コラム&コラム
| 広島県高校入試制度に思う | ぐれ | 2004.05.17 | |
5月11日、 |
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| 問 題 提 起 が あ り ま し た |
14日(金)、県教委は教育委員会議に、平成17年度の「広島県立高等学校入学者選抜の基本方針」を提出しました。 主に以下の箇所が変更になっています。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ イ 調査書 (ア) 学習の記録の評定及び合計評点 a 一般学力検査を実施する5教科については、それぞれ指導要録に従って5段階で評定する。 b 音楽、美術、保健体育及び技術・家庭については、それぞれ指導要録に従って5段階で評定した評点を2倍する。 c 調査書の合計評点は、上記a及びbを合計して195分の130を乗じ、130点満点とする。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 平成17年度県立高等学校入学者選抜の基本方針【県教委のページ】 |
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| つまり、選抜(U)と選抜(V)の調査書は指導要録に基づく絶対評価になるということです。 問題点1 cの「195分の130を乗じ、…」の195は、5教科×5点+4教科×5点×2倍=65点の3年間分と考えられる。今 まで、1年:2年:3年=1:1:3などで、3年生の成績の比重を高め、「3年になってからでも間に合う」という励ます指導をしてきたが、効きにくくなる。 問題点2 絶対評価のカッティングポイントは今年度から統一されるが、昨年度、一昨年度は各学校でバラバラ。学校間格差が大きい。 問題点3 カッティングポイントは統一されても、教科間で難易度の差が大きい。同じ教科でも、テスト以外の提出物、授業態度などの点の甘い辛いは教科担当の間で差が大きい。 問題点4 したがって、高校側は、調査書の点数はほとんど参考にせず、学力検査の点数のみで合否決定するのではないか?そうであれば、校長会の「カッティングポイント統一作戦」に何の意味があったのか? 問題点5 私学の事前相談は今までどおり相対評価でやるのか? |
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| ぐれは長いあいだ、「進路担当」をやっていました。こういう宿題がでると燃えます。f(^_^) ぽりぽり | |||
1.【第一印象】また、広島県教委の【唐突】が始まったな ○現状としては、調査書の総合評定は3年間の総合評定であるという建前になっています。 しかし、昨年度までの『相対評価』においては、第3学年重視、若しくは3年しか見てない事が多いと思います。 これを3年間均等に見るというのは、明らかに事後立法のそしりを免れないと思います。 広島県教委はいつもこうです。。 学区変更も入試制度の改革も入試該当年の8月頃にやっとアウトラインを決め、細かいことは10月以降の実施要領を配布して初めてわかると行った具合です、 今回、相対評価が無くなるという情報は早めに伝わっていましたが、その後については、【どのようになっても対応できるように・・】というひどいものでした。 今回の変更が、今年の中1の高校入試からというのなら、多少のことは許せてしまいます。そろそろいい加減にして欲しいな 2.要するに、【選1】の調査書に一本化されるんだな。 周知の通り、すでに選Tでの入学者の割合は普通科系で20%程度 専門学科で50%程度になっています。細かく計算していませんが結構な割合になると思います。この調査書は1〜3年の絶対評価(5段階)の合計(5点x9科x3年)135点を出すようになっていて、それを27で割って、(3.0)点あればとおるよ・・・とか言う予測はどこの学校でもやっているでしょう。一定実績のある方法なので、抵抗感は少ないと思います。 ここで、各中学校それぞれの基準で行われる絶対評価が、同じ1点として加算される危うさがあります。 現状では、高校は過去の実績を勘案して○○中学校の評点は2割り増し、△△中学校の評点は1割引。。とやっていると公然と囁かれていますが、調査書と学力検査の割合が厳密に定められている選抜Uにおいてそんなことはできないでしょうね。 (調査書の総合成績は開示されますし、、、、) そんな、こんなで、中学校ごとの評点のアンバランスは、きっと無視されちゃうんだと思います。 現状の相対評価でも学校ごとの格差って無視されているはずですから。。。 県中学校長会では「カッティングポイント」を揃えることで対応しようとしていますが、それは一方で、5段階の”4”や”5”が多すぎるという現状分析に基づいています。 この「カッティングポイント統一作戦」はいくつかの面で矛盾をはらんでいます。 ○高校入試にとらわれて、学習成果の評価という面で、せっかくの絶対評価をゆがめてしまっていること。 (この部分は別に論じないといけませんね) ○目的としている、高校入試(調査書)に際しても、決して、中学校間の評点の統一にならないこと(第一論点の別表現になります) ○そもそも、「学習指導要領の示す学習目標」が固定されていないこと。 (習熟度別の中で、発展課題を多く行う集団と基礎の重点を置く集団とどちらにいた方が内申点が有利になるでしょう?? ^^;;;;;) 東京都のHPでは良いことが書いてあります。 平成15年度東京都立高等学校等入学者選抜にかかわる都内公立中学校第3学年第2学期の評定状況の調査(本調査)の結果について(2003/3/27) http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr030327n.htm の中で |4 調査結果の生かし方 | |(1) 各学校においては、安易に評定の分布状況を比較することなく、自校の評価の |方法等について見直しを図るなど、常に評価の改善・充実に努めることが必要である|。 |(2) 絶対評価の評定は、学習集団や指導の在り方などにより様々な分布を示すこと |を踏まえ、各学校においては、評価の在り方について研修を重ね、適正な評価の実 |施に努めることが求められる。 |(3) 絶対評価を定着させていくためには、各学校において評定の分布だけでなく、 |評価の計画をはじめ観点別学習状況の評価等、評価の全容を都民に公開していくこ |とが求められている。 カッティングポイントを機械的に統一することを強制するどっかの校長会とはえらい違いだ。 3.結果的にどうなるのだろう。。。 個人的に言えば、今まで相対評価の欠点を嫌と言うほど見てきました。 相対評価と比べて絶対評価にはいくつかの利点があると思っていました。 相対評価のくびきから解き放たれていくのはちょっと快感です。 しかし、ここで根本的な問題に突き当たります。 高校入試において、中学校での学習成績がどの程度重視されるべきだと思われますか?? 入試一発勝負だと「中学校教育の存在意義に関わる」と県校長会はいいました。 大学入試は現在、ほとんど一発勝負ですが、高校教育はそれで左右されていますか?? 「そんなことをしてると(勉強しないと)高校に行かれないぞ・・・」という脅し文句で中学校教育が成り立っているとしたら、とても寂しいです。 どのような高校入試が望ましいのか、今一度振り返る必要があるのではないでしょうか。 4.そのほか気になること ・先行している埼玉県などでは、高等学校ごとに1・2・3年の成績の重み付けを変えられるようです。 http://www.pref.saitama.jp/A20/BQ00/hyoutei/hyoutei.pdf 1:2:4のような学校も多いことから3年次重視はどこでも同じようですね。 先行県を見ている広島県教委のことだから、このあたりはまねしていそうなものですが。。?? 生徒への指導においても、12年はクラブに燃え、3年からは成績も・・といえる方がいいと思うのですが。 また、12年時はともかくとして、最後まであきらめずに挑戦する姿勢も持たせたいです。 ・選抜1はやっぱり推薦入試なのだろうか??? 推薦入試を受けるには厳しい人物査定を行っている中学校もあります。一方で、公立選Tは希望すれば、出願できる中学校もあるようです。 中学校生活で失敗をしたり、方向性を見失った生徒には選抜1(私学推薦も) 受験することすらできませんし、中学校が生徒をふるいわけている事で、生徒にとって中学校が味方に思えなくなってしまうでしょう、担任としても大変つらい言い渡しを行わなくてはなりません。 選抜Tと表現することで、【多段階選抜】の形式を取ってきたわけですが、そろそろ「人物良好」であることを外して欲しいのです。 前述の埼玉県では推薦入試を前期入試とすることで推薦が必要なくなりました。 http://www.pref.saitama.jp/kyouiku/contents/news_sorce/n04032603.html この点は広島県も見習って欲しいと思います。 ・私学推薦はどうなるのだろう。 昨年、ウチから県外私学を受けた生徒は、校外試験(業者テスト)結果と通知票を持って、高校の体験入学に参加し、そこで本人と高校側で、直接合格の確認を交わしました。(これも埼玉県だった) 相対点だとか絶対点だとか何だとか言われますが、生徒と私立高校が主体的に学校選びをするシステムをつくることが大切なんではないでしょうか。 長い文章になりましたが、思いつくままに書いてみました。 意を尽くさないこともありますし、間違っていることもあるでしょう。 ご意見をいただけたらいいと思います |
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| 詳細が徐々に明らかになっています 県教委のHPで次年度の選抜の基本方針がでていました。 それによると、1〜3年の成績の重み付けは変更できないようです。 また、【選抜T】は相変わらず、【推薦入試】のようです。 あ〜ぁ 勘違いや やばい表現などを若干手直ししました。公表されている資料からだけの考察なので、守秘義務に引っかかることもないと思います。 |
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