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『2005/02月近況』
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☆☆☆ 2005/02/27(日) ☆☆☆
◇TVアニメ・マリア様がみてる(春)『いつしか年も』◇
なんとなくマターリと見てみたり。おとボクのプレイ後に見ると、やはり予想通りなかなかに感慨深いものが。
で、ふと思うのは、やはりマリみての世界は、手を触れてはいけない箱庭のような空間の印象があって、そこに自分が居ないことが残念であり寂しく感じ、憧れも抱くけれど、同時にそうした隔てられた箱庭であることが、マリみての良さなのかと思ったりもします。そういう意味では、『その世界の気持ちのよさ』あるいは『気持ちのよい空間の演出』と、そこに参加している自分という点から言えば、おとボクはむしろ、マリみてよりも『とらいあんぐるハート』や『家族計画』に近い印象を感じなくもないです。これは原点がゲームか、それとも小説(アニメ)か、という違いもありますが、逆に言えば、表現形態(メディア)がそれぞれ適切であることを意味するのでしょう。
ただし素材そのものがどうかと言われると、明らかにマリみてに近いという方がピンと来るのは当然かもしれません。あくまでもPLを投影できるキャラを介して、居心地のよい世界にどっぷりと浸れるという本質の点からみると、とらハや家計に共通するものもあるということで。表面的な素材ではなく、調理法(下ごしらえかも?)の話。
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☆☆☆ 2005/02/25(金) ☆☆☆
◇処女はお姉さまに恋してる・サントラ◇
「お姉さま、たいへんなのですよ〜」
「どうしたの? 奏ちゃん」
「じつはじつは、お姉さまのサウンドトラックがついに発売されたのですよ〜」
「まあ、よかったわね」
「……さすがお姉さまは、冷静でいらっしゃいますのですよ〜」
「あら、そんなことはないわよ。私も早く奏ちゃんと一緒に聴きたいもの」
「! 奏、感激なのですよ〜!?」
「お茶でも飲みながら、ゆっくり聴きましょうね、奏ちゃん」
「はいなのですよ〜! それではお茶を煎れてきますのですよ〜」
……というわけで、待っていました『処女はお姉さまに恋してる・Original Soundtrack』です。もちろんメインはフルコーラス版で収録されているボーカル三曲ですね。
実際こうして聴き直してみると、オープニングテーマである『You make my day!』も、思ったほど悪くない……というか、かなりいい感じです。あとはボーカル曲以外の一般BGMに関しては、やはり『確かな想い』が私は一番好きですね。
そういえば、サントラとは関係ないですが、IDさんがおとボク通常版のプレイを開始したようなので(※IDさんのサイトではまだ、おとボク関連記述はありません)、今後の感想が楽しみです。『おとボクの感想を細かく書いてる余裕は多分無いと思われます』などという弱気な発言は、無論却下ですので(ぉぃ。つか、細かくないものは書いてくれるということで(ぉぉぉ。
◇TVアニメAIR◇
ゲームメディアにおける(PLの主観時間における線形性は仕方がないとしても)作品内部における時空間の非線形性(不連続性)がその作品の妙味だったとするならば、線形表現をメインとするアニメで持ち味が表現されないのは仕方がないことか、とか思ったりもするけれど、こういうネタに関しては自信なし。
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☆☆☆ 2005/02/23(水) ☆☆☆
◇魔法少女リリカルなのは・DVD vol.2・嘘宣伝◇
受けた相手がまほさろさんというのは少し予想外でしたが(笑)、喜んでもらえたのならば非常に満足。やっぱり身近なところで受けてもらえると一味違うというか。ちなみにこういうおちゃらけたネタは、とらハの偉い人が気を悪くしないか心配だったり(ぉぃ。
ちなみに、『信じたのはスタッフの力、手にしたのは修正の機会。』ではなく、『受け取ったのは視聴者の不満、手にしたのは修正の機会。』というのも考えたのですが、メインの部分を十一話冒頭の流れで構成したので、『信じたのは〜』にしたという裏話もあります。あとは、KISAさんのこれを見て、私も何かこのネタでやってみたくなったという話も、そこはかとなくあったりなかったり。
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☆☆☆ 2005/02/22(火) ☆☆☆
◇魔法少女リリカルなのは・DVD vol.2◇
それは平凡な深夜テレビアニメだったはずの、リリカルなのはに訪れた小さな事件。
信じたのはスタッフの力、手にしたのは修正の機会。
作画評価の厳しかった第五話を含むvol.2のリリースに、もう妥協はしたくないから。
だから今、ファンの無念の涙を胸に、最初で最後の本気の手直し。
製作スタッフの技量の全てを賭けて。
……どこまでも手直しをするよ。
買ってくれる貴方に笑顔を見せて欲しいから。
魔法少女リリカルなのは・DVD vol.2
――売り出します。
リリカル・マジカル・貴方の元へ届くように――
……というわけで、どこかで聞いたような嘘宣伝(ぉぃ。
ちなみに現物がまだ届いていないので、修正されているのかどうかは知りません(ぉぉぉ。
◇TVアニメAIR・第七話『ゆめ −dream−』◇
C.Fさんのコメントあり。以下、昨日の続き、光学迷彩。
ゲームの方も『なんじゃこりゃ』なのは、確かにそうなんですよね。ですから正しくゲームの再現といわれるとそうなのかも。……そういうところまで再現しなくても(ぉ、というツッコミはおいておくとして。
ただゲーム版AIRの場合、dreamからsummerへの流れの中で、PLとゲームの間でのベクトルの向きが180度逆向きになっているというか、PL→ゲームからゲーム→PLに切り替わっている気がするのですが、その切り替えスイッチとして『select game』が働いていて、そこにはPL側からの動的操作による介入があると思うのです。切り替わった後に、PLがついて来れるかどうかとか、内容自体がなんじゃこりゃだったりするのはまた別な話として。そこに何となく、流れの不連続性(断裂性)を感じるというか。
ところがアニメの場合、dreamの段階から一貫してアニメの側からの垂れ流しというか、視聴者の側はあくまでも受容側で、dreamからsummerへの切り替えの中で視聴者が受ける情報だけが不連続でありながら、アニメ表現上の流れだけが連続的に行なわれている点で少し虚を衝かれたというか、違和感を感じたというか、そんな感じです。たぶん。おそらく。きっと。自信なし。
まぁ、私なんかがゲーム論とかアニメ論を語れるものでもないのですが、何となく言いたいかったことは上記のような感じというか。上手く伝えられていない気もしますけれど。
――ああ、そう。ゲーム版は良くも悪くも覚悟を持ってブツ切れ(断裂、開裂)で、なんじゃこりゃなんですけれど、アニメ版は中途半端に繋げようとして微妙な切れ方になった(ズレというか、境界面というか、断層というか)、という印象が強いのかも。
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☆☆☆ 2005/02/21(月) ☆☆☆
◇TVアニメAIR・第七話『ゆめ −dream−』◇
以下、光学迷彩。
dream編の締め括りということでのこのタイトル、そして次回タイトルが『なつ −summer−』というのも文句なし。なのですが……。
