引越は仮住まいの時に安いところに頼んで失敗したので、今回は○ート引越センターにお願いする事にしました。
引越予定の約3週間前に営業さんを呼ぶと、まず始めに前回の不満のエプロンサービスの人がいい加減だったこと、今回はエプロンサービスさんに期待している事を伝えました。
作業は、親世帯・子世帯同時実施で、おまかせパックに旧住所の清掃サービスをプラスしたものでした。清掃サービスも軽めの物から水周り重点などいろいろあり、ちょっと重めの水周り重点タイプを選びました。
引越が3/29という、ピーク時なので営業さんが、「人を確保するのがやっとという状況で、この時期だけは品質が維持できない。」と申し訳なさそうにいうので、「開梱のエプロンさんだけはそれなりの人を揃えて欲しい。後は保険が利く分であれば目をつむると。」とこちらも譲歩しました。が!出てきた見積もりは104万円!1世帯あたり、52万円です。思わず考え込んでしまいます。清掃を省けば多少は安くなるが、引越後は新居に力を注ぎたいのが人情!更に、病上がりの母を極力疲れさせたくないので、両親の世帯を我々が手伝わねばならない事を考えると、とても、2軒分の清掃まで我々二人で行うのはMission Impossibleです。ここは、清掃代とエプロンサービスはすべて親世帯に持ってもらうと、緊急避難的に条文を解釈して(いったい何の条文だ?),とりあえず車を押さえたいという営業さんにGOサインを出しました。(うむ、まさに親孝行の典型。もっとアコギに金儲けしていれば全額私が負担出来るなどとは決して考えないように。)
しかし、3桁の出費はかなり痛手です。やっとの思いでそろえた精鋭重装歩兵10人を、爺に寝返らされたくらい痛いです。
引越当日まで頭の隅に、痛いなーという思いがよぎっておりました。
引越は梱包が3/28、搬出搬入が3/29、開梱が3/30となりました。 そして、問題点のひとつである、人見知り女王様のプーチャンは風呂場に避難(監禁?)させる事になりました。
梱包当日は朝9時半頃にそれぞれの世帯にアートさんの作業員が来てくれました。親世帯4人・子世帯3人でした。私は親世帯に応援で行くことになっていたのですが、準備に手間取り、(前日午前3時まで色々な整理をしていたのに全然間に合わなかった。)1時間程経ってから親世帯を訪れると、なんと母親が作業員さん達に混じって箱詰めをしているではないですか。あわてて、父がテレビを見ている寝室に連れていき、取りあえず休んで欲しいと頼みました。実際、主婦はこういうときにはゆっくりは出来ないのでしょうが、とにかく座って、指示だけをするという事で納得してもらいました。梱包作業自体は、テキパキと見ていて気持ち良いくらい動きが良くさすがアートと思いました。
そして、新居に親世帯が新しく買った冷蔵庫の搬入に立ち会ったり、残作業で洗面台を取り付けている大工さんへの指示などを出しながら慌ただしく時間は過ぎて行きました。
親世帯の作業が先に完了したので、自分の世帯に戻るとこちらも殆ど作業が終わっており、自分の書斎に使っていた小部屋は段ボール箱で埋まっておりました。
午後3時半頃に総ての作業が完了したので、今度は買い出しに出かけました。
明日、朝から氏神様のお払いを受ける為にお供物の買い出しです。また、新居は内装などは無臭なのですが、取り付けた収納家具等の匂いがひどく、脱臭剤と湿気取りを大量に買いこむ事にしました。
まずお供物ですが、お米/塩/紅白の餅/海の物(20センチ位の小鯛)/山の物(ほうれん草/エノキタケ/きゅうり/りんご/オレンジ)/清酒を用意しました。地鎮祭の時は仮住まい中という事もあって、神主さんが全て用意して下さいましたが、今回は家主である我々が心を込めて用意してくださいと神主さんからアドバイス頂きました。
次にホームセンターに移動し、脱臭剤9個/湿気取り9個/ゴミ袋50枚入りを2個/微香タイプの芳香剤6個/サンダル4足その他諸々の品を買い、2万円位支払いました。(でも、こんなのはほんの序の口とはこの時は思いませんでした。)そのまま新居に行き、明日の搬入の前に各収納に脱臭剤等をセットしていきました。また、買ってきたなまものはお昼に搬入された冷蔵庫にしまいました。
家にかえりついたのは23時過ぎでしたので、段ボールに囲まれて眠るという滅多に経験できない(特に屋外で段ボールの家で眠るのは絶対経験したくないが)状況にも拘わらず熟睡してしまいました。
殆ど寝た気がしない状況で、翌朝を迎えました。
お払いの始まる9時の一時間前に、私と妻が新居に到着し、大安の日に買っておいた社とお皿などの道具一式をとりあえず神棚にセットし、1階の日本間には、昨日用意したお供物を皿に盛って用意します。お社や道具は浅草橋の仏具屋さんで買い求めました。
30分が過ぎた段階で、妻が親を連れに移動します。
皿に取りあえず盛ったところで並べる順番が良く判らないので、適当に並べて後は神主さんの到着を待ちます。
神主さんと両親がほぼ同じタイミングで到着しました。
神主さんに、神棚をまつることは初めてであると伝えると、優しく色々教えてくれました。
まず、お供物や、神棚に常時備える物についての並べ方は、
1.お米2.塩3.酒4、水 の順序でまつり、社にいれるお札などは、一番手前に天照大御神、次に氏神様を重ね、もしも信仰する神様がある場合はその次に重ね、更によそに行って授かったお札がある場合はその次に重ねるという感じで、常に天照大神が一番手前にあるようにすれば良いという事でした。(一社式)
