファミリーが引き
続き経営している。
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