次回冒頭からいきなり過去編に突入されても繋がりがよくわからなくなるので、deram編の最後にsummer編を被せて終わるのは技法としてはよいと思うのですが、それにしてもあまりに場面転換が唐突すぎる感じがありました。もちろん、この番組の視聴者として想定している大多数はゲーム版のプレーヤーでしょうから、この後summer編に突入することはわかると思うのですが、しかしそれでも、アニメにはアニメなりの演出があってよかったのではないかと思います。少なくともゲームにおいては、『select game』→『summer』により、プレーヤーにとっては今までとは異なる地点に足を踏み入れるという切り替えが出来るわけですから。ましてゲーム未プレイの視聴者(これからAIRに興味を持とうという新規ファンにとっては特に)の立場からすると、いきなり往人が観鈴の前から姿を消して画面がブラックアウトしたと思ったら『正歴五年 A.D.994』では、なんのこっちゃという印象が強すぎる気がするのではないでしょうか。ちょっと飛ばしすぎな気も。
ふと思ったのが(単なる思い付きですけれど)、高速逆回転時計表示とかで『1000th summer』から減算カウントダウンで始まりの夏まで持っていく(オリジナルの千の夏の一コマをクリップとして何枚か挿入してみるとか)のはどうでしょう、なんてね@ラムネ風。まぁ、ベタで陳腐な手法かもしれませんけれど、効果的だからこそよく使われるし、よく使われるから陳腐にもなる、なんて台詞もあったな〜とか。
……ふと、『340,711days』を思い出してみたり。関係ないですけれど。
まぁ、原作のゲーム自体がアレ気な作品であり、また原作を知らない人間がこのアニメを見るわけないでしょ、という前提からすればこんなものかとも思いますけれど(ぉぃ。
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☆☆☆ 2005/02/20(日) ☆☆☆
◇処女はお姉さまに恋してる・シナリオ推奨順番◇
シナリオをプレイする上での推奨順番について考えてみます。
これに関しては、結構色々と悩むところも多いのですが、個人的な結論としては以下の順番を推奨することにします。
御門まりや→(高島一子)→周防院奏→十条紫苑→上岡由佳里→厳島貴子
(一子に関しては、特に狙わずに結果論で、最初以外の何処かで見ればよいでしょう)
何故この順番を推奨するかに関しては、以下に記載します。異論反論あるかと思いますが、あくまでも個人的な考えによるものです。厳島貴子が最後になっている理由には、貴子が私的一押しキャラだからということも無くはないですが、総合的なバランスからそうしています。ただし方向性としては萌えに力が入っているシナリオ&キャラであることは間違いありませんので、シナリオの印象が良い紫苑、あるいは重め残りでもよければ由佳里を最後にするという選択もあるかと思います。
以下、推奨順番の理由を光学迷彩。
理由の一つとして、卒業式の答辞の場面があります。瑞穂が卒業生代表のケースとそうでないケースがあり、個人的には瑞穂が卒業生代表であるよりもそうでない方が、印象が深い気がしています。そういう意味では、上記の順番を見てもらえばわかり易いように卒業生代表が、瑞穂→瑞穂→瑞穂→(瑞穂+紫苑)→貴子→貴子という順番に並んでいます。瑞穂が卒業生代表という点に関しては正直意外性が無く(エルダーであるため)、紫苑と二人で、或いは貴子が代表でという意外性と、意外にも関わらず後味が良い点は評価に値すると思えますし、そのシナリオを後に残す方がPL的に妙味があると感じられました。
紫苑シナリオは印象が良いために〆としても悪くは無いのですが、紫苑の瑞穂に対する気持ちを知ってしまうと、それを踏まえて再プレイしてみたくなるので、紫苑シナリオの後にも他のシナリオを残しておく方が良いかと思えます。また厳島家や貴子の兄のダメッぷりに関しては、貴子シナリオよりも紫苑シナリオの方が良く出ていますので、貴子が厳島を捨てて瑞穂と一緒になるという点での理解をしやすい点からも、この両者に関しては紫苑を先にプレイし、貴子を後にプレイするのが良いように思えます。
また貴子と奏の関係を見ても、一度は対立しながらも後に奏に憧れられる貴子の魅力という点において、貴子シナリオよりも先に奏シナリオを見ておくと良いと思いますし、紫苑と奏の関係から、この二人は続けてプレイした方が良いように思えますので、これに関しては(奏・紫苑)→貴子が良いかと思えます。
奏と紫苑のどちらを先にするかは悩むところですが、紫苑シナリオで厳島家の印象が悪くなる前に貴子の印象を良くしておく目的と、上記の答辞の場面に関する理由から、個人的には奏→紫苑を推奨します。ダンスパーティーで紫苑が倒れるまでの展開が両者では比較的似通っているという点でも、奏を先にプレイしておく方が、紫苑が倒れた際の展開の違いに対する印象が強いかと思います。
そして残り三人をどこに挟むかですけれど、瑞穂の正体がばれて苦悩するという展開の奏を最初にプレイするよりは、もう少し軽い感覚でプレイできるシナリオが最初の方が良いかと思えます。しかし同様にシナリオ展開が重い由佳里はNGで、すると一子かまりやになるわけですが、一子シナリオはある意味、ToHeartの雅史ENDみたいなものですし、そういう意味では(攻略ミスで見てしまうのは仕方がないとして)積極的に狙っていくなら、まりやが先の方が良いかと思えます。またまりやのその後(卒業後)が明確に語られているのはまりやシナリオだけですけれど、留学したという点に関しては一子シナリオでもネタバレしますので、一子シナリオでそれがバレるよりは、先にまりやシナリオを見ておいた方が、まりやのその後が語られない他のシナリオも含めて妙味があるかと思えます。一子シナリオに関しては、最後に残らない限り、攻略失敗に伴う結果論という形で、特に積極的に狙っていかなくてもよいかとは思います。
最後に由佳里を挿入するタイミングですが、結構悪くないシナリオであることと、内容的には重めの部分もあること、また瑞穂の少しお姉さまらしくない部分が比較的前面に出ていることから、なるべく後ろに回して先に瑞穂の良いところをたくさん見ておく方が良いかと思います。上記の卒業式の答辞の場面も考慮して紫苑よりも後に回し、由佳里で〆にするか、由佳里→貴子で〆にするのが良いかと思いますが、由佳里で〆だと少し重い気もしますし、明るく楽しい貴子シナリオとの落差もありますので、個人的には由佳里→貴子を推奨します。最後が明るく楽しく萌えられる貴子シナリオというのは、そういうのが嫌いでなければ悪くは無いと思えます。逆に重め残りでもよければ、由佳里が最後でもよいかもしれません。
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☆☆☆ 2005/02/19(土) ☆☆☆
◇処女はお姉さまに恋してる・十条紫苑◇
以下、紫苑シナリオネタバレのため光学迷彩。
紫苑に関しては、プレイ開始直後の共通ルート第一話の段階で、昨年度に病気療養入院が原因で留年したために、本年度のエルダーの資格が無いことがPLに明かされます。しかし、稀に体調不良そうな場面を見ることもありますけれど、基本的に明るく元気でお茶目な普段の紫苑には、病気の影を感じることは出来ません。従ってPLとしては、紫苑の病気は完治したか、完治には足りないまでもほぼ回復したという印象を受けることになります。これに対して紫苑シナリオにおいては、この完治したと思われていた紫苑の身体の秘密が発覚することになります。まぁ、ベタな展開なわけですけれど。
しかしながら紫苑シナリオの妙味は、この紫苑の病気が決して死病でも不治の病でもない点にあります。けれども手術は怖い(この年頃の少女にとっては、当然といえば当然でしょう)し、身体にメスを入れることに対する抵抗感もある。さらに病気が完治したところで、自分の将来に対する希望は無い(十条家を守るために厳島家との政略結婚が内定している)こともあり、病気と前向きに向き合う気持ちが薄くなっています。
