by 内山茂男(NMS)
| (2009年11月 5日最終更新) |
右のグラフは、1日毎の出現数を集計したものです。
横軸の“10月19日”のところが“18日から19日にかけての夜(19日0時前後)”です。
“×IMO”として表示しているのは、IMO(国際流星機構)が発表した速報値です。
22/23日がピークのようですが、21/22日もそれに近い活発な出現が観測されています。
IMOが速報として発表した出現状況は、ピーク付近でもZHRが30〜45程度に分布しています。 日本には、多くの流星を観測する鋭眼観測者がいますが、私が集計している日本の結果は、 過去の観測データから個人補正を行っています。これによって、 通常はIMOの発表と私の日本の集計は十分近い値になっているのですが、今回は明らかに日本の集計結果が多くなっています。 日本も天候に恵まれ、多くの観測報告が集まっていますから、私は日本の観測データも信頼できるものだと考えています。 IMOの集計との違いの原因は不明です。
ちなみに、通常の年のピークはZHR20〜25の高原状ピークですから、これを超える出現が6日以上見られたことになります。
下に「2004〜2009年のオリオン群出現状況」もありますので、こちらも参考にしてください。
<1日毎集計> Month day Nind. Teff Shwr HRave ZHRave Err. 10 10/11 1 1.7 3 1.8 5.5 3.2 10 11/12 2 1.8 9 5.0 6.4 2.1 10 12/13 2 2.0 9 4.5 6.7 2.2 10 13/14 1 1.0 8 8.0 8.2 2.9 10 14/15 5 6.9 38 5.5 7.8 1.3 10 15/16 4 8.5 59 6.9 7.6 1.0 10 17/18 4 8.6 82 9.5 9.5 1.0 10 18/19 3 5.0 82 16.4 16.7 1.8 10 19/20 8 11.2 195 17.4 34.6 2.5 10 20/21 14 28.6 819 28.6 39.2 1.4 10 21/22 15 40.4 1983 49.1 54.8 1.2 10 22/23 4 11.8 966 81.9 60.9 2.0 10 24/25 2 9.8 524 53.5 35.4 1.5 10 27/28 4 6.0 75 12.5 12.1 1.4 10 28/29 2 2.0 21 10.5 11.0 2.4 10 30/31 1 1.0 12 12.0 16.8 4.8 10 31/ 1 1 1.0 10 10.0 14.0 4.4 Nind:観測者数、Teff:観測時間(時間)、Shwr:群流星 HRave:平均HR(個人補正なし)、ZHRave:平均ZHR(個人補正あり) Err=ZHRave/sqrt(Shwr)、光度比r=2.0で計算。 輻射点高度15度以上、最微星4.6等以上、雲量3.1未満のデータを使っています。 平均HRは、誰がいつどこで観測するかによって大きく変動しますので、参考程度に見てください。 観測報告者(集計に使用した観測時間) 住江和博(41.5), 長田和弘(16), 溝口秀勝(12.6), 豆田勝彦(12.5), 赤木誠司(10.6), 加藤浩之(7.5), 菅野文彦(7), 竹田浩章(5.1), 藤原康徳(4.7), 佐藤孝悦(4.3), 内山茂男(4), 飯山青海(3.8), 彼谷哲志(3.7), 松本幸久(3.3), 佐藤幹哉(2.8), 佐藤智子(2.5), 戸田雅之(1.5), 寺久保一巳(1.5), 塩谷一昭(1), 比嘉義裕(1), 山本真行(0.5), 茨木智志, 古賀一浩, 下田聖, 永田佳希, 廣田央, 藤島秀雄, 鷲野成一郎, 新井信乃, 小川宏士, 清水優香, 小山舜平, 朝倉忠, 上村純加, 板倉一樹, 田中裕也, 平英城, 小川由紀子, 尾勝大倫, 鈴木翔太, 滝沢成仁, 田島大地, *多くの観測報告をありがとうございました。
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左のグラフは、各年の1日毎の出現数を集計したものです。横軸の“10月21日”のところが
“20日から21日にかけての夜(21日0時前後)”です。ただし、うるう年があるように、10月21日といっても毎年地球が同じ位置に来るわけではありません。
そこで、2006年(うるう年の中間年)に合わせて日付表示をしています。2009年の場合は、10月21日のラインの直後ろにある○が21日未明の観測結果です。
年によって、月齢が異なります。このグラフでは極大付近の月明かりによって、○(最良)、◇(良)、△(やや影響あり)、×(大きく影響あり)
として表示しています。この6年間では×(満月付近)はありません。
オリオン群は極大ZHR25程度の安定した定常群だと考えられてきました。しかし、2006年から大変活発な出現を見せています。 また、2008年は2006・2007年より少ないですが、平年に比べると2倍近い出現が見られました。 2009年の出現数は2008年よりやや多く、2006年には少し及ばないといえそうです。 また、2009年はピークが少し遅くなったようです。といっても、過去3年間、22/23日の頃の観測データがないのですが。
