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◆監督・脚本:矢口史靖
◆出演:妻夫木聡、玉木宏、三浦哲郁、近藤公園、金子貴俊、竹中直人
芸術スポーツのシンクロナイズド・スイミング。
フィギュア・スケートや新体操のように美しさを競うスポーツ。
シンクロ選手は、脚には傷をつけないように気をつけているらしいのですが(モデルみたい!)、男のシン
クロで避けて通れないのが脛毛……。
水面からニョキニョキと脛毛の脚が出ていたら、それはもう犬神家の一族にしか見えないはず。
興味津々で見に行ったのでしたが、うーん、直球勝負はやめたのかな。
クライマックスのシンクロシーンにはバレエレッグという演技(体を水平に保ち、片脚を垂直にあげていく
動き)や脚を見せる演技が、ほとんどない。
美しさは諦め、パワフルさとダイナミックさで勝負!という感じ。
シドニーオリンピックで日本シンクロチームがメダルを獲得した空手の演技は記憶に新しいけれど、彼らの
シンクロも力強い。これこそ男のシンクロ?
矢口監督作品は『ひみつの花園』が面白く、主演の西田尚美がかわいいのでお気に入りですが、この映画も
水族館・シンクロ(ダンス)・竹中直人と私好みの要素が三拍子揃い、期待通りの面白さ。
見ているうちに、男子高校生が愛すべき存在に思えてくる。
美人の女教師が廃部寸前の水泳部の顧問になった途端に部員数が増えたり、「シンクロやろう」と聞いた時
の素早さとか、単純明快。
隣に座っていた女性が「男ってバカだ〜」と叫んでいたけれど、私も心の中で頷いたのは言うまでもない。
そして、これこそ青春映画だ!と思えるのは、ボーイズ5人がそれぞれ特技や個性を生かし活躍するから。
いつもは中途半端でも、パッとしなくても、泳げなくても、キメルときはキメルのだ。
それにしても水の中であんなことや、こんなことが出来ちゃうとは恐れ入りました。
水の中って気持ち良さそうだけど、やっぱり苦しいんだろうな……。
(2001年/日本)----2001年9月某日@WMC江別
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