つまり紫苑にとっては、むしろこの病気の本質は心理的な側面が強く、紫苑が病気と向かい合うだけの支えと強さを持つことさえ出来れば解決する問題であり、そこに(たとえばKanonの栞のような)特殊な奇蹟を持ち込む必要性は全くないわけです。
むしろ紫苑の病気のことよりも、厳島家との縁談(凋落した十条家の再興)の方が、より根が深くかつ悪質な問題であるわけですが、これに関しては紫苑に手を差し伸べた瑞穂が鏑木財閥の御曹司であったことの方が、どちらかといえば(奇蹟としては)強引な要素が強いと思えます。
ただし瑞穂のバックボーンの強さはかなりやりすぎな部分はありますけれど、そもそも恵泉女学院自体が良家の令嬢が多く集まる場所であることを考えると、これが仮に『良家を対象とした共学』であったなら、瑞穂(鏑木財閥レベル)とは言わないまでも、十条家にとっても紫苑にとっても良縁(出会い)を得ることが出来たかもしれません。そういう意味では、紫苑にとって必要だったのは『奇蹟』よりも、『出会い(の可能性)』だったのではないかと思えるわけです。むろん瑞穂との(本来有り得ない恵泉という場所での)出会いが、これ以上なく最高の縁であったことは言うまでもありませんけれど。
◇体調不良◇
ところで全然関係ないですけれど、体調不良。かぜ and/or 喘息(アレルギー性?)。インフルエンザは陰性。微熱あり、咳が止まらず。点滴実施。毎年この時期に多いような気がします。リバースしそうな勢いで咳き込む状態。診断上は気道過敏症とか。
そんなわけで、もう既に一年分くらい更新したし(笑)、『ゴールしてもいいよね?』。
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☆☆☆ 2005/02/18(金) ☆☆☆
◇処女はお姉さまに恋してる◇
通常版が発売ということで、初回版を手にした人のWEBでの評判や盛り上がりを見て、これから手を出そうという方も多いかと思います。身近なところでは誰もプレイ者がいないので、仲間が増えると良いなぁと思っていたりします。感想が見てみたいですし。特に誰とは言いませんけれど(爆)。
また、もうじきサントラも発売になります。個人的には挿入歌『さよならの囁き』とエンディングテーマ『いとしいきもち』が非常にお気に入りなので、むろん私自身は既に通販予約済みなのですが、『俺はフルコーラス版を聞くためだけにサントラを買えるぜ!』という価値観(浪費観)の方には、併せて推奨しておこうかと思います。
ちなみにオープニングテーマである『You make my day !』の方は、最初はそれほどでもなかったのですが、起動時、もしくはメニュー画面待機状態で流れるOPデモ(こちらは第一話予告と一回おきに交互)を何度か見ているうちに、なんだかいい感じに洗脳され気味になってきました。素晴らしい歌というのとは違うのですが、非常に楽しい気分にさせてくれるという点で、いつの間にやらお気に入り曲の仲間入りといったところ。
ちなみにOPデモの最初の方、身体のパーツの一部分だけが出てくるパートが何となくお気に入り。顔がはっきり見えなくても、毛先の形や色、リボンなどで簡単に判別できる貴子やまりやはともかくとして、腰まわりのUPしか映っていないキャラが特定しきれない(制服がミニスカートで黒のニーソックスなので、奏の可能性も零ではないけれど、スタイルが良いのと、そこはかとなくエロ偉そうなので、どちらもまりやだと思われる)あたりのモヤモヤ加減が、微妙にいい感じだったりします(ぉぃ。
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☆☆☆ 2005/02/17(木) ☆☆☆
◇ひぐらしのなく頃に解・目明し編◇
上京の機会がなかったため、地方に流れて来るの待ちだった二次生産分をようやく先日入手できましたので、早速プレイ。良い意味でかな〜りやられた感じ。色々な部分でクるものも結構ありました。しかしまぁ、これは選択肢の存在しない読み進めるだけのノベル形式ではありますが、確かにメディア展開(プラットフォーム)としてはPC同人がベストのように思えます。『連続殺人ノベル』と謳っていますが、推理小説における約束事とは別種の概念というか何というか。
さて、以下に製品プラケース裏面の煽り文句を記載してみます。(警告部分と動作環境部分は省略)
『惨劇を暴け』
連続殺人ノベル「ひぐらしのなく頃に」が、いよいよ後半戦に突入。
雛見沢村連続怪死事件に新進の園崎詩音が挑戦。
至るが早いは真相か魔手か。
君に代わって詩音が挑む!
『主人公 園崎詩音』
綿流し編で登場以来、人気沸騰の詩音がついに主役に昇格。
洞察力、行動力、全ての面で圭一を凌駕する新主役に事件は早くも解明を迎える?
詩音はしおんだよ、しぃねじゃないよ?!
……プレイ後にこれを読んで思うのは。なのちゃん風に言うなら、
『嘘は吐いてない、嘘は吐いてない……』
『ちょっと、ちょこっと真実をぼかしただけ――』
――みたいな(ぉ。まぁ個人的には、この手の煽り方だとjesちんを思い出しますけれど(爆)。
しかしこういうやり方をしてきてくれると、なかなかに楽しいものがあります。次回(第六話?)の『罪滅し編』(仮題?)は今年の夏コミ目標ということなので、今から非常に楽しみです。
なお、『未だに完結していないので手が出しにくい』という人も居るかもしれませんが、そんなことはないかと思います。むしろ次が楽しみなくらいで、その待ちの楽しさもまた妙味かと。全ての謎の解明はまだまだ先でしょうけれど、個々のお話に関しては各話それぞれで一応閉じていますので、未完結といってもシナリオの途中で中断という形式ではありませんので、その点では問題ありません。そして今回から折り返し点ということで後編『ひぐらしのなく頃に解』となっていますので、手を出すタイミングとしてもそれほど悪くはないと思います。
また今回の『目明し編』に関して言えば、上記の通り第二話『綿流し編』(一話から四話までは前編『ひぐらしのなく頃に』に一挙収録されています)から登場の詩音が主人公となっていますので、プレイ前に綿流し編を再プレイし、またプレイ間隔を少し空けることを推奨します。
私の場合、そもそも前編自体も昨年末から今年の頭にかけてプレイしていますので、途中に他のゲーム(おとボクなど)を挟んだので一ヶ月程空くことは空きましたが、再プレイするほどの時間はありませんでした。気分的には再プレイしてから目明し編に進みたかったのですが、手に入ってしまうと遊びたくなり、遊んでみた結果『再プレイしておけばよかったなぁ』と思ったので、この再プレイする期間や冷却期間を取る上でも、次が夏コミというのは都合が良いですし、本作品に興味を持っていてこれからプレイされる方は、夏コミまでに再プレイできる余裕を持てるタイミングでのプレイを推奨します。
私個人としては、まず綿流し編の再プレイをしてから、他の三話(鬼隠し編・祟殺し編・暇潰し編)を再プレイ、その後もう一度目明し編をプレイして夏に備えようと思います。
(といっても、夏コミでの入手は流石にないかな……)
どうするにせよ、再プレイよりは新規プレイが優先されると思いますので、これでも結構厳しいスケジュールかもしれません。
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☆☆☆ 2005/02/16(水) ☆☆☆
◇処女はお姉さまに恋してる・宮小路瑞穂の性別詐称と個別シナリオ◇
宮小路瑞穂は性別を偽って恵泉女学院に入学したわけであり、その事実は学院内部でも限られた上層部と、仕掛け人である御門まりや以外は知らないことになっています。従って、まりや以外のヒロインと瑞穂との関わりについては、本質的にはこの『性別詐称問題』を抜きにしては語れないわけです。
