■2■

 

 

「………っ……ククー……ル……」


 長いキスの後、蕩けそうな瞳で俺を見つめながら は甘えたような声で俺の名前を呼ぶ。

 


 このままベッドに押し倒して、 の全てを奪いたい…俺は の頬を両手で包み込みながら再び彼女を見つめた。

 


「……ククール……ここじゃ……いや……」


 そうだな。考えてみれば、俺が魔法で眠らせたとはいえ、ヤンガスのやかましいいびきの中ではムードも何もないな…。


 

 



「隣の部屋に行こうか?まだこいつらは眠っているだろうしさ」

 



「う…うん…」


 俺はベッドに腰掛けていた をひょいとお姫様だっこをして、ゼシカと が使う隣の部屋へと移動した。

 

 

 

 

 

 



 部屋に入ると、テーブルの上に置かれたランプに、ぼんやりと小さな灯りが灯っていた。

 


…」

 



「ク……ククー……!!」

 
 俺は部屋に入ると、 を静かにベッドに沈め、彼女に体重がかからないように覆い被さると、何度もキスを重ねていった。

 

 


「んっっ……ククールってば……キスばかり…んんっっ…どう…して?」


 キスの合間に途切れ途切れに尋ねる

 

 




の唇が甘いからだぜ。どうしてこんなに甘いんだ……。キスを重ねれば重ねるほどまた欲しくなる…」

 

 




「んっっ…!!!」

 




 俺は、 の唇の輪郭をなぞるように口付けを落とし、そして再び唇を深く重ねていく。



 キスを繰り返しながら、俺は の衣類をゆっくりと紐解くように身体から脱がせていった。

 そして唇から首筋にゆっくりと唇を降下させ、 の肌に紅い花を散らしていく。

 


「あっ……んっっっ………」


 きつく肌を吸い上げると、時折 は大きく身体を跳ねらせる。

 しかし、俺を拒むことなく、 は感じるままに甘い声を上げてくれていた。

 

 


「きゃっ!!ク、ククール?」


 露になった胸の果実を口に含むと、 は小さく悲鳴を上げた。

 

 



「怖い?」

 


 

「う……ううん……」


 不安そうな瞳で俺を見つめる

 

 




「でも震えてるぜ……」

 

 



「だ…だって……んっっ…ああっっ……」


 俺は の胸の果実を口に含ませたまま、舌の先で軽く刺激してみた。


  はびくびくと身体を震わせながら、口を結んで声を出さず堪えているようだった。

 

 



、声出した方が楽になるぜ?それに……まだ怯えているみたいだな…俺が怖いか?」


  はこうした行為は初めてなのだろう。

 不安におびえる瞳を見れば分っていたのだが……。

 




「……ククールのことは大好き……だけど……やっぱり…怖い………」

  の瞳から涙が零れ出した。


 

 



「俺のこと愛してくれているんだろう?」



「…もちろん、ククールのことは大好き……愛してる……」

 

 



「じゃあ、大丈夫だぜ。俺を大好きだってそれだけ思っていてくれれば、怖いことなんてない。感じるままに は感じてくれていればいいんだ…。感じれば声も自然に上がるだろう?堪える必要なんて何もない……。怖さを忘れる位 に を気持ち良くさせてやるから…」

 


「ククール……でも…んっっああああっっ!!」


 俺は胸の果実を口に含んで翻弄しながら、もう片方の の胸は手でゆっくりと円を描くように撫でていった。

 

 



「あっっ……あああっっ!!!」



  の口からは甘い声が再び漏れ始めた。



 その声の甘さで、 が感じ始めているのが分かる。

 荒い息を上げ、上気した頬で喘ぐその艶かしい姿は、いつもの とはまるで別の顔のようだ。

 


 こんな表情をさせるのは俺だけだ……。そう願いながら、さらに の胸を柔らかく揉みしだく。

 

 


 もう声を堪えることなどできないほど感じ続けている の口からは、甘い声がまるでメロディーを奏でるかのように上がり続ける。


「あっっ…んッっああっ……」


 

 


は感じやすいんだな………。すごく…可愛いぜ」

 


「そ…そんなこと……」

 

 




「ここも、きっとすごく感じているだろうな?」


 



「え?…やっっ…ククール…やだっ…」

 俺は の足の付け根にそっと手を伸ばす。


 思った通り、すでにその敏感な部分は、湿り気を帯びていた。

 

 


「甘い蜜でいっぱいだぜ、

 



「そんなこと言わないで……は…恥ずかしいから………」

  は恥ずかしそうに両手で顔を隠して、足をきつく閉じてしまう。

 



