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『2004/06月近況』
☆☆☆ 2004/06/23(水) ☆☆☆
◇蛍火の杜へ◇
雪ちゃんからの推奨(刊行は去年の作品だが、この夏の推奨作品らしい)である、『蛍火の杜へ』(緑川ゆき、花とゆめCOMICS)中の表題作。某所での推奨によって、KISAさんとかIDさんにも同時展開中で、KISAさんのところで感想が上がったので、少しばかり話題とネタに便乗。
取り敢えず、少し脱線話。
多くの方とWEBで知り合い、影響を受け、親しくしていただいているわけですが、中でもやはり雪駄さんとKISAさんには、個人的に特別な感情があります。(先方がどう思われるかはともかくとして、私としては)非常に共感できる感覚を持ち、お話に対して求める物を共有できる存在と言う部分が大きいわけですが、加えて雪駄さんに関してはONEのレビューで(一方的に)知るようになってから感じていた敬意と憧れのようなもの、KISAさんに関してはSSの感想をもらった事で感じた、より強い共感度のようなものと信頼感がある、とでも言えば良いのでしょうか。
で、今回の『蛍火の杜へ』や、他に例を挙げれば『目隠しの国』(筑波さくら、花とゆめCOMICS)などを推奨されるたびに、雪駄さんに対するこの言いようの無い感覚を思い知らされます。また、今回のKISAさんの感想や、他に最近では先週のマガジンとサンデーの感想など、日記に書かれる事を全く予期せずして、私としても一番強調したかった部分がちゃんとコメントされているあたりに、これもまた敵わないと思う部分と、そうやって書きたいことをきちんと書き残しておける部分に対する尊敬のような気持ちがあります。あとは安心感かな。(そして、こういう部分の積み重ねが、100,000 Hitに繋がったのでしょう)
そんなわけで、かなり親しくさせていただいている今でもなお、(それこそ常日頃から、敬意の欠片も無い失礼なことをぶちまけてもいますが)自分の中では特別な存在と思う気持ちは消えません。
まぁ、それはそれということで、普段はあんな感じですけれども(ぉぃ。
で、話を作品に戻しますが、KISAさんも触れていたギンの台詞に震えました。(以下、光学迷彩)
山神様の妖術で生かされているが故に、人間に触れられると存在自体が消えてしまうギン。お互いに触れ合う事の出来ないギンと蛍の心の交わり、そして紡がれる想い。それまでは、消える事に対する抵抗や恐れがあったからこそ、決して蛍に触れさせなかったギンの口から出た、今のギンの蛍への想いを何よりも表す台詞。
【ギン】「蛍はおれが守るよ」
【 蛍 】「そういうこと言われると、飛びつきたくなってしまう」
【ギン】「飛びつけばいい。本望だ」
本当はお互いに抱きしめ合いたいけれど、消えてしまうが故にそうすることが出来ない。それでもギンは、蛍に抱き締められて消えるのなら本望だと、そう口にします。もちろんそうしなければ、一緒にいられるわけだし、蛍にしてもギンが自分のせいで消えていなくなることは本意ではないわけで、だからこそお互いにそうすることはないわけですが、しかし本当の想いはお互いの温もりを感じ合いたいと思っているわけです。ギン自身、膨らんでいく自分の想いと、不自然な自分の存在を思えば、いつまでもこうしていることは出来ない事を自覚していて、だからこそ消えていく時は蛍の腕の中で、そう願っているのかもしれません。
だからその後のシーンと台詞が、本当に切ない。ふとした事故で人間の子供に触れてしまったギン、あまりにも唐突に訪れる、別れを惜しむ暇もないほどの終焉の刻。けれども後悔ではなく、満面の笑みでギンは蛍を迎え入れます。
【ギン】「来い、蛍。やっとお前に触れられる」
消え行くギンの胸の中に、同じく満面の笑みで飛び込む蛍、そして感じるお互いの温もり。いや、温もりを伝え合うほどの時間すらなかったかもしれない、そんな刹那の抱擁と、消滅するギンの身体。失われたギンの身体をなお抱き締めるかのように、崩折れる蛍。
この辺の絵(コマ)の(絵の技巧とはまた別の意味での)表現描写に、感じ入りました。
最後、ギンを失ってなお、その想いと記憶が尊いものであるが故に、前を向いて生きていこうとする蛍の想いが、何よりも輝いて思えます。
◇寒い日も。◇
同じく、緑川ゆきさんの短編集『アツイヒビ』から。こちらも雪ちゃんから。本の順番としては、アツイヒビ→蛍火の杜へ、になりますが。