ちなみに無粋なツッコミを入れるならば、入学条件(規則)に『女性であること』が掲げられていると推測できますので、たとえ学院長の承認済みといえども、学院内部における男性の存在を(警備員以外は)容認しない方針によって生徒の父兄との契約が成立しているとするならば、全契約者及び全職員及び全生徒の事前承認無しでの男性の入学承認は、たとえ特例といえども法的問題に発展することが考えられます(鏑木財閥がその運営母体であり、瑞穂がその嫡子であることを考慮したとしても)。或いは文部科学省との学院運営上の法的申請などの面でも問題があるかもしれませんが、しかしこれらに関してはそもそも『ありえない設定が前提条件の物語』なので、ここでは不問とし、物語的側面における性別詐称問題のみを考えてみます。というかまぁ、私には法律関係や学校教育関係の知識なんてありませんですし(ぉぃ。
以下、全シナリオ関連ネタバレのため、光学迷彩。
メインヒロイン五名のうち、上記の御門まりやは瑞穂の正体を知っていますから、そういう点での障害はありません。従ってまりやシナリオにおいて焦点となるのは、瑞穂とまりやの距離間、すなわち幼馴染である二人の心の問題ということになります。実際、まりやシナリオではそういう描き方がされていました。
従って残り四名のヒロインに関してどういう構成を取るかですけれど、仕掛け人であるまりやは『共犯』であるため、それとは異なる位置付け、すなわち『理解者』或いは『協力者』『秘密の共有者』が存在することが、瑞穂の学院生活を円滑に進める上で重要なポイントとなります。
寮内部におけるその役割はまりやが兼任するわけですが、学院内部(特にクラス内部)における信頼できる相手、しかも本質的には瑞穂の方から正体をばらすことの出来ないというこの条件を、かなり力ずくでクリアしたのが十条紫苑であり、その位置付けは学院内部における『瑞穂寄りの立場の対等な関係』とされています。
確かに下級生二名では荷が重く、かつ学院内部での力関係が不充分であり、また配置上の死角が存在します。さらに寮生同士という重複も発生しますので、紫苑がこの位置にいるのは妥当と思えますし、そんな瑞穂の存在を容認するに足るだけの紫苑の側の心的理由(瑞穂に対する想い、貴子に対するスタンス)が、紫苑シナリオの核となっているのは非常に妥当なこととも思えます。
さて残りの三名はというと、上記二名の『瑞穂の正体がヒロイン側に知られている』ことに対して、その正体が隠された状態での物語が展開されることとなります。当然ながら事の発端から性別を詐称し、かつそれを瑞穂の側からは明かせない立場にある以上、この三名に対していかに瑞穂の正体を知らしめるか(ぶっちゃけた表現をするならば、いつどんな形でバレるか)、その際にヒロインの側がどう感じ、どう行動するのか、瑞穂の嘘を許せるのか、がシナリオの焦点となるわけです。そしてこの手のゲームの性質上、お約束としてその方向性だけは決定しており、すなわちヒロインの側が瑞穂の正体を容認し受け入れる展開、さらにはそのことにより障害となっていた性別問題(同性同士)が劇的に解決するという事態が発生するわけですが、そのための唯一絶対の条件が、その段階まででのヒロインとの
信頼関係の構築ということになります。
この点で、まずは『瑞穂と対立する立場としての対等な関係』にあるヒロイン、厳島貴子が登場します。瑞穂と『真っ当な学院生活において対立する』という前提上、信頼関係を築く以前の段階としてヒロインの側に瑞穂の正体が知られることはフェアではなく、かつ弱みを握られることとなりますから、そういう意味ではライバルにあたるヒロインが瑞穂の正体を知り得ないことは展開上重要であると考えられます。仮に瑞穂の弱みを知った上で対立する勢力を描くとしたら、(他の作品の場合には)それはそれでシナリオとして成立するとは思いますけれども(その場合、秘密を握って脅迫してくる小悪魔的なヒロインに主人公が振り回されるラブコメ的展開?)、恵泉女学院の生徒に相応しい言動を鑑みるに、こと本作に限っては成立が困難なシナリオと思えますし、故に貴子が瑞穂の正体を知らぬまま時には対立し、時には協力しながら徐々にその魅力に惹かれていく様と葛藤は、シナリオとしての妙味を感じさせてくれたと思います。従って『相手を敬い、お互いに信頼し合える対等な対立関係』が完全な形で成立した時点で瑞穂の正体が貴子に発覚し、結果として瑞穂に惹かれ始めていた貴子にとって致命的な性別問題が解消したことは、シナリオとしても自然な流れだったと思います。もっともその正体が発覚するにあたってのイベントは、少し強引な気はしていますけれど。
こうして見た場合、事ある毎に対立しながらもそれが個人的感情レベルの問題であって、瑞穂という緩衝材を介して関係改善が成されたまりやと貴子の関係は、貴子と紫苑のそれほどには対照的な配置とは言えないような気がします。実際問題、学院内部での瑞穂を挟んだ立ち位置と、学院外部での瑞穂を介さない立ち位置双方の点において、貴子と紫苑の関係性は深く、それだけに貴子シナリオにおける紫苑の絡みが思ったほど多くなかった点は、少し残念な気がしないでもありません。むしろ関係性という点では、貴子と関係の深いもう一人のヒロインである奏を通してその対立位置で紫苑が絡んでくるという形になっていますので、この辺はシナリオの成立順番やヒロイン同士の関係性のネタバレ制御の問題と絡んでくる、もう少しデリケートな問題なのかもしれません。
さて、残り二名の下級生に関してはシナリオを読んでわかる通り、瑞穂が自らの正体の秘密を隠していることに対して、一方の周防院奏は『ヒロインの側も(知られたら嫌われるかもしれない)秘密を抱えている立場』であり、他方の上岡由佳里は『素のままのヒロイン』という扱いを受けています。すなわちお互いに騙し合っている関係と、一方的に騙されている関係に分けられることになります。
前者の周防院奏の場合、瑞穂(お姉さま)が好きだからこそ打ち明けられない秘密を抱えて苦悩しており、一方で瑞穂のことが好きだからこそ、その力になりたいという純粋な好意をぶつけてもきます。加えてその好意に見合う以上のものを、瑞穂が与えてくれたと感じています。即ち(give & take)ではなく、奏の心情的には(give<<take)です。これは裏返せばそのまま瑞穂の奏に対する立場と気持ちに変換することが出来るため、秘密の内容がそれぞれ異なるという点以外では相手と同じ立場にある(大切な相手に対しての隠し事がある)が故に、お互いに相手の心情を理解し、共感し、思いやる(相互理解に至る)上での障害が少ないことを意味していると思います。さらに奏シナリオに関して面白い点は、瑞穂の抱えている秘密のうち、他のヒロインにとってはより大きな問題となるはずである『男性であること』よりも、『鏑木財閥の跡取りであること』の比重の方が大きいであろうことです。これはそのまま、奏の抱えていた秘密(コンプレックス)に対極的に直結する項目だからです。従ってまず、奏が抱えている秘密(孤児であること)の方が先に明らかになり、それを瑞穂が『なんでもないこと』として受け入れることにより、一度は乗り越えたはずの奏の心理的な問題を、瑞穂の正体を部分的に露呈させる(鏑木であることが、性別よりも先に知られてしまう)ことにより再燃させ、それを奏自身の感情(瑞穂に対する想い)が溢れ出すことによって乗り越えさせてしまうという荒業を使っています。その後も何かと奏は不安を抱えることにはなりますが、瑞穂の奏に対する真摯な想いを信じることが出来る関係が構築されることによって、むしろ『本当は男性であった』というもう一方の大問題に対する、奏の心理的な抵抗感を軽くする劇的な効果が生まれているように思えます。