榊やお米などは毎月1日と15日に取り替え、神棚から下げた物は食べたり、お塩などはお清めとして家の周りにそのまままくと良いそうです。ただ、神主さんいわく、「これは強制する物ではなく、できれば1日と15日にはやって戴きたい」と、少しも押しつけがましい言い方をしないので、とても好感が持てました。
お祓いはまず、神棚に向かって行われ、次に家族全員、各部屋や、収納、屋上そして、階段でも行なってもらいました。
45分程で神事は完了し、私を残して家族はそれぞれの家で搬出の立ち会いです。
私は、お供えを冷蔵庫に戻したり、お塩を家の周りにまいたりして荷物の到着をまちます。
1時間程して、まず親世帯のトラックが到着しましたが、トラックが予想以上に大きく、特にお隣との塀&電信柱が下げられていないので、どうなることかとどきどきしながら見ていると5分くらい掛かって家の前までたどりつきました
トラックにはリーダーの方乗っておりまず挨拶をされました。続いて荷台に載っていた5人くらいの作業員が養生のためのシートやテープなどを持って降りてきて通路などを保護していきます。
養生が完了すると搬入が始まりますが、パンフレットでは新しいソックスに履き替えてから新居に入ると説明されていたのですが、一人も履き替える事無くそのまま新居に上がっていきます。(おいおい話しが違うだろうと思いましたが、これから一杯がんばってもらわなければならないので黙っていました。)
10分くらいすると私の世帯の荷物を積んだトラックが同じルートをバックで入ってきます。2台が続けて止まったので、我が家の前の道は完全に通行止めになってしまいました。これはこの後ずーーーーっとここに住む事になる私にとってはドキドキのハラハラ物です。下手な恨みをかって放火されると怖いので狭そうに通り抜けていく通行人の方一人一人に「ごめんなさい」と謝っていました。
順調に搬入が続きますが、家具については搬入先の指示をする事になり、めまぐるしい忙しさに見舞われてしまいました。
新居で作業している間に妻がお昼の手配(引越しそば)と再び親を迎えに移動します。
親と引越しそばはとりあえずまだ荷物の搬入がされない私の書斎に避難してもらうことにしました。
前の世帯は鍵をアートさんに預けて、家具の配置など細かい指示を女性陣が午後から新居で行います。
午前中の作業が終わると、私は午後一で用意されているNTTの工事の立会いが予定されており、その準備の為に前の家に向かいます
準備とは新居でテストのときに使うために今使っているTAとDSUを回収してくる為ですが、自分の部屋に入って愕然としてしまいました。
なんとTAとDSUが天井まで積んである段ボール箱に埋もれてしまっているのです。
午前中だけで1階から3階まで15往復以上している私にとっては、拷問に近いものがあります、しかも段ボール箱を置く場所は自分の通って来た通路しか空いていません。
30分くらいかかってTA/DSUを回収すると泣きそうになりながら通路に置いた段ボール箱を元に戻して家に帰り着いた時にはヘタヘタになっていました。
書斎でへたばっていると、時間どおりにNTTさんが工事に来てくれました。申し込みのときに受け付けの女の子が荷札で止めておいても良いですよねと冗談をいっていたのでちょっと心配だったのですがちゃんと来てくれました。
工事自体はアナログ回線1本とISDNが2本です。局側の盤を変えてもらう事がISDNで発生したくらいで比較的順調にいきました。(ISDNが出始めた頃は1回線で半日くらい掛かっていたのを経験している私には時代も進歩したなーと感慨無量でした。)
2時間近い昼休みの後アートの作業員さんたちが戻って来ましたが、結局2.5往復それぞれの世帯でトラックが動き、一部の家具については通路が狭く、屋上経由で庭側の窓から搬入する家具も有り、かなりスリリングな引越しでした。2世帯同時の引越しはかなりあわただしく覚悟が必要ですが、各世帯を別々の日に行う事を考えると、一度で済ませたほうがまだましだったなと思いました。
この日は結局9時近くまで作業が行われ、アートさんが帰った後、我々もヘトヘトになっていました。
家具の搬入では、通路や階段の幅が狭く、入居後も色々と不自由しました。90センチといっても、実際の幅は80センチ程度なので、家具を買う時は注意しておく必要があります。
しかも、親世帯の鍵をアートさんが無くしてしまったのです。みんなヘトヘト状態だったのですが、それでも最後の気力を振り絞って探しましたが結局みつからず、ヘトヘトを通り越して、デロデロ状態になってしまいました。昨晩は串揚げなどと上品な晩御飯だったのですが、デロデロ状態の我が家にはパワーの付く焼肉屋行く事が最良に思え、近くの焼肉村という焼肉屋で思う存分食べてから、最後にプーちゃんを迎えにいきました。
それぞれの寝室に布団を敷き、お風呂を沸かし(実は3階のお風呂の点検口のふたが付いていなかったので我々は窓全開の照明を消した状態での入浴になりました。)特に3階の風呂には気泡が出るようになっており、パンパンに張ってしまった、ふくらはぎの回復に少し貢献しました。
3日目はエプロンサービスさん達の出番ですが、取りあえず収納をして終わるのが精一杯でした、これは前の家と新しい家ではどうしても納める形が違ってしまい、結局、我々がこまめに指示を与えないと判断が付かないことが多く、つきっきりで対応する事になりましたが、2日間の疲労はすさまじく、殆どその場しのぎの指示で終わってしまいました。
終わってみて判った事は、エプロンサービスは6割位の手助けにはなりますが、完全な肩代わりは出来ないということです。
この引越で、鍵・DSU・物干し竿・パソコンが紛失・破損してしまいましたが、アートさんと交渉の結果8割り方補償してもらいました。(PCは補償出来ないと言われたが、誠意を示してもらいました。)