「恥ずかしくなんてない…感じているんだから…こうなるのは…自然なことなんだぜ」

 


「…ククール……。あっ!!」


 俺は少し強引に の膝を開いて、脚の間に顔を埋めた。

 



「や…やっぱり…だ、ダメ……こ……怖い…」

 



「大丈夫。怖くないから…力抜いて…」

 俺は の敏感な部分に息を吹き掛けながら囁いた。

 

 


「んっっ…ああッ」



 ほら…息を吹き掛けるだけでこんなにも感じているんだからさ。きっとこうすれば…。


 俺は、ゆっくりと の敏感な部分に指を進ませた。

 


「ひゃっ…や……やあっっ……」

 


 指を奥へと進ませる度に、 の身体が痙攣するように震えて来る。


 俺は の中に入れた指を動かして、 が一番感じる部分を探した。

 




「ああっっっ……」

 


  は大きく身体を弓なりにさせた。



  の感じる部分を見つけた俺は、そこを重点的に攻めていく。

 

 

 


「やあっっ…ああああっっ…ククール……やああっっ!!!やっっ…あああっっ!!」

 

 


 俺の指はそのまま の中できつく締め上げられた。


 彼女はそのまま達してしまった。

 

 

 


 


「はあ……はぁっ……」

 



「気持ち良かっただろ?…でもさ、これからもっと気持ちよくなるから…」


 荒い息が上がったままの の額にキスをしながらそう呟く。

 

 



 
「ククール……」


 涙を浮かべた が俺に手を伸ばしてくる。

 その艶っぽい瞳で、甘く掠れた声で…。




 俺はその手を力強く握りしめ、そして俺自身を の敏感な部分の入り口へと宛てがった。

 

 



「ク、ククールっ!?」

 

 



「脚に力が入り過ぎだぜ…大丈夫、ほら…」



 俺は の敏感な部分に自身をゆっくりとその中へと進ませていった。

 

 


「ああっ……んっっ!!い…痛っっ」



 俺自身の侵入を拒むかのように、 のそこはきつく閉じそうになる。

 

 



「俺はずっと の近くにいるんだ。だから…怖がらないで大丈夫だから。俺を信じてほしい…俺は を愛してる……だから」


「…う………ん…」

 

 




「そう……力抜いて……。瞳は閉じない方がいい。俺の瞳を見つめていてごらん?」

 




「…ククール……。くっ!!」



 俺が少しでも自身を進ませる度に、 の顔が歪む。

 



「辛いか?」

 



「だ…大丈夫……ククール…」

  は涙を浮かべた瞳で、俺を見つめて微笑んでくれる。

 




「ごめん… に辛い思いをさせちまって…」

 



「ううん……ククールなら…いいの……」

 荒い息を繰り返しながら、 が俺に呟いた。

 

 



「痛いけど……でもそれ以上に…ククールと…一つになれることが…嬉しいから……」



  の頬を涙が伝う。俺はその涙を唇で拭って、そして の唇にキスを落とす。

 

 



「はあ……」



 俺は思いっきりため息をついた。

 



「ククール?」

 


「そんなに可愛い事言って、俺、ますます に惚れちまうだろ?」

 

 



「……ククール……」




 俺は に軽くキスを落として、そして再び の中に留まっている俺自身を彼女の奥へと進ませた。



「…!!クク…ル!!」

 

 

 


「愛してる……」




「わ、私も……」


 
  の俺の手を握り絞める手に力がこもるのがわかる。



 狭くて、きつい の中は、それでも俺を拒まないようにと甘い蜜を絶え間なく満たしていてくれていた。

 一度達してしまった の身体は、思ったよりも感度を増していて、俺自身を心地よく締め上げてくれる。

 

 

 

 

 

 そして…



「……分かるか… ?」


「う…うん……分かる……」


 

 

 


「俺達さ…一つになってるんだぜ?」

 

 



「うん……」



  はにっこりと笑ってくれた。瞳からは真珠のような涙が煌めいて零れ落ちていく…。

 

 



「…… …。今から君の全てをもらうよ…」

 



「………うん…」

 

 



「…ゆっくり動くぜ?辛かったら、俺の背中に爪立てても構わないからさ…」

 


 俺がそう言うと、 は俺の背中に手を回した。

 





「んっ……」




 俺は、 に微笑んで、そしてゆっくり出し入れを始める。


 

 


「あっッ…ああっっっ…ククール……ククール…」

 