お姉さまが男性であったこと、或いは鏑木の人間であったこと、そして奏が孤児であること。そんなこととは関係なく、奏に対して大切なものと愛情を惜しみなく与えてくれたこと、そのことが認識できさえすれば、その時点で奏にとってのあらゆる問題は解決されてしまったことになるわけです。
ここでふと思うのは、奏に対してまず先に瑞穂が男性であることが発覚し、その後も関係を続ける中で鏑木であることがわかったとしたら(瑞穂がそのことを話さずにいた場合)、どうなっていたかわからないと思える点です。無論、男性であることが発覚した時点で瑞穂は鏑木であることも話すだろうとは思いますが、そのタイミングを誤っていたらとんでもないこと(所謂バッドEND的展開)に至るのではないかと思えるのです。
一方の上岡由佳里に関しては、前述の通り『素のままのヒロイン』であるが故に、瑞穂の嘘がそのまま由佳里を傷つける形で露見します。由佳里の場合には由佳里自身の瑞穂に対する純粋な好意以外の何物も、瑞穂の嘘を許す背景的な要素が存在しないため、由佳里の『一線を超える告白』とそれに続く『瑞穂の正体の露見』が電撃的に連続して起こるのは、ある意味妥当な展開とも言えます。由佳里のケースでは純粋に、その後の瑞穂と由佳里の関係性が由佳里の側のみの瑞穂への気持ちと信頼度に支配されるために、この段階で瑞穂が由佳里を騙し続けることはある意味致命的とも思えるからです。そして本編中にもあるように、そこに至る事前の段階において既に瑞穂が由佳里の信頼を勝ち得ており、特別な好意を向けられる状態である一点をおいて他にはこの危地を脱する術はなく、故に由佳里の中での瑞穂に対する想いには初めから結論が出ているわけではあるのですが、一度は瑞穂が失った由佳里からの信頼を回復する力添えをするのが一子であった点は、配役の妙を感じました。既に由佳里の心の中では答えが出ているということは、言い換えれば瑞穂にはこれ以上出来ることはもうないことを意味し、実際作中の瑞穂は全てを由佳里の行動と気持ちに委ねます。それはある意味逃げの姿勢にも見えますし、凛としたそれまでの(或いは他のルートでの)瑞穂の姿とはズレて感じられ残念な部分もありますが、冷静に全体を見渡して考えてみると(そのことに不満は感じられるとしても)仕方のない流れなのかもしれないと思えます。そんな状況下であることを考えると、瑞穂以外で由佳里の後押しを出来る存在、しかも瑞穂と共犯関係にあったまりやは除外されるとなった時、一子という存在の働きはなかなかに見応えのあるものでした。この点に関しては、ルートによって一子の還るタイミングが異なる(無論、一子ルートもある)のは、汎用キャラクターの使い方として上手いと思いましたし、本作ではそもそも脇役に回ったメインヒロインの意外な活躍が目立ち、その点は好感が持てました。
また一子自身、自分と由佳里は似ていると語っているわけですが、その一子と一子のお姉さまであった幸穂(瑞穂の母親)との関係を思えば、一子というキャラクターにここまで大立ち回りをさせている点や、由佳里のキャラクターと設定が(比較的)平凡である点から見ても、由佳里シナリオはある意味では本作の世界観を代表的する構成内容と言えるのかもしれません。(※シナリオの人気面での評価とは別次元の話として)
なお由佳里シナリオにおいて、由佳里に正体が露見した時に奏にもそれを伝えた後の奏の反応と対応が、奏シナリオのネタバレを知っているのと知らないのとでは、PLが受ける印象に案外大きな差が感じられる(前者では、奏自身にも隠された秘密があることをPLが知っているけれども、後者では単に奏のおっとりしたキャラクター性によるものと思える可能性がある)ような気がします。しかし同時に、二人の反応の差こそあれ、由佳里も奏もやっぱりお姉さまのことが大好きであるということ、その一点においては何ら変わることがないと感じられるのも嬉しいものがありました。それどころか、奏の『お姉さまが男であるという嘘で担ごうとしているのではないか?』という思考は、微笑ましいものすらあります。
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☆☆☆ 2005/02/14(月) ☆☆☆
◇処女はお姉さまに恋してる・周防院奏◇
奏シナリオのラストを見て、ふと思い立ったささやかな疑問がひとつ。それに関して、つらつらと雑文を書くよりは、SS形式にしてしまった方が何かとわかりやすい気がしたので、ダメダメな内容ながらも拙いSSにしてみたり。むろん奏シナリオネタバレです。あと、かなり思いつきで書いた上に言葉遣いとか未検証なので、おかしな所があるかもしれません。まぁそこはそれ、あくまでも主旨は『思い立った疑問とその回答をSS形式にして書いてみた』ということでご容赦を。ちなみに、別段面白いものではないとは思います。あと、一部設定を都合よくいじってみたりとか。
つか、一番お気に入りの厳島貴子をメインで書かないでどうするよ!?(ぉぃ >俺様
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☆☆☆ 2005/02/13(日) ☆☆☆
◇処女はお姉さまに恋してる・厳島貴子◇
貴子はツンデレ属性ということになっているわけですが、少し印象が(良い意味で)違うというか、何というか。
一般的なツンデレ系って、主人公に対して敵愾心を燃やして不当に辛く(厳しく)あたるか、もしくは冷たくされる(相手にされない)か、というのが多いような気がします。誰に対しても心を閉ざしている(対外的な興味が薄い)後者の場合は別にして、前者の場合には、主人公だけが特別というパターンが多く、それ以外のキャラに対しては人当たりが良い(もしくは常識的)というパターンが多いようにも思えますし、そうでない場合は、そもそも回り全部が敵という感じで手に負えないタイプ、になるかもしれません。
しかし貴子の場合、生徒会長という立場上、瑞穂に限らず自他共に規律正しく厳しく、しかし不当ではないし冷たくもない、そんな印象を感じます。まぁ、瑞穂に対してだけはかなり私情に揺れているのは否定できないのですが、それとても自覚的に瑞穂に辛くあたっているというわけでもないと思えます。あくまでも淑女として、学内の規律と風紀を守り、より良い学院生活を維持するための姿勢としての『ツン』に思えるわけです。
で、その姿が凛としてカッコイイので、『ツンデレ』というよりも『凛デレ』というべき感じのキャラに見えると思ったりもするわけです。実際、学院内の貴子の支持者たる生徒たちは、貴子のそんな『温かみのある凛とした部分』に惹かれているのではないかと思うのです。惜しむらくは、可愛い『デレ』の部分を見れるのはごく限られた一部の人物だけ、ということなのですが(ぉ。
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☆☆☆ 2005/02/12(土) ☆☆☆
◇ToHeart2・柚原このみ◇
そう言えばKISAさんは、まだこのみノーマルENDを見ていなかったですよね。出張から帰ったらと言っていた気はするのですが。
実の所、個人的にはこのみノーマルENDを〆のシナリオにするというのは、案外悪くないのではないかと思っていたりもします。
◇アニメなのは・最終話◇
そう言えば、感想まだですか?(爆)>1号・2号
待ちくたびれました……(ぉぃ。
◇処女はお姉さまに恋してる・OHP人気投票◇
なかなか激しい戦いに。現時点ではエルダーである宮小路瑞穂と、生徒会長である厳島貴子の完全一騎打ち状態なわけですが、これは作中のエルダー選出投票のリベンジですねっ!(違。
しかし、当初からの『逃げる貴子』『追い詰める瑞穂』の図式が、一時的にでも崩れて瑞穂が逆転TOPに立った時は、どうなることかと思いましたし、現状でも予断を許しません。どちらにしても、メインヒロインのプライドにかけて、貴子に逃げ切って欲しいものです。
