− 流星群 解説 −

おうし座流星群
(北群:North. Taurids, NTA, 南群:South. Taurids, STA)

by 内山茂男 (日本流星研究会)

おうし群輻射点

 おうし北群 おうし南群
活動期間9月25日〜11月25日9月25日〜11月25日
極大太陽黄経230度223度
極大日時11月12日頃11月5日頃
極大ZHR55
対地速度V29 km/s27 km/s

長期間にわたって活動する流星群で、黄道をはさんで2つの輻射点が存在し、北群と南群に分けられています。 10月は輻射点がおうし座ではなく、うお座〜おひつじ座・くじら座頭部にあります。おうし群という名称につられて、間違えないように気をつけましょう。 極大はシャープではなく、出現数のグラフでは1週間くらいの盛り上がりが見られるという感じです。火球が多いことでも有名です。 ただし、もともとの流星数がそれほどでもありませんので、簡単には火球を見られるわけではありません。

木星の公転周期と7:2の共鳴によるダスト密度の高いスウォームがあり、この部分と遭遇すると流星数(特に火球)が増加します。 スウォームの中心と平均近点角の差ΔMが±30°以内なら増加し、±40°以内ではやや増加が見られるということです(Asher and Izumi 1998)。 Asher によるΔMの今後の値は下表のようになります。今後は 2008年、2012年、2015年などで流星数と火球の増加が期待できそうです。

スウォーム中心との平均近点角の差 ΔM
20072008 200920102011 201220132014 2015
ΔM-137°-30°76°-178° -72°34°141°-113°-7°

参考(解説)流星群と共鳴
おうし座流星群と木星との共鳴

参考文献
Asher D. J. and Izumi K. (1998): “Meteor observations in Japan: new implications for a Taurid meteoroid swarm”, MNRAS 297, 23-27.

※ このページの輻射点マップ および 表のデータは、 IMO(国際流星機構)のIMO Meteor Shower Calendar 2009をもとに作成しています。

  
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