…」

 俺が の名前を呼ぶと、 はきつく閉じていた瞳をゆっくりと開けてくれた。


「ククール…」

 

 

 

 

 


「愛してる」


 俺がそう告げると、 は涙を浮かべながら、消えそうな声で俺にこう囁いた。

 


「私も愛してる…」


 

 

 




 俺は、 の脚をさらに広げさせ、彼女の中に自身を深く沈ませた。

 



「ああっっっ…」


 今まで以上に繋がった部分が深くなり、 の身体が大きくしなる。


 そして俺は自身を の最奥の壁を刺激するように出し入れを繰り返す。


 


 俺の動きに合わせて激しく首を左右に振って見悶える に、俺には余裕すらもなくなっていた。



  の甘い声。

 目の前で揺れる艶かしい身体。



 そして…… と一つに繋がった喜びとで、

 俺はどうしようもなく彼女が愛おしくなって何も考えられなくなる。

 

 


  が欲しい。

 


  の全てが欲しい。



 それだけしかもう頭にはなかった。



 



  の中を掻き回しながら、俺は何度も角度を変えながらキスを繰り返し、それに呼応するように腰の動きも速めていく。


「んっっ…あああっッ…!!

 


 締め付ける の中が限界が近い事を俺に知らせていた。


 俺は唇を解放し、そして囁いた。

 



…。君の全てを俺に…」

 



「あっっ…あああっ…ククール…ククール……」

 

 

 



 そして俺はそのまま激しく を突き上げた。

 



「やあっっっっ!!ああああっっっ!!!ククールぅっっっ!!!!」



  は高い声で喘いで俺の名前を呼んで、俺自身をきつく絞めつけ、そして昇り詰めた。そして、俺もまたほぼ同時に をひときわ激しく突き上げて、そのまま彼女の中に自分を解放した。

 

 

 

 

 

 

 




 しばらく一つに繋がったまま、俺達は荒い息が整うまで抱き合っていた。

 

 

 

 




?」



 俺が に声をかけると、 はまだぼんやりとしている。

 



  にそっとキスを落とし、ゆっくりと俺自身を抜くと、 がぴくりと反応し、俺を見つめた。



「……ククール…?」

 

 



「大丈夫か……?かなり無理させちまったみたいだ…。悪かったな…」



「う、ううん……平気……」

 恥ずかしそうに布団をかけて顔を隠す

 

 

 





「しかし…」


「ククール?」

 

 



「ホント、可愛かったぜ、


 


「え?……」

 

 



「あんなに感じてもらえて、良かったぜ」

 



「え?……ば、バカっ!!」


  は、耳まで真っ赤になって膨れながら、俺の胸を叩こうとしたが、その の手を俺はすかさず掴みとって、そのままその手にキスを落とした。

 


「ク…ククール……」

 

 






「くすっ。まだ元気残ってるみたいだな。まだ夜はこれからだしさ…
シャワーもあるみたいだし、すっきりしてこようぜ」

 

 


「??あ、そうだね。じゃあ、ククールお先にどうぞ」

 

 



「くくく…」

 

 


「どうしたの?ククール?私、変な事言った?」

 突然笑い出した俺に は不思議そうな顔で尋ねた。

 

 



、動けないだろ?」

 


「え?そんなこと…!!!いたっ……!!」

  はベッドから起き上がって立ち上がろうとしたが、脚に力が入らずそのままベッドに座り込んでしまった。

 

 



「本当はさ、もっと優しくしようかと思ったんだけど、 があまりにも色っぽくて可愛いからつい無理させちまったみたいだな」

 


「○×▽□〜!!!」

  は顔を真っ赤にして何も言うことができないようだった。

 いろいろ思いだしたのだろう(笑)。

 

 


「よっと。じゃあ、俺がお連れしますよ、お嬢さん」


 俺はそう言いながら、 の身体を横抱きにした。

 

 



「えっ!えええ?」

 

 


「一緒に風呂入ろうぜ?身体が辛そうなら俺が洗ってやるぜ、喜んで」

 

 



「!!!だ、大丈夫、大丈夫だって…だ、だから大丈夫なの〜!!!」

 そんなこと言ったって、もう止まらないんだって…。

 

 


 隣の部屋の 達は熟睡状態だしさ、まだ夜はこれからだぜ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 





「…おはよう、

 


「………ククール……。どうしてそんなに爽やかな笑顔でいられるの?」


「爽やかな気分だぜ、俺。 と一つになってさ」

 

 



「!!!!!も、もう……私は……ボロボロだもん…。ククールったら…何度も…何度も……」

 

 