しかしまぁ、いくらお姉さまとは言え、こうした人気投票で主人公(♂)が、メインヒロインと人気の座を争い、あろうことかTOPに立ったりするとは凄いことかと(笑)。まぁ、瑞穂の魅力は単にお姉さまという地位や、見た目が女の子と変わらないといった単純な事ではなく、主人公として非常に好感が持てるキャラである点に尽きるのは間違いありませんし、個人的にも瑞穂のことは好きですので、これはこれで悪い気はしないのですけれど。ただやはり、これだけ魅力的な女性キャラが揃っていて、唯一の男性キャラに人気投票で敗れてしまったのでは、ちょっと切なすぎますね〜。
ちなみに、上位二名を配置した『オリジナル描下ろし壁紙争奪杯キャラクター人気投票』なので、実は瑞穂と貴子という組み合わせならば、どちらが勝っても貴子ファンにとっては、『瑞穂とデレデレ照れ照れする貴子のはにゃ〜んな図』になる可能性が残されるので、実は致命的な問題ではないという話も。
しかしまぁ、瑞穂がエルダーに選出された際の過去最多得票数(得票率にして82%)というのは、いかに在り得ない数字かと思えてきます(爆)。
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☆☆☆ 2005/02/11(金) ☆☆☆
◇ToHeart2・向坂環◇
……書いていたような気がした割には、書き忘れていたのでひとつだけ。書いたのは、IRCでの会話の中だったのかもしれません。ということで、タマ姉こと向坂環関連で少しだけ。
キャラ的にはタマ姉が一番のお気に入りで、事前のキャラ目当てという点で言えばタマ姉がそれに当たりますし、プレイ後もそれは変わっていません。シナリオ的には、主人公である貴明のへたれっぷりがアレ気だったので不満点もありますが、タマ姉の抱えていた想いやタマ姉自身の魅力という点では満足できています。ただその結果、恐らく同じシナリオライターが手掛けたのだろうと推測したこのみシナリオに対する期待は、上記の理由と共通する物がある(貴明がヘタレ)と予想できてしまったので、だいぶ下がってしまいましたけれど。こちらも、このみ自身に関しては問題はないです。
で、そのタマ姉シナリオにおける萌え面での不満点をもうひとつ。それは、タマ姉がゲンジ丸に懐かれて、思わず本気泣き(お子ちゃま泣き)するシーンに専用CGがないことです。これさえあれば御飯三杯は逝けるよ、と思ったヒトは少なからず居るだろうと思います。ぺたんこ座りして、えぐえぐ泣きじゃくるタマ姉の図がないなんて、残念至極。あんなかーいータマ姉のイベント絵がないなんて、世の中間違ってるよ!(ぉぃ
◇処女はお姉さまに恋してる◇
以下、光学迷彩。完全クリアレベルでネタバレ。
卒業式シーン。これをきっちり丁寧に描いている作品は、案外記憶にないです。特に、卒業証書授与や答辞のシーンまでも描いているとなると、他にはどうなんでしょうね。世の中にはあるのかもしれませんが、自分でプレイした範囲では思い出せません。そこに非常に好感が持てました。
答辞と言えば、瑞穂自身はエルダーなわけですから、瑞穂が卒業生代表として壇上に立つのはわかりますが、一方でやはり最後くらいは『本当の恵泉の女子生徒』に壇上に立って欲しいという気持ちがあったので、私の場合には厳島貴子→上岡由佳里の順番でプレイした分だけ、卒業生代表が貴子だったことにとても嬉しいものがありました。単に貴子がお気に入りということ抜きで、です。代表としては、十条紫苑もそれに相応しいとは思いますが、やはり紫苑は本来は昨年度の卒業生に当たるわけで、その点から言ってもこの両シナリオにおいて貴子がその役を担ったことは、シナリオ的な美しさをとても感じさせてくれました。特に、貴子自身のシナリオのみならず、シナリオ上では貴子が名脇役としては、残念ながら一番活躍できなかった由佳里シナリオにおいてその役が回ってきている点にも、なかなかに妙味がありました。個人的には全シナリオを通じて貴子に壇上に立ってもらっても良かったのですが、ただしそれは瑞穂のエルダーとしての立場やキャラの人気を考えると、全部のシナリオでというのは難しいのかもしれません。これに関しては、ひとつのアイデアとして、ToHeartで言うところの雅史END?にあたる一子ENDだけで瑞穂が答辞を読む、というのは、やってみたら面白かったかもしれないと思いました。なお、紫苑シナリオにおいて紫苑が壇上に立ったことは、確かに正解だったと思いますし、私がシナリオを書いたとしてもそうなるとは思いますが、瑞穂と二人でというのは良い意味で予想外でした。
あと個人的に思ったのは、良くありがちな演出ではありますが、卒業式の学歌斉唱のシーンで一旦ENDロールに入ってしまってから、その後を描いても良かったような気もしています。このへんは好みの問題ということで。
ENDロールに関しては、派手さも凝った演出もない、本当にどうということのないものでしたが、その雰囲気というのでしょうか、暖かな淡い色使いとレイアウト、フォントの選び方、楽曲に、細やかな気配りとセンスを感じました。本当に、雰囲気を生み出すことに注力して制作された作品だったなと、最後まで感じることが出来たと思います。ある意味、地味系なのに味がある優れたENDロールの見本かと思いました。
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☆☆☆ 2005/02/09(水) ☆☆☆
◇処女はお姉さまに恋してる・各話タイトル◇
昨日書き忘れたので、ここで。個人的には、Interludeの『薄荷』と、御門まりや・上岡由佳里ルート最終話にあたる『惑いの森 夜明けの光』がお気に入りです。
前者は、そのタイトルセンスが素敵という感じ。簡単な単語を選びながらも、雰囲気がものすごく良く出ていると思いました。後者は、言葉とそのフレーズの響きの心地良さと、物語の最終話としての印象が深く感じられて好きです。
そんなわけで、前者は『イイ』、後者は『スキ』という感じかも。
◇処女はお姉さまに恋してる・厳島貴子◇
以下、光学迷彩。完全クリアレベルでネタバレ。
前にも書きましたが、本当に良いキャラです。自己ルートでのツンデレっぷりも見事すぎて萌え死に確定なのですが、非常に味のある脇役としてキャラが立っている、他のヒロインルートでの貴子もまた素晴らしいです。本作自体は、これだけでは今年の大賞とまではいかないかもしれませんが、キャラに関して言えば、『貴子が今年最高のキャラだった』と後々思える可能性は高いと思います。
これも前の繰り返しになりますが、実際問題、瑞穂の登場によって貴子はエルダーの座を逃していますが、そのことは貴子の学院生活最後の年におけるプラスの要素として強く働いたと思います。貴子自体、普通の年であれば十分に立派なエルダーを勤め上げる逸材であるのは疑う余地もありませんが、結果的に生徒会長+エルダーという二重のプレッシャーに押し潰されることなく有意義で楽しい学院生活を送れたことは、幸運だったと思えます。
あとこの世代に関して言えば、宮小路瑞穂・厳島貴子・十条紫苑と、誰がエルダーでも恥ずかしくない(というか、紫苑は実際、昨年のエルダーである)逸材が揃っていて、まるで北斗の兄弟の伝承者争いのようだ、と思ったのはここだけの話です(ぉ。
話を戻しますけれど、紫苑ルートでの紫苑に対する貴子の粋な振舞い方は格好いいですし、奏ルートでは、一度は激しくぶつかった奏から、『会長さんのようになりたい』と目標にされ慕われてみたり、まりやルートでは、デザイナーとして帰ってきたまりやを瑞穂付きの社長室長として迎えてみたり(しかも英語でまりやと口喧嘩とは)と、自己ルートでの愛すべきデレデレラヴラヴなダメッぷり(※褒め言葉)が想像も付かないほどの魅力を感じさせてくれました。