この作品の主人公は、遠山雛子という、眼鏡で下級生の女の子です。ちなみに私に眼鏡っ子属性はありませんし、どちらかというと眼鏡は無い方が好きなのですが、遠山の眼鏡は何とも言えない可愛さがありますね。(以下、光学迷彩)
お話としては、この短編集で登場している他の短編(表題作のアツイヒビ)のメインキャラである池田に、遠山が想いを寄せて果敢にアタックするという流れなのですが、池田はそアツイヒビで登場している室園という女の子に想いを寄せています。ちなみに室園は同じく池田の友人である国吉と、寒い日も。の中で付き合うことになります。(この三人が出会い、メインとなるお話がアツイヒビ)
さて、この遠山のアタックに対して、室園は全く池田の気持ちに気がついていないが故に、遠山に対して『つきあおうか』と言いますが、それに遠山は反論します。
【遠山】「本当は好きな人がいるんじゃないですか?」
【遠山】「本気で欲しいと思っている人は手に入らないから…」
【遠山】「私のことは本気じゃないから」
【遠山】「そんなこと言えるんじゃないですか?」
そんな遠山に対して無理やりキスしようと迫る池田、激しく拒絶する遠山、そして遠山は池田を嫌いになろうとします。「ひどい人を好きになったんだ」と。……けれども遠山は。
【遠山】「――先輩 私… やっぱり先輩が好きです」
【遠山】「…今は目障りなだけかもしれないけれど」
【遠山】「私のこといつかきっと 本気で欲しいって思わせてみせます」
【遠山】「そしてちゃんと手に入るんだってことを」
凄い強い台詞だと思いました。『欲しいと思わせてみせる』という信念と想いと、『欲しいと思ったものはちゃんと手に入るんだよ』という優しさと。二つの要素の、見事なまでのミックスが心地良いです。
結局はその後も色々ありながらも、遠山は果敢に池田にアタックを続けます。どんな日も、それこそ寒い日も。そしてラストショットが、今日も池田に向かって走り寄っていく遠山の「駆けて行く足」で終わります。こういう絵で締めくくれる、そんな作者さんの感性が良いです。
◇ムシウタ(2巻)・砂小坂純◇
『ムシウタ 02.夢叫ぶ火蛾』(岩井恭平、角川スニーカー文庫)から、砂小坂純(純と書いて『あず』)。凄く、切ないです。
ムシウタは、何となく手にとった(挿絵のおかげ?)ので、刊行は3巻まで出ていますが、まだ2巻までしか読んでいません。ただ個人的には、1巻の時点で、ある層の人には推奨確定です。文章技術とか構成力とかそのへんは、私には判断つきかねますが、夢とか想いとか願いというものに重きを置く人には、推奨できるかと思います。ちょっと暗いお話ですけれど。(以下、光学迷彩)
とにかくまぁ、表題の通り、純が良かったと言うか。
純の幼馴染で好きな男の子である緒里(いおり)は、純の親友である千莉との出会いに救われ、以後は千莉に想いを寄せていて、千莉の為に生き、戦い、守りぬこうとしています。本作品では虫憑きは人間社会では公認されてはおらず、排除の対象となっていますが、千莉は自分では知らないまま虫憑きとなっていたからです。緒里は、いわば千莉の為に虫憑きになったわけですが、そのことで純は、千莉に対して暗い感情を持ったこともありました。そして作中、ついに破局を迎えます。
千莉のための戦いの最中、純の目の前で命を落とす緒里、それを目の当たりにして生じた心の空隙につけこまれる純。絶望と憎悪と。緒里が死んだのは千莉のせいで、自分は本当は千莉を憎んでいて。この極限状態にあって、力を手にする(虫憑きとなる)ことで千莉への復讐を果たせとそそのかす、虫憑き(哀しみ)を生み出す始まりの三匹のうちの一、浸父。浸父は純に迫ります。自分を受け入れろと。そしてどんな力を望むのかと。それに対する純の出した答えは。
【純】「ああ、神様……感謝いたします……」
【純】「私は、たしかに恵みをいただきました……今、この時があることを心から感謝します」
【純】「緒里を生き返らせてくれなくても、構いません」
【純】「私の命も、いりません」
【純】「だから、どうかあの子を……私たちの大切な千莉を、お守りください」
そして、目の前の敵(虫)の脚に胸を貫かれる純。
【純】(生きて、千莉。そしてまた、みんなでいっしょに――)
確かに純は、千莉を憎んだ事もあったかもしれない。それでも純は千莉の親友で、千莉のことが大好きだったから。純自身、千莉の心に、千莉のくれた温かさに救われ、夢を見出す事が出来たから。そして純の大好きな人の夢は千莉を守る事で、彼はそのために全てをかけたこと、そして彼の願いは純の願いでもあったから。
