ムーラン・ルージュ

★★★★☆

◆監督:バズ・ラーマン
◆出演:ユアン・マクレガー、二コール・キッドマン、ジョン・レグイザモ

2度、観に行きました。あと何度でも観たい映画です。
白状すると、1度目は雑念がいっぱいだったせいか、この映画の良さがほとんど分かりませんでした。 前方の席に座ったせいもあり、目まぐるしい映像に疲れたし、ロートレックのポスターや絵画から感じる 華やかで猥雑な狂騒のイメージとその空間に漂う哀愁や退廃の空気が希薄だなどと、大それたことを思った のでした。

そして、体調を整え、ちょっと後方に陣取り準備万端の2度目。
いやー、面白いじゃないですか!
カメラがモンマルトルの丘に滑るように近づいていく手法(?)や青っぽい映像(最初だけ?)が凄い好み。 飛ぶような感覚も味わえます。

高級娼婦のサティーンと初心なクリスチャンのやりとり、ジドラーと公爵の「ライク・ア・ヴァージン」に 笑わせてもらったし、ユアン君が可愛く思えたり、ニコール・キッドマンの美しさと歌声に大満足ですが、 最も好きなのはジョン・レグイザモ演じたロートレック。
ロートレックの自画像や写真に驚くほどソックリです。
ジョン・ヒューストン監督の『赤い風車』を意識した役設定らしいけれど、私はホセ・ファーラーよりも レグイザモの方が好きだなあ。
作品の片隅に自分の姿を描き入れるロートレックですが、この映画の中でもやっぱりそう。 屋根からぶらさがる彼やお酒を呑みつつカーテンの陰から顔を出すロートレック。
娼婦と貧乏な作家の恋を静かに見つめているロートレックがいます。
「目に見えることが真実ではない」(うろ覚え)という台詞が印象的。
私には「ムーラン・ルージュ」といえば、やはりロートレックなのです。
「moulin rouge]

(2001年/アメリカ)----2001年11月某日@WMC江別

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