貴子ルートに関しては、それほどの才媛を妻の座に押し込めて可能性を閉ざすことに対する後ろめたさも少しあったのですが、貴子自身は瑞穂の妻としての座に価値を見出しているようですし、一方でそんな貴子に会社のひとつも任せてみるか、という件は、だから非常に気持ちの良いものでした。
また、貴子自身のルート以外でも(貴子のその後が確認できる範囲では)、見事に厳島を捨ててライバル関係にある鏑木に身を投じているその一貫した姿勢は、とても好感が持てます。
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☆☆☆ 2005/02/08(火) ☆☆☆
◇処女はお姉さまに恋してる◇
コンプリート。予想以上に良い作品でした。
突き抜けた何かがあるという作品ではないのですが、ずっとこの世界に浸っていたいと感じさせる空気が気持ち良い作品です。終わってしまったのが少し寂しいです。
全体を通した質の良さと、まったりとした空気を醸し出しながらも飽きの来ない構成で、気が付くとどっぷりプレイし続けて、自分でも予想外の速さでコンプリートしてしまいました。このへんは、ねこねこあたりと対照的な部分がありますね。一話構成形式で、まったり感の中にもメリハリがあり、かつ終わりの時期が明確(三月で卒業で、一ヶ月単位で進行する)なために、シナリオ毎に終わり(卒業)に至る寂しさを予感しながらも、その時期その時期のイベントを楽しめたのも、大きかったかもしれません。
上記のように、傑出した『是が非でもこれを見るべし』という部分は薄いため、作品としての圧倒的な存在感はないのですが、逆に言えば、『インパクトはあるけれども、一度見たらもういいような演出やシナリオ』ではないので、ふとその空気が懐かしくなってプレイしてしまうような作品といえるのかもしれません。これはその時になってみないとわかりませんけれど。
ということで、いきなりこれを今年の大賞候補に推す……のは物足りない感じもある作品でしたが、これを上回る満足感を与えてくれる作品が現れたら、今年はそれが今年の大賞候補の可能性がある、そんな比較が出来るような作品だったように思えます。
ちなみに関係ないですけれど、各話毎に感想を書こうかなとか思って前回のような書き方をしたのですが、やっぱりヤメ(ぉぃ。まぁ、部分部分で幾つか、今後も触れることはあると思いますけれど。
自分用の各話タイトル覚書。若干のネタばれにはなりますが、作品の雰囲気がどんな感じか気になる方は、タイトル名を眺めて色々想像してみるのも良いかもしれませんね。
◇処女はお姉さまに恋してる・気になる点◇
そう言えば、個人的には不満点が少ない本作にあって気になった点を書いておきます。
誤字脱字は気になるレベルではなかったので、そういう意味でテキストに萎えることはほとんどなかったのですが、テキストが表示枠の1ページ分(3行)に入り切らずにはみ出ているのはどうかと思いました。これは非常に残念なことです。特にたった1文字だけ次のページにはみ出ているというのは、非常に見苦しいものがありました。3行あたりの表示文字数と改行にもう少し気を使うか、いっそ4行構成にしてもさほど問題はなかったように思えます。
また構成上、共通ルートが長いことは否定できません。基本的に好感度蓄積型のシステムで、好感度の上昇がプレーヤーにわかる親切設計なのですが、一部選択肢がどのヒロインと繋がるかわかりにくく、またヒロインAの好感度が上がる選択肢において、同時に登場しつつも好感度には影響しないヒロインBがいる場合、ヒロインBの攻略にはこの選択肢が必要な場合があるなど、丁寧にシナリオを読み解いていけば(&選択肢でのセーブ・ロードを併用すれば)さほど難易度は高くなさそうなシステムにも拘らず、思ったよりも実際の難易度がやや高い印象がありました。かなり縦長の構成なだけに、思わぬ攻略ミスが発生すると、ちょっと切ないものがありました。スキップはそれなりに速い部類には入ると思いますので、再プレイのストレスは低めではありましたが、これに関してはマシンスペックによって変化するかもしれません。雪がちらつくシーンなどでは、私のマシンでもやや重さを感じました。
なおテキストスキップに関しては、既読シーンの判定は中盤までは比較的良く出来てはいたのですが、終盤の二話ほどは、各話タイトルが異なる=テキストそのものは同一でも別シーン扱いになるので、こちらはスキップがききません。ある意味微妙です。
あとは、一話構成システムでメインヒロイン5名なので、各話毎にセーブデータを残そうとすると、(ファイルバックアップをしなければ)セーブ箇所が案外少ない印象がありました。
……などと書き連ねてきましたが、他の同系統のゲームと比較すると、十分なレベルのシステム構成だとは思います。ただ、直前にプレイしたのがToHeart2だったので、若干気になった部分もあるかと思います。また基本的には良く出来ているだけに、重箱の隅をつつくような不満点が出てきた面もありますね。
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☆☆☆ 2005/02/03(木) ☆☆☆
◇処女はお姉さまに恋してる◇
取り敢えず、厳島貴子終了。プレイ開始前は単なるイロモノお莫迦ゲーと思っていたのですが(そしてそれは、ある意味正しいのですが)、予想以上にまともに学園物として作ってある部分も多く、面白くも楽しめました。
キャラ的には、上記の通り、最初にプレイした貴子が素晴らしく素晴らしい。本物のお嬢様ですね。単に家柄がお嬢様というだけではなく、加えて才色兼備で心構えからして淑女であるということです。要するに、家はお嬢様だけどらしくないキャラが多いエロゲ界にあって、貴子は仮に家柄がお嬢様に相応しくなかったとしても、その行動と魂が真のお嬢様だということです。無論、家柄的にも申し分ありませんけれど。
さて、構成上、以下のような記述の仕方が有効と思われますので、そのように。
◇共 通ルート・第一話 『June / 梅雨空は憂い顔と共に』◇
以下、光学迷彩。
貴子の位置付けは、OPデモを見ればわかる通り、主人公である宮小路瑞穂のライバルなわけです。そもそも貴子は現職の生徒会長なわけですし、急な転校生である瑞穂さえ現れなければ今年度のエルダー最有力候補だったわけです。実際他に有力そうな候補者といっても、紫苑さまが除外対象である以上、あとはまりやくらいしか見当たらない感じがしますし、全生徒に対する知名度と貢献度、さらに全生徒の手本という前提からすると(まりやは流石に、お手本と言うには素行微妙だし、運動系部活以外での知名度でも劣りそう)、案外、瑞穂がいなければ(75%は無理だったとしても)結果的には圧勝していた可能性すら考えられます。(瑞穂擁立時のまりやの行動からして、それを阻止するための行動は容易に想像できますが)
で、そんな貴子が瑞穂のライバルという位置付けですから、いきなり現れた瑞穂に貴子が狙っていたエルダーの座を奪われて対立するという図式が真っ先に想像できてしまうわけですが、実際にはそうではなく、あくまでも瑞穂がエルダーに選出される前はエルダー候補同士として、そして瑞穂がエルダーとなった後は生徒会長とエルダーという絶大なカリスマ同士として、互いに周囲に対する大きな影響力を持つ故にこそ対立(協調)することも起こりうるという、非常に真っ当な意味での、私怨を排してのライバル(競い合い励みあう)関係として描かれていることに好感が持てました。
そもそもお話を見ていて感じたのは、貴子は生徒会長である以上は有力なエルダー候補である自覚もあったでしょうし、それに相応しい行動をとってきたのでしょうが、それはエルダーになりたかったと言うわけではなくて、あくまでもそういう可能性を考慮したうえでの慎み深い行動だったのではないかと思えます。要するに、自発的にエルダーの地位を欲していたわけではなくて、しかしながらその可能性があることを自覚した上でそれに相応しい生徒であろうと努力していたという感じに思えるのです。