正直、この瞬間まで、純が反転して堕ちるのではないかという恐怖はありました。そういう展開は好きではないけれど、そういう展開を予想させる作りにはなっていました。だから、純の純粋な願いに、思わず目頭が熱くなりました。
他にも、こんな尊く美しく儚い願いや想い、夢が、ところどころに溢れていて、踏みにじられていきます。主人公の大助や詩歌、有夏月、1巻登場の利菜……。それでも、みんな迷い、傷つきながら戦っていこうとしています。命を落としていくものもたくさんいます。そんな彼らの戦いの……いや、想いと夢の結末を見届けたいと、そう思います。
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☆☆☆ 2004/06/21(月) ☆☆☆
◇100,000 Hit◇
もちろん私ではなく(ぉ、KISAさんの話。何はともあれおめでとうございます。継続の出来ない人間としては、心から敬意を表します。
しかし、以前に書かれた『何がどう皆さまのおかげなのか』を読み返すに、自分の与えた影響(しかも、どちらかというと悪い方?)とか、雪ちゃんを巡る(当時は知らなかった)意外な裏の繋がりとか、良くも悪くも懐かしかったり、感慨深かったり。しかし時間の経つのは早いものです。
◇優先指定権◇
さて上記に関して、キリ番を踏まれた方はKISAさんに対して、『次にプレイするゲームを優先して指定する権利を獲得出来る』というのがありましたが、どうも現時点では、私の前の14人の方はその権利を行使しないようです。というか、気が付いていないのでしょうかね。
というわけでまだ確定ではありませんが、私が権利を獲得できると仮定した場合、どうするか。
(1)CROSS†CHANNEL
真っ先に思い浮かんだのは、この作品。
放っておくと、このままプレイされずに売られてしまいそうなので、そういう意味でも親切心溢れる(ぉ、最強の選択肢。ただ個人的には、この作品自体は推せるのですが、ことKISAさんに対してはどうかというと、なかなかに微妙。これがjesちんやIDさんなら迷うことなくC†Cなのですが。(※IDさんの場合、それ以前にBALDR FORCE EXEになるでしょうけれど、みずいろも捨てがたいかも)
ということで、ちょっと強くは推奨しにくい部分もあったり無かったり。
(2)秋桜の空に
これは安心して推奨できるのですが、今更これを権利を行使して推奨する事にそこはかとなく抵抗感が(ぉ。というか、放っておいてもそのうちやってくれそうな気が……しながら、何年積まれたことか(爆)。
(3)とらハ3
実の所、今の気分はとらハ3と言えなくもないのですが、前提条件としては、勿論とらハ2クリアになります。しかし今更『私』がこれを推奨するのは、非常に納得が行かないものがありますので、ここはやはり説得はとらハの偉い人に任せると言う事で。
ただ、このタイミングで私からとらハ3が候補に上がるという点は、それだけでも十分に評価に値すると思われ。>KISAさん
(4)Ever17(2周目)
実は、予定には上がりつつも恐らく二度とはプレイされないであろう、Ever17のセカンドプレイというのも考えてみたのですが、やはり流石に罪ゲーが多い状態で、一度クリアしたゲームをもう一回、しかも半ば強制的にプレイさせるというのは、人道的にどうかとも思ったり。
あとは、プレイしてみて欲しいとは思いつつも、プレイした感想には(既にプレイ済みなので)期待できないと言うのは、感想を読むのが毎回楽しみな身としては勿体ないかも。
(5)罪ゲー1本ならぬ、罪シナリオ合わせ技1本
中途半端に投げ出されている、わりとお奨めシナリオの詰め合わせということで、ギャルゲー1本分の分量にしてしまうと言う反則技。
この場合、具体的には、ν日和(みずいろ)+佳織(君想)+あゆ(君望)+薫・十六夜(とらハ2)というのはどうであろうか、などと考えてみたり。
まぁ、上にあるものが本命ですけれど、権利が確定した時点で改めて相談と言う事で。というか、出てこないで下さい、14名の方(ぉ。
【追記】
まぁ、リクエストと言うか、この辺のゲームは推奨なのでさっさとやりましょう(ぉ、というプレッシャーでもあったわけですが、予期せぬ反撃を受けた風味。まぁ、とらハモード入ってるなら、それが一番かとも思いますけどね。
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☆☆☆ 2004/06/01(火) ☆☆☆
◇Rainy Blue強化月間◇
