「46億年の恋」

監督:三池崇史
出演:松田龍平、安藤政信、金森穣、窪塚俊介
(2006年/日本)

絵的には、刑務所の外に突如出現するピラミッドや
ロケット、モスクのような形に設計された監房、
ヒンドゥー教の修行僧を思わせる囚人服、青い蝶
などが面白いのかもしれない。
が、美しいかどうかと問われると、んー疑問。

金森穣、松田龍平、安藤政信といった美形の男たちを
もっと美しく撮って欲しかった〜。
映像は粒子が粗くザラザラしているように感じたし、
全体的に画面が黄色っぽいのがダメなのかもしれない。
監房の中や洗濯風景が特にイヤ。美しくない。
嫌いな映画ではないんだけれども。

映画の冒頭で踊る金森穣さんは、良かった。
背景は真っ赤で、月が浮かんでいたりする幻想的な映像。
下半身は腰蓑を身に付け、上半身は背中から右手指先へ
彫られた一面の刺青が衣装のように見える。
男っぽく色気も感じるダンス。

金森氏はこの場面で強烈な印象を残すし、映画のキーと
なっているように感じる。
有吉淳が刑務所で出会い本能的に惹かれ合う運命の男、
香月史郎の背にそれと同じ刺青を見るのだ。

それなのに、いろんな人の感想を読んでも、金森穣さん
に言及している人がいないのは何故だろう。


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