そもそも悪い意味でお堅く融通の利かない貴子ですから、瑞穂が現れないままエルダーに選ばれていたとしたら、むろんそれに相応しい活躍を見せてくれたでしょうし、エルダーとして恥ずかしくない生徒として名を残しただろうとは思いますが、一方で本作で見せてくれたような、生き生きとした楽しい学園生活を見せてくれたかどうか不安が残ります。それこそ、全生徒の手本たるべく自らを律して、ガチンガチンな学園生活を送ったように思えるのです。そのことは、瑞穂がエルダーに選ばれたときに反対した理由に如実に現れている気がします。そういう意味では、生徒会長というだけでも実際には大きな重圧を背負っていた貴子にとって、結果的には非常に良い結果をもたらすことになったのではないでしょうか。
そんなわけで、よくあるような、主人公と対立し仲違いすることが存在意義のような似非お嬢様ライバルとは、明らかに別次元の本物のお嬢様ライバルであることが、非常に好感の持てるキャラクターです。プライドばかりが肥大した我侭で無能で甘えん坊で世間知らずの、家柄と容姿だけが取り柄のお嬢様も、それはそれで楽しいのですけれど。
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☆☆☆ 2005/02/01(火) ☆☆☆
◇ToHeart2◇
フルコンプ終了。プレイ順序は、タマ姉 → 愛佳 → 由真 → 双子 → このみ → るーこ → 花梨 → 優季、の順番です。
事前の予想に反して、積まずに早い時期にプレイ開始し、かつ素直にフルコンプしたことが、思い掛けず個人的には高評価だったことを意味しているかと思っています。ちなみに前作(ToHeart1)はフルコンプしていなかったりします。
終わってみると、最初がタマ姉で〆が優季というのは、好みの上から言えばベストだったかな、と思えなくもありません。タマ姉はキャラ的には心中一番ですが、一方で〆のシナリオとしては物足りなかったと言わざるを得ません。優季シナリオは短いですが、満足できる内容だったと思いますし、キャラ的にもかなり好感度が高いです。何より、『幼い頃の約束や誓い、共有された想い出』というものに弱い身としては、両シナリオにおけるそれが影響した部分は小さくはありません。どちらにしてもこれにてToHeart2は終了です。(文章そのものは、今後もまだ何か書くことがあるかもしれませんけれど)
◇優季◇
優季シナリオに関しては、以下の部分一箇所にのみ触れておきます。以下光学迷彩。
取り敢えず、以下に当該箇所を引用。
「でも、結局……」
「変えられないってことに気づいたんです」
「私がいること自体が、事故をひきよせてるみたいで……」
「まるで、あらかじめ定められているみたいで……」
「貴明さんは、夜の学校に来るようになってしまうし、事故の日は近づいてくるし……」
違う意味で、キターと言える瞬間。ぶっちゃけ、ToHeart2をプレイしていて初めて『ゲーム』としての部分を感じたという気がしました。そういうのがたまらなく好きな身としては、最期のシナリオで、こういう部分がちらっとでも見られたのが嬉しいというか。
確かに貴明……いや、PLである私は、優季に引き寄せられるようにしてこの場所に辿り着いてしまいました。その収束点が『ここ』。そういう意味で、非常に思いもかけず楽しむことが出来てしまいました。
◇花梨◇
花梨というキャラは嫌いじゃないですし、猫かぶりなんて可愛いとすら思います。声も……やかましくなければ、可愛いです。ただ、こういう振り回され方はやはり、少し辟易する部分も無きにしも非ず。つか、髪型が(以下略)。
個人的には振り回し系キャラは好きな方ではありますが、例えばタマ姉のような『主人公が好きで、自分のことを構って欲しい気持ちの裏返し』としての振り回しはスキなのですが、花梨のような『自分の好奇心を満たす上でのパートナー(同志=巻き添え)』としての振り回しは、やはり少し好みとは違いますし、その振り回し方如何によっては疲労困憊ということになるわけです。もっとも現実にやられた場合、相手が気になる女の子じゃなかったとしたら、前者は最悪の極みなわけですが(ぉぃ。
ただ花梨が悪いキャラではないことはわかりますし、終わってみれば部活が楽しかったという点は、貴明と同意とは言えますから、そのへんのバランスの問題だとは思います。
さて、花梨シナリオで書いておこうと感じたのは、以下の二点です。
(1)花梨がボヤ騒ぎ?を起こした後の月曜日の朝の雄二のこと。
(2)錬金術のこと。
(1)に関しては、本質的に雄二がイイやつなのはわかりますし、貴明が無理やり部活に入部させられて花梨から迷惑を被っていることも知った上でではありますが、そうは言ってもボヤ騒ぎとなると、停学や、下手する退学問題にすら発展しかねないことです。そして土曜のボヤ騒ぎに貴明(=ミステリ研=花梨)は関係していないとするならば、さすがに他の些細なことならともかく、これだけの問題で、「(貴明が関係なくて、かつ付き纏われて迷惑していた)なら、いいじゃねえか。好都合だろ?」という台詞は、ちょっと雄二の口からは聞きたくなかったかな、という思いはありました。
(2)に関しては、内容的にはごく普通のどうということではないのですが、こういうことが此処で出てきたことが、ちょっと良かったというか。化学屋の自分にとっては、非常に身近な命題なのですけれども、こうして取り上げられるとちょっと、くるものはあります。以下に当該箇所を引用。
「結局、フラスコの中に黄金を見つけた奴は一人としていなかったんだけど……」
「その代わり、全く別のものを見つけた連中はたくさんいたんだ」
「科学の礎となり、今の世界を形作るようなすごい大発見をした連中がね」
「きっと、そんな連中は、お目当ての黄金がみつからなくてがっかりしたかも知れないけど……」
「自分の発見の意味に気づいた時には、黄金を見つけたのと同じくらい、どきどきしたり、わくわくしたりしたんだと思うよ」
錬金術とは、素直な意味としては文字通り金を生み出す技術で、卑金属から貴金属を生み出す研究全般を意味します。それの意味することは何かといえば、金には『価値』があるから、価値の低いものから価値の高いものを生み出すことでメリットを得ようということになります。ですからぶっちゃけ、安価なものに極めて高い付加価値を与えることでその価値を跳ね上げることが出来れば、それは形の違った錬金術といえることになります。そして今現在の最先端で活躍するさまざまな技術者が行っている科学研究は、まさにそれに該当します。あるいは今でこそ身近な物となったさまざまな『利便性を生み出す普通の物』が、過去の偉業の上に成立するそれに該当するわけです。狭義の錬金術それ自体は不可能なものだったかもしれませんが、その基本的な思想は、より価値のあり便利なものを生み出し、なおかつ世界や自然界の謎や神秘の一端を解明し、営利目的と知的好奇心の両方を満たすことになるわけです。しかも大抵の場合それは、他の誰もやっていない、傍目には不可能と思えることに挑戦し、それを成し遂げることで満足感・達成感を得ることも含まれます。そう考えた場合、現代の科学(特に化学)技術者はやっぱり錬金術師の末裔であり、かつ現代の魔法使いなんだと思います。そんな風に感じてしまう自分にとって、上記の貴明の台詞は、ごく当たり前のことで何の目新しさも意外性もないことですけれど、こうして言葉にされるとなんだか、胸が熱くなってくるものだったりするのです。でも青色LEDなんかの件は、行きすぎな気もしないでもなく(ぉぃ。
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『以上』
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