by 内山茂男(日本流星研究会)
| (1月6日午前掲載, 6日夜更新) |
左のグラフは、1日毎の出現数を集計したものです。
横軸の“1月2日”のところが“1日から2日にかけての夜(2日0時前後)”です。
3/4日は観測報告が集まりました。全体のZHR80程度というのは、極大夜としては若干少なめ?というあたりでしょうか。
1時間毎の集計結果では、明け方に向けてのZHR減少傾向が見られます。ピーク時刻はIMOのカレンダーでは太陽黄経283.16度となっていて、 これは22時JSTにあたります。するとZHR減少傾向が観測されて良さそうです。ただし、一部の観測者から「明け方にも増加」と報告されているように、 5時の集計結果は4時よりも多くなっています。
<1日毎集計>
Month day Nind. Teff Shwr HRave ZHRave Err.
12 24/25 1 1.0 1 1.0 1.0 1.0
12 25/26 1 1.0 2 2.0 1.8 1.3
12 26/27 1 1.0 2 2.0 2.1 1.5
12 27/28 1 1.0 3 3.0 2.6 1.5
12 28/29 1 1.0 5 5.0 4.1 1.8
12 29/30 1 0.9 0 0.0 0.0 6.7
12 30/31 1 1.0 6 6.0 4.8 2.0
12 31/ 1 1 1.0 4 4.0 6.1 3.1
1 1/ 2 1 1.0 7 7.0 7.7 2.9
1 2/ 3 1 1.0 13 13.0 13.3 3.7
1 3/ 4 12 28.5 1511 53.0 78.8 2.0
1 4/ 5 2 2.0 15 7.5 9.7 2.5
1 5/ 6 1 1.0 6 6.0 4.1 1.7
Nind:観測者数、Teff:観測時間(時間)、Shwr:群流星
HRave:平均HR(個人補正なし)、ZHRave:平均ZHR(個人補正あり)
Err=ZHRave/sqrt(Shwr)、光度比r=2.1で計算。
輻射点高度15度以上、最微星4.6等以上、雲量3未満のデータを使っています。
平均HRは、誰がいつどこで観測するかによって大きく変動しますので、参考程度に見てください。
<1時間毎集計>
day JST Nobs Teff Shwr HR ZHR Err.
3/ 4 02 10 8.9 397 44.6 100.7 5.1
03 16 13.4 623 46.5 80.9 3.2
04 19 15.3 800 52.3 72.6 2.6
05 18 10.9 753 69.1 73.9 2.7
観測報告者(集計に使用した観測時間)
長田和弘(15), 赤木誠司(4.9), 豆田勝彦(4.7), 佐藤孝悦(4.3), 住江和博(4), 内山茂男(3),
田中正一(1.7), 小森谷順一(1), 溝口秀勝(0.9), 妹尾英樹(0.5), 小林勝之(0.5), 柳信一郎,
茨木智志, 寺久保一巳, 佐藤幹哉,
観測報告をありがとうございました。
眼視観測では、観測者によって観測する流星数が大きく異なることがあります。そこで、過去の観測実績をもとに個人差補正をしています。
この中には、月明かりのない年とある年があります。月明かりは観測の障害になります。
極大付近で月明かりのない年をグラフでは○、月明かりの影響がある程度ある年を△、月明かりの影響が大きい年を×で表しています。
横軸は太陽黄経です。地球の公転周期は365日ちょうどではないため、同じ1月4日でも年によって地球の位置が少しずつ異なります
(4年経つとだいたい同じ位置に戻ります)。このため、地球の位置を表すのに月日ではなく、太陽黄経を用います。
1日で太陽黄経が1度程度進みます。
上のグラフは、2004年から2009年の1日毎の出現数を集計したものです。横軸は太陽黄経の283度付近が“4日の未明”です。
しぶんぎ群のピークは鋭く、これが昼間になるとZHRがかなり下がると言われていますが、2009年は日本ではピーク後に減少し始めたところが観測されています。
2008年はピークが昼間になり日本での観測出現数は少なくなっています。
2006年はピークが日本の観測時刻にあたっていた年で、月明かりもないために多くの出現が見られるのではないかとマスコミにも取り上げられたのですが、
しぶんぎ群としては少ない出現でした。2007年は、各観測者が「活発な印象」と述べていますが、その通りZHRも高くなっています。
※ 極大付近では2時間毎に集計し、観測がやや少ない場合はシンボルを小さく表示しています。
上のグラフは、極大付近である2/3〜5/6日の出現数を集計したものです。参考として、 2009年のIMO(国際流星機構) 発表の速報値も重ねて表示してみました。これを見ると次のことがわかります。
上のグラフは、2004年から2007年の1日毎の出現数を集計したもので、縦軸を対数目盛りにしたものです。こうすることにより、 極大付近以外の出現数の少ないときの出現状況の変化もわかりやすくなります。 ただし、出現数が少ないときには、誤差の比率が高くなります(ここでは図を見やすくするため誤差は表示していません)。
<1日毎集計> Month day Nind. Teff Shwr HRave ZHRave Err. 12 29/30 1 1.0 4 4.0 5.3 2.7 12 30/31 1 1.0 5 5.0 5.2 2.3 12 31/ 1 1 1.5 6 4.0 10.6 4.3 1 1/ 2 1 1.0 7 7.0 7.8 2.9 1 2/ 3 4 6.0 39 6.5 9.8 1.6 1 3/ 4 20 32.1 723 22.5 39.9 1.5 1 4/ 5 3 5.4 149 27.6 41.1 3.4 1 5/ 6 4 10.0 100 10.0 7.6 0.8 Nind:観測者数、Teff:観測時間(時間)、Shwr:群流星 HRave:平均HR(個人補正なし)、ZHRave:平均ZHR(個人補正あり) Err=ZHRave/sqrt(Shwr)、光度比r=2.1で計算。 輻射点高度15度以上、最微星4.6等以上、雲量3以下のデータを 使っています。 <1時間毎集計> <<3/4日>> JST UT Nobs Teff Shwr ZHR Err. 2 17 16 13.8 156 28.3 2.3 3 18 18 14.5 253 29.8 1.9 4 19 18 14.8 384 40.2 2.1 5 20 13 11.1 425 53.4 2.6 <<4/5日>> JST UT Nobs Teff Shwr ZHR Err. 2 17 1 1.0 21 50.7 11.1 3 18 2 2.2 65 48.3 6.0 4 19 4 4.2 118 40.1 3.7 5 20 3 2.3 63 33.8 4.3 観測報告者(集計に使用した観測時間) 長田和弘(13.5) , 住江和博(13.3), 豆田勝彦(11.7), 佐藤孝悦(4.1), 内山茂男(4), 松田弘文(1.7), 寺久保一巳(1), 小林勝之(1), 柳信一郎(1), 関口孝志(0.8), 若狭洋平(0.8), 山下拓時(0.8), 山田賢治(0.8), 飯野佳代子(0.8), 上野勇(0.8), 廣田央(0.8), 田島大地(0.8), 柘植栄佑(0.7), 河野龍一(0.5) , 妹尾英樹(0.5), 佐藤幹哉(0.5), 大島直也, 金谷倫子, 佐藤文美, 斉藤翔太, 北村雄基, 斉藤由昭, *観測報告をありがとうございました。
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