今年も6月がやって来ました。毎年思いつつ結局果たせなかった、『Rainy Blue』(Win、R.A.N software)の再プレイを、今年こそ実行したいと思ったり。というわけで6月は表題の通り、Rainy Blue強化月間です。
個人的には、とらハの代わりと言っちゃなんですが、IDさんに推奨してみたり(ぉ。作品自体は古いですが、時期的には今が旬ということで(笑)。
◇第71回・東京優駿(反省会)◇
ダービーは、2分23秒3という桁違いのタイムで決着。まぁ、今の東京は早いタイムが出るとは言え、ダービーレコードを2秒更新というのはやはり、インパクトとしては大きかったです。しかしキングカメハメハとは、名前がいまいちですね(笑)。
さて、結果的には予想は大はずれと言えるわけですが、予想の方向性としては、個人的には間違っていたというよりは詰めが甘かったという印象です。そこで、来年に繋げる為の予想方法の修正を実施してみます。(1)1着・キングカメハメハ、(2)2着・ハーツクライ、(3)3着・ハイアーゲームにわけて、以下にて再分析を実施。
(1)キングカメハメハに関して
ほとんど言うまでもないですが、1番人気での優勝です。私がコスモバルクを本命にした理由は、単に、予想の時点ではUPの都合上、前日売りのオッズ(1番人気はコスモバルク)を参照したためで、当日の時点ではキングカメハメハが人気を逆転していましたから、はずれといっても修正できる範囲だと思います。実際には競馬場(ウインズ)に行ったわけではありませんが、実際に行って馬券を買っていれば、当日のオッズから判断して、コスモバルクからキングカメハメハに容易に変更が可能です。あくまでも重要なのは、『コスモバルクだから本命にした』のではなく、(文章を書いた時点で参考に出来るデータとしての前売り人気が)『1番人気だからコスモバルクを本命にした』に過ぎません。従って、この点に関しては当たらずとも遠からずなわけです。ちなみに私の理論における対抗は皐月賞馬ですから、コスモバルクとキングカメハメハの印は全く入れ替わりますが、ダイワメジャーの印は変わりません。
(2)ハーツクライに関して
ハーツクライが来ることに関しては、予想外でした。これは近年(過去10年ちょっとくらい)のデータ上、皐月賞大敗組(二桁着順)が連対したデータがない(かったと思う)ことから、皐月賞二桁着順馬は除外した事によりますが、今年の結果により巻き返しが可能と判断できましたので、来年以降の参考にさせていただきます。但し皐月賞出走全馬を対象とするのではあまりにも数が多くなりますので、ハーツクライだけが巻き返せた要因を探してみましたが、考えられる要因としてはダービーTR(京都新聞杯)での巻き返し(1着)が考えられます。芝2200mの重賞競争ですから、皐月賞大敗馬はTR優勝による巻き返しか、もしくは(皐月賞一桁着順馬に課した巻き返しの条件であるOP勝ちの内容が)芝2200m以上のOP勝ちであれば、連対対象として候補に上げても良いかと思います。それ以外の大敗馬に関しては、過去のデータ通り除外してよいかもしれません。
また皐月賞で大敗したハーツクライが連対したもうひとつの要因として、私が穴としてあげた皐月賞一桁着順馬のマイネルブルックとコスモサンビームの故障も無関係ではなかったように思えます。そうでもなければ、流石に出番は無かった可能性も否定は出来ないのではないでしょうか。
なお今年は、順当に連対候補としてあげることの出来る馬が3頭しかいませんでしたので、本命+穴の組み合わせがありそうと思っていたわけですが、その点では思った通りでした。ただ穴を選択するに際して詰めが甘かったと言う事で。
(3)ハイアーゲームに関して
世間的には私があげた連対候補3頭に、この馬を加えた4頭の争いと見られていましたが、私はこの馬を外しました。結果は3着で、一見惜しい結果です。しかし私の理論は『連対実績』を見ていますのでそう考えた場合、2頭も故障を発症するなどアクシデントがあったにも関わらず、一度は2番手に上がりながら最後はハーツクライに交わされて3着と言う結果は、『連対候補としては切り』という理論に合致すると思います。3着は一部の馬券の対象になりますし、確かに惜しい結果ですが、2着までには来ないという点では予想通りということで。
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『以上』
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