「愛してるんだから止まらないんだぜ。あ、でも今日は歩くの辛そうだな。適当な理由を付けて馬車に乗らせてもらった方がいいな」



「う、うん……。あっ!!ね、も、もう朝だよね?…ど、どうしよう…。ククールと一晩一緒にいた…ってゼシカ達に…ばれちゃったよ……ゼシカ怒ってまだ 達の部屋にいるのかな?」



 そういえば、朝だというのにやけに静かだな。宿屋中静まり返っているようだ。っていうか、変だ。

 


 俺は部屋の窓を開けた。



 太陽はすでに高く上がっている。

 が、街の中は誰も歩いてはいない。

 



 も、もしかして……。

 

 


、ちょっと 達見て来るからさ、ちょっと待っていてくれないか?」

 


「?うん」

 

 

 

 



 俺は隣の 達が眠っていたである部屋を開けた。

 

 



 !!!!

 

 

  やっぱり……まだ 達は昨日のまま、眠り続けていた。



  は座ったまま…。ヤンガスは相変わらずでかいいびきをかきながら…。

 

 

 

 




 俺は恐る恐る机の上にある魔法全書を手にし、昨夜俺が唱えた呪文のページを開いた。


 そして小さく記されていた注意書きに俺は愕然となった。

 


『魔法レベルが高い者はこの呪文を唱える際の留意点がいくつかある。一度唱えると、二晩は眠り続ける場合がある。多人数にかかる魔法だが、レベルの高い者が唱えた場合、その効き目は広範囲に及ぶ場合もある。今までの例では、小さな村全体が深い眠りにおちたという実例も聞かされている』

 

 




 へ…へえ…。ふ、二晩?……しかも……広範囲?



 この様子では、二晩どころか三日は眠っていそうだな…。しかもこの街全体が…。

 

 



 ということは……。



 あと二晩は と二人きりでいられるって…わけか…。誰にも邪魔されずに……………♪


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



「あ、ククールお帰りなさい。 達に…バレてた?ゼシカ怒ってたの?ど、どうしたの、ククール?何だかすごく嬉しそうだけど…?」


  は不安そうな顔で俺に尋ねた。
俺はといえば、相当嬉しそうな顔をしていたのだろうか?




「ああ、嬉しいぜ。まだ と二人きりでいられるんだからさ」

 

 


「??????」

 

 

 

 




、もう一度…いや…二度、三度……何度でも愛しあおうぜ?」

 

 




「え?ククール?…んっっっ…!!!」




  ……。


 君に見つめられると、キスを落とさずにはいられない。


 君に俺の名前を呼ばれると、抱き締めずにはいられない。

 

 

 

 愛してる。

 

 

 

 




 

 

 

 

 

 



「おはよう…… 、ゼシカ、ヤンガス…」



「ど、どうしたの、その声?」

「すごい声だよ、 。カゼひいたの?」

 




「え?」

 



「声が掠れてるもの…。大丈夫、 ?もしかして眠りすぎて寝冷えしたとか?」

 目覚めたゼシカは、当然俺達も二晩眠り続けていたと思っているらしい。

 





「しかし、どうしてアッシ達はこんなに眠っていたかナゾでげすよ」

 

 



「疲れてたんだろ?でも睡眠たっぷりとってさ、体力も元通りになったろ?」

 俺はバックレて会話に混じった。

 

 

 




「それはそうだけど…。でも は何だかフラフラしてるけど、大丈夫?」

 


「う……。うん、大丈夫、大丈夫」

 


 
 あれから何度も俺が を抱いたから、甘い声で鳴いて俺を感じてくれた はすっかり喉が枯れてしまったのかもしれない。しかも、 達が熟睡している間、へたをすれば戦闘をしているよりも体力を消費してしまったのかもしれない はフラフラしながら歩いている…。

 


  は時折、俺をうらめしそうに見つめながらも、俺が笑いかけると顔を赤らめていた。

 

 

 


 そんな に、俺は再びあの魔法を使う日が来るのを楽しみにしていることは、彼女にも 達にもしばらくは…いや…永遠に内緒にしておくことにするか。

 

 

 



<ひとこと>
キリリクは、30000hitの「そのままの君でいて…」のその後ということで、
R指定バージョンのククール夢でした。
キス魔のククールご希望なので、キスをメインに書いてみました。
夢主さんの初めて…という内容になったのですが…

が、結果ギャグ?(汗)


リクエストしてくださってありがとうございました。

 

 


Fairy in Blue-2-

 『月の雫』
Music by TAM Music Factory