左のグラフは、2006〜2009年の2時間毎の集計結果です。眼視観測の精度を考えると、
2006年と2007年のの出現状況は非常によく一致していると言えそうです。1夜毎の集計では、
2006年のピーク 21/22日のほうが 2007年より多いのですが、もしかしたら観測時刻の違いによるものかもしれません。
2007年の 21/22日は増加傾向で朝を迎えており、2006年のデータからは 21/22日の日本の夜にピークがあるように見えます。
1年は 365日ちょうどではありませんので、地球の位置は 1年に 6時間程度ずれていくわけですが、
その分を考慮すると 2006年と 2007年は非常によく似た出現をしているといえそうです。
一方、2008・2009年は2006・2007年ほど出現数が増加しなかったのですが、
太陽黄経208度以前と付近)、211度以後は2006・2007年のラインとほぼ一致しています。
全国的に天候が悪く観測報告がない夜があるのが残念です。
| (2008年11月20日最終更新) |
左のグラフは、1日毎の出現数を集計したものです。横軸の“10月21日”のところが“20日から21日にかけての夜
(21日0時前後)”です。
“×IMO”として表示しているのは、IMO(国際流星機構)が発表した速報値です。
2004、2005年には高原状のなだらかなピークでZHR20〜25程度でした。これと比べると今年はZHR40レベルですから、
平年の2倍近くの出現といえそうです。(2006年はZHR80、2007年はZHR60程度の出現を見せています。)
ただし、今年は19日昼間に古いダストトレイルが接近すると
佐藤幹哉氏等から発表されていました。
この観測結果を見ると、18/19日、19/20日ともにZHR30近い出現となっています。
18/19日の位置(太陽黄経)は、過去2年間もそれ以前とほぼ同様の出現で、ZHR20程度の頃です。また、19/20日の位置は、
過去2年間の大出現で上昇を始める頃で、ZHR30に達する頃です。
したがって、18/19日、はダストトレイルの影響でやや出現数が増加していたといえそうです。
一方、19/20日は平年より多いのですが、スムーズな上昇カーブに乗っているようにも見えますから、
予報されていたダストトレイルによる出現があったかどうか不明です。
<1日毎集計> Month day Nind. Teff Shwr HRave ZHRave Err. 10 11/12 3 5.0 34 6.8 3.9 0.7 10 13/14 1 1.0 8 8.0 8.6 3.0 10 16/17 1 1.0 14 14.0 17.8 4.8 10 17/18 4 5.0 47 9.4 18.3 2.7 10 18/19 4 12.1 266 22.0 29.2 1.8 10 19/20 8 8.2 77 9.4 28.0 3.2 10 20/21 4 9.0 281 31.2 38.9 2.3 10 21/22 7 11.9 305 25.6 41.0 2.3 10 24/25 2 1.6 28 17.5 21.0 4.0 10 27/28 1 1.0 13 13.0 10.3 2.9 10 28/29 1 1.0 8 8.0 9.2 3.3 10 29/30 2 2.0 6 6.0 5.7 2.3 10 30/31 2 1.8 7 3.9 5.1 1.9 10 31/ 1 1 1.0 6 6.0 5.7 2.3 11 1/ 2 3 3.7 9 2.4 4.2 1.4 11 4/ 5 2 2.8 5 1.8 2.6 1.2 11 5/ 6 1 1.0 4 4.0 3.5 1.8 Nind:観測者数、Teff:観測時間(時間)、Shwr:群流星 HRave:平均HR(個人補正なし)、ZHRave:平均ZHR(個人補正あり) Err=ZHRave/sqrt(Shwr)、光度比r=2.0で計算。 輻射点高度15度以上、最微星4.1等以上、雲量3未満のデータを使っています。 平均HRは、誰がいつどこで観測するかによって大きく変動しますので、参考程度に見てください。 観測報告者(集計に使用した観測時間) 住江和博(21.3), 長田和弘(17), 豆田勝彦(7.5), 溝口秀勝(6.2), 佐藤孝悦(5.7), 内山茂男(2.9), 竹田浩章(2.6), 寺久保一巳(1.5), 佐藤幹哉(1), 塩谷一昭(1), 柳信一郎(1), 比嘉義裕(0.9), 佐藤智子(0.5), 平英城 *観測報告をありがとうございました。
2007年のオリオン座流星群の速報集計結果です。(2007年11月2日最終更新)
