− 流星群 解説 −
by 内山茂男 (日本流星研究会)
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| やぎ座 α 流星群 | みずがめ座 δ 流星群 | みなみのうお座流星群 | |
|---|---|---|---|
| 略称 | CAP | SDA | PAU |
| 活動期間 | 7月3日〜8月15日 | 7月12日〜8月19日 | 7月15日〜8月10日 |
| 極大日時 | 7月30日頃 | 7月28日 | 7月28日 |
| 極大ZHR | 4 | 20 | 5 |
| 対地速度V∞ | 23 km/s | 41 km/s | 35 km/s |
やぎ座 α (アルファ)群の出現数は少ないのですが、 観測していても「群として活動している」という実感がある流星群です。ときどき火球を出現させます。
みずがめ座 δ (デルタ)群は、みずがめ座 δ 南群と言われることも多い流星群です。
極大付近4日程度は同程度の出現を見せますが、その前後では結構流星数が減少しています。
北半球では輻射点があまり高く上がりません。また、明るい流星の比率がやや少ないです。このため、極大ZHR20と言われますが、
日本からは1時間に数個程度の出現となることが多いようです。
星図には ANT というもの示しています。これはアンティヘリオンという「散在流星の供給源の1つ」です。
散在流星の突入方向(=各流星の輻射点)分布は全天一様ではなく、ムラがあります。そして、散在流星の輻射点の多いところの1つがこのアンティヘリオンです。
輻射点はこの図の円よりかなり広く広がっています。
以前は、夏のみずがめ座付近には、「みずがめ δ 南群」「みずがめ δ 北群」「みずがめ ι (イオタ)南群」
「みずがめ ι 北群」の4つの流星群があると言われてきました。このうち「みずがめ ι 南群」「みずがめ ι 北群」については、
いろいろな研究を見ると軌道要素等に集中や傾向があまり見られませんので、実はアンティヘリオン(黄道系散在流星)を群としていたのかもしれません。
また、みずがめ δ 北群についてIMO(国際流星機構)では、「群としての存在は否定しないが眼視観測ではアンティヘリオンと区別できない」
としています。
みなみのうお座流星群については、IMOのリストにあるので一応載せておきました。しかし、この群の存在はかなりあやしいです。 重野好彦氏らは1998年と2002年の2度にわたり、観測条件の良いオーストラリアに遠征し、2点TV観測観測をしました。その結果、 みなみのうお群の輻射点とされているところからは、ほとんど流星が出現していなかったのです。 (Shigeno Y., Shigeno T., 2004)
参考文献
(Shigeno Y., Shigeno T.(2004). "Radiant distribution of the Capricornid-Aquarid complex". WGN, 32:3, 77-80)
※ このページの輻射点マップ および 表のデータは、 IMO(国際流星機構)のIMO Meteor Shower Calendar 2009をもとに作成しています。
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