<1日毎集計> Month day Nind. Teff Shwr HRave ZHRave Err. 10 16/17 1 1.0 13 13.0 10.5 2.9 10 17/18 1 1.0 15 15.0 12.9 3.3 10 19/20 3 6.4 130 20.3 21.8 1.9 10 20/21 10 21.7 595 27.4 30.2 1.2 10 21/22 11 26.1 1550 59.4 62.8 1.6 10 23/24 5 10.0 551 55.1 50.4 2.1 10 24/25 3 4.3 119 27.7 38.6 3.5 10 25/26 2 3.0 34 11.3 27.3 4.7 10 27/28 2 2.0 27 13.5 13.4 2.6 Nind:観測者数、Teff:観測時間(時間)、Shwr:群流星 HRave:平均HR(個人補正なし)、ZHRave:平均ZHR(個人補正あり) Err=ZHRave/sqrt(Shwr)、光度比r=2.0で計算。 輻射点高度15度以上、最微星4.6等以上、雲量3以下のデータを 使っています。 観測報告者(集計に使用した観測時間) 住江和博(22.1), 長田和弘(11.8), 赤木誠司(10.3),豆田勝彦(6.3), 溝口秀勝(5.3) , 加藤浩之(5), 佐藤孝悦(3.9), 嵯峨山亨(2), 内山茂男(1.7), 松本幸久(1.4), 佐藤智子(1.3), 河野龍一(1), 竹田浩章(1), 比嘉義裕(0.8), 柘植栄佑(0.7), 菅野文彦(0.6), 寺久保一巳, 佐藤幹哉, 平英城, 明治大学天文部 *観測報告をありがとうございました。
21/22日はZHR63と昨年に続く活発な出現が見られました。
この夜は通常の出現より多いかもしれないという予報もあり、多くの観測報告が集まりました。
なお、昨年の21/22日の速報集計結果はZHR82ですから、昨年よりやや減った程度です。
さらに、23/24日も活発な出現が観測されています。
昨年も数日間多くの出現が見られましたが、今年も観測されました。
両夜の間の22/23日は、上空の雲がかかった地域が多いようで、残念ながら観測報告が届いていません。
2006年のオリオン座流星群の速報集計結果です。(10月30日更新)
<1日毎集計> Month day Nind. Teff Shwr HRave ZHRave Err. 10 15/16 1 1.0 9 9.0 8.5 2.8 10 16/17 2 3.2 21 6.6 16.0 3.5 10 17/18 1 1.0 15 15.0 11.5 3.0 10 18/19 4 6.0 63 10.5 18.5 2.3 10 19/20 1 1.0 22 22.0 19.4 4.1 10 20/21 3 3.4 51 15.0 32.5 4.6 10 21/22 14 29.1 1979 68.0 81.7 1.8 10 22/23 0 0 - - - - 10 23/24 2 5.0 335 67.0 50.8 2.8 10 24/25 3 3.3 130 39.4 32.2 2.8 10 25/26 3 6.0 156 26.0 21.2 1.7 10 26/27 0 0 - - - - 10 27/28 1 0.9 3 3.3 4.4 2.5 Nind:観測者数、Teff:観測時間(時間)、Shwr:群流星 HRave:平均HR(個人補正なし)、ZHRave:平均ZHR(個人補正あり) Err=ZHRave/sqrt(Shwr)、光度比r=2.0で計算。 輻射点高度15度以上、最微星4.1等以上、雲量2.9以下のデータを使っています。 観測報告者(集計に使用した観測時間) 住江和博(11.6), 豆田勝彦(10.0), 長田和弘(8), 溝口秀勝(6.6), 塩谷一昭(4.8), 加藤浩之(4), 比嘉義裕(2.3), 竹田浩章(2.1), 内山茂男(2), 野村昌孝(1.8), 殿村泰弘(1.6), 藤岡靖弘(1), 柳澤誠(1), 北村香央里(1), 柘植栄佑(0.7), 藤田絢香(0.5), 山本賢吾(0.5), 鍬初侑吾(0.5), 中村友紀, 佐藤孝悦, 大橋健,懸山啓太, 塩永真直 *観測報告をありがとうございました。
21/22日に突発出現が観測されました。この夜は週末ということもあり、十分な観測報告が集まりました。
各観測者毎のZHRも個人補正後はバラツキが少ないです。
(個人補正は、過去のペルセ群、ふたご群観測報告の群流星数と散在流星数、
しぶんぎ群観測報告の散在流星数をもとに、最微星の補正という形式にしています。)
さらに、外国でも活発な出現の報告があります。数が多いだけでなく、火球も多かったということです。
オリオン群でこれほどの突発出現の記録は、おそらくないと思います。
<21/22日 1時間毎集計> JST UT Nobs Teff Shwr ZHR Err 23 14 4 2.7 41 66.6 10.4 0 15 10 7.5 247 59.7 3.8 1 16 15 11.8 595 71.8 2.9 2 17 18 13.6 868 86.9 2.9 3 18 15 11.7 966 89.9 2.9 4 19 8 7.4 861 85.8 2.9 5 20 3 2.9 377 82.5 4.2 21/22日の1時間毎の集計もしました。この0時JSTの値は、観測中央時刻が23時01分〜1時に あるものです。したがって、観測中央時刻0時30分の観測は、0時の集計と1時の集計に使 われています。
世界時18時、すなわち日本時間午前3時頃をピークに増減しているようです。ちょうど日本の夜間にピークが来たのかもしれません。 当夜はちょうど週末にあたり、目撃した人も多かったと思われます。ただし、関東およびその周辺では雲に覆